eBayに出品する際の送料の設定方法

この送料の設定については、慣れるまではなかなか分かりにくいところだと思います。

ヤフオクならば、商品説明のところに送料を書いておいて(書いてない人もいますが)、落札された段階で確定送料を連絡するという流れだったと思います。
eBayの場合は基本全自動なので、出品する段階で送料まで細かく設定しておく必要があります。

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eBayでの送料設定の概要

eBayはアメリカのサイトです。
なので、アメリカ国内の送料と、アメリカ以外に発送する場合は国外の送料とをそれぞれ設定する必要があります。

Worldwideの発送はしないという設定はできるのですが、アメリカにおいての国内と国外なので、少なくとも日本からの出品者はアメリカには絶対に発送できるようにしておかなければなりません。

あと、eBayの送料は出品ごとに設定するようにはなっていません。
Shipping policyという送料パターンのようなものを作っておいて、それぞれの出品でどのShipping policyを使うかというのを選択して送料を設定します。

日本郵便の料金について

日本郵便のサービスを使って日本から外国に物を送る場合、小形包装物ならば3つの地域に、EMSならば4つの地域に分けて考えます。
それぞれの地域ごとに、料金が決まります。

小形包装物の場合です。
第1地帯がアジアです。
第2地帯が北中米、中近東、オセアニア、ヨーロッパ、ロシアです。
第3地帯が南米、アフリカです。

EMSの場合は、小形包装物の第2地帯が2つに分かれます。
第2-1地帯が、北中米、中近東、オセアニアです。
第2-2地帯が、ヨーロッパ、ロシアです。

これらの3つまたは4つの地域ごとに、そしてサービスごとに送料を設定します。

よくありがちなのが、小形包装物のSAL便、国際eパケット、EMSで送りますよという出品です。
ぼくも最初これを真似していたのですが、そうすると3+3+4=10パターンの送料を設定しなければならなくなります。

ぼくが今主に設定している方法は、国際eパケットかEMSの2種類のサービスです。
そして、国際eパケットをEconomy、EMSをStandardとしています。
国際eパケットの送料は商品代金に含めてしまい送料無料としておいて、EMSで送って欲しければ国際eパケットとの差額だけもらうようにしています。

送料設定の詳細

ここからスクリーンショットを使って説明していきます。

出品ページにCreate shipping policyというリンクがあるので、そこをクリックしてShipping policyを作成します。
以前作ったものが使えるようならば、プルダウンでそれを選んで適用することもできます。

以下、Shipping policyの作成画面です。

Policy nameの設定

shippingpolicy1

Policy nameのところに、自分が分かるような名前を付けます。
ぼくは「1day 800g ePacket 0, 0, 0, 3, EMS 3.5, 5.5, 7.5, ask」とかいう感じで付けています。(数字は適当です)
Policy descriptionは、どうせプルダウンでは見えない部分なので空欄で構いません。

アメリカ国内の送料設定

Domestic shippingの設定です。
shippingpolicy2

国内、つまりアメリカ国内への発送の設定です。
ぼくはとりあえずこの画像のような設定にしています。

Each additionalのところは、商品2個が以上の場合に1個あたり追加する金額です。
例えばCostを5ドル、Each additionalを3ドルに設定した場合、1個の送料は5ドル、2個の送料は8ドル、3個の送料は11ドルとなります。
ここを空欄にすると、2個の場合は1個の送料の2倍、3個の場合は3倍になります。
複数個出品しないならば、特に気にしなくていい部分です。

あと注意するところはHandling timeです。
これは、入金から何日以内に発送しますという日数です。
ぼくは最近は1 business dayにしていますが、入金翌日の23:59までに発送するよという事です。
ちなみにこの時間というのはPST(太平洋標準時)またはPDT(太平洋夏時間)になるので、ちょうど今の夏時間であれば0時が日本での午後4時になります。

あとSame business dayというのは、入金されたその日に発送するという事です。
と言っても23:58に入金されたら23:59までに発送しろというのは無茶なので、そのようにはなっていません。
確か14時がデッドラインで、それ以前の入金だったら当日の23:59までに発送しなければならなくて、それ以降の入金だったら翌日の23:59までに発送すればよかったということだったと思います。
夏時間の場合に日本時間で言うと、午前6時までに入金されたものについてはその日の16時までに発送しなければならず、午前6時を過ぎたならば翌日の16時までに発送すればいいという事ですね。
ただし、TRPになるための条件は1 business day以内の発送でよかったと思うので、それ以上頑張る意味はあまりないような気もします。

国際発送の設定

International shippingの設定です。
shippingpolicy3

地域別に送料を設定したいので、Choose custom locationを選択して、下のチェックボックスから地域を選択してそれぞれのサービスと送料を設定します。

このチェックボックスの中で、N. and S. Americaについては気をつけてください。
これは北米と南米ということらしいのですが、Canada、Mexico、Brazilのチェックボックスがあるのでそれ以外の北米と南米という事で、アメリカ合衆国から発送する場合はこれらの地域をまとめて送料設定するようです。
ところが日本から送れば、北米と南米で料金が変わります。
なので、両方ともFree shippingにするとかで料金を揃える場合以外では、ここにはチェックを入れないようにします。

送料の設定を追加したい場合はOffer additional serviceをクリックすると、入力欄が1つ追加されます。
これで最大5個まで追加できるようになっています。
ぼくは、Economyについてはチェックボックスの地域は全部(N. and S. AmericaはFree shippingで揃う場合のみ)追加して、追加できなかった分については問い合わせてくださいとしています。

それがその下のAdditional ship to locations – buyers contact for costsです。
ぼくはここでWill ship to worldwideを選択しています。
そうしたら、上のチェックボックスにない国の人が買いたいという場合には問い合わせてもらうことができます。

その他

その他の設定項目です。
shippingpolicy4

このShipping rate tablesというのは使いません。
ここで設定するのは、荷物の個数あたりとか重さあたりの料金を設定しておいて、あとは個数なり重さなりで料金を出すというものだったと思います。

ぼくは最初、これで上の5通りよりももっと細かく料金設定できるからいいじゃんと思って設定して使っていたのですが、このテーブルを変更すると全出品の送料が変更されてしまうというものでした。
要はアカウントごとにテーブルを1パターンしか設定できないというもののようです。
なのであまり使えないと思います。

あとはExclude shipping locationsでは、送らない国を設定することができます。
ぼくは特に設定していません。
チェックボックスにない国から問い合わせがあった場合は、日本郵便のサイトで国別情報を確認してから、送れないようだったらごめんなさいすればいいと思います。
どのサービスでも送れないというような国はなかなかないと思いますが。

送料に設定する料金について

これについても書いておかなければなりません。

例えば、EMSで500gの荷物をアメリカに送るのが1,500円だから、今の為替レートの120で割って12.5ドル・・・と設定すると、損します。
というのも、この送料にもeBayとPayPalそれぞれの手数料がかかるからです。
1,500円の15%引きは1,275円なので、送料としてもらえる分が実際にかかる金額より200円以上も安くなってしまいます。

両方合わせて手数料で15%引かれると考えると、逆算して17~8%増しの料金を設定する必要があります。
1,500円の18%増しだと1,770円なので、これを120で割って14.75ドルとするのがいいと思います。

あとeBayでは、確か特定のカテゴリでは送料の上限があったと思いますが、梱包などにかかる手数料も送料に含めていい事になっているので、ある程度高めの送料を設定することもできます。
ただあまりに高くし過ぎると、バイヤーから不満を買ってDSRの送料のところで低評価を付けられる恐れがあります。
なので、あまり高すぎない適切な送料を設定しておくのが一番いいでしょう。

こんな感じでPolicyを作ってから、それを出品に適用します。
一度作れば、あとは同じような重さの商品を出品する場合には同じPolicyを適用することができます。

このPolicyというものがぼくはしばらく分からなかったので、送料の設定も訳が分かりませんでした。
よくeBayの解説サイトでこれらの設定方法が説明されていたりするのですが、Policyという説明が出てこないので出品ごとの設定かと思ってしまいがちです。

重さであったり、商品のサイズによっては小形包装物が使えなかったり、あとはアメリカのみの発送にしたいとか、送料設定をいくつかのパターンにできると思うので、それぞれでPolicyを作ればあとはそれを適用するだけです。
一度作ってしまえば、後は楽に出品できるようになると思います。
ぼくはまだ出品のたびに微妙にちょこちょこといじっているのでPolicyが固まってはいませんが、決まれば数パターンの中から選ぶだけになると思います。

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