無在庫販売における仕入先確認のツールを作りました

この前の記事で、無在庫販売での仕入先管理について書きました。
その日の夜に、実際にどうやったらツールを作ることができるのだろうかとネットで調べていたら、意外と簡単にできるんじゃね?と思って、次の日に1日かけて考えてみました。

あまり細かいことは書きませんが、簡単に説明してみようと思います。

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ツールの目的など

無在庫出品での主な仕入先はAmazon.co.jpになります。
なので出品している商品が、ここで在庫切れや値上げなどされていないかというのを常にチェックする必要があります。

出品数が少ないうちは、一つ一つAmazonの販売ページを開いて確認するのでもいいと思います。
ただ出品数が30~40ぐらいになって、すでにチェックの作業が面倒になってきます。

面倒になるとどうなるかと言うと、例えばチェックが2~3日置きになります。
この間に価格や在庫が変わってしまうと、もしそれが売れた場合にエライコッチャです。

このチェックを楽に行おうというのがツールの目的です。

ネットを探すと、有料のツールがいくらでも出てきます。
また無料のものも探せばあります。
僕は無料のものをいくつか試してみましたが、どれも自分の欲しい機能とは少し違って今一つでした。

そこで自作を思いつきました。
作るのはそれなりに大変なんだろうなあと思って調べてみると、そうでもなさそうだと思ったので、1日だけと時間を決めて昨日ツール作成を行いました。
その結果、なんとなくですが形になりました。

Amazonの価格を取得する方法

あまり詳しくは調べていませんが、以下の2通りの方法がありそうです。

1.Amazon APIを使用する

正式にはProduct Advertising APIというようで、その名の通りAmazonの商品を紹介するためにデータを取得できるようにするAPIみたいです。

Amazonのデータベースに直接アクセスするなんて許してくれるわけないと思いますが、このAPIを介してだったらデータベースのデータを取得していいですよというものだと思います。
このAPIを使って、いろいろ情報を引っ張ってくるというのが1つの方法です。

ただ、APIの呼び出しごとに課金されるようです。
と言っても何万回の呼び出しでいくらとかいうレベルだったと思うので、個人が使用しても微々たるものだとは思います。

課金がある以上、アカウントを登録したり何だりといろいろ面倒そうです。

2.HTMLを解析する

そこで目をつけたのがこの方法です。
ブラウザでAmazonの販売サイトを表示させるのは当然のことながら無料なので、それを表示させて価格などデータを引っ張ってくるというやり方です。

有料ツールの中にも、この方式でデータを抽出しているものがあるようでした。

ただ、APIを使って価格などのデータのみを引っ張ってくるのに対して、こちらはページのHTMLを丸ごと引っ張ってくるので、トラフィックが膨大になります。
あまり大量にアクセスをかけてAmazonから怒られないかというのが、少し心配しているところです。
でもAmazonともなれば一体どれだけのPVがあるのか知りませんが、一人が何百回かアクセスを行った程度ではびくともしないのかもしれません。

あとHTMLの中から自分なりの方法で価格を検索して抽出しているので、もしAmazonがページの仕様を変更したら、ほぼ間違いなくツールの修正を余儀なくされます。

という事でできたものがこちらです

とりあえず画像だけお見せします。
tool

僕が実際に販売している商品が一覧になっているので、そこはぼかしています。
まあeBayで検索して他の人が多く売っているようなものを僕も売っているので、特に隠した情報に価値はないと思います。

ボタンをクリックすると、ASINコードから情報を引っ張ってきてセルにセットします。
後はそこから、Amazonの最安値と自分がeBayで付けている価格からの差額を表示するようにしています。
この差額は普通にExcelの計算式で行っています。

実際の開発はLibreOffice Calcで行ったので、ネット上に出ているプログラミングに関する情報が少なくて苦労しました。
行き当たりばったりのコーディングなので、ソースはかなり汚いです。
なので恥ずかしくて見せたくないです(笑)。

まあとにかくこれで、1クリックで仕入先を一通り確認できるようにはなりました。
まだいくつか問題を抱えているのですが、とりあえずチェック作業の負担が大幅に削減されるのは間違いありません。

あとはAmazonに怒られない程度の頻度でチェックをしていくと、無在庫販売における仕入先変動のリスクをかなり抑えられる事になります。

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