エクセル簿記用の仕訳自動生成マクロが完成しました

昨日の記事の続きです。
いくつか問題が発生しながらも、とりあえずの形にはなりました。

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出てきた問題点

昨日挙げた帳票は以下の通りです。

1.現金管理(101:現金)
2.普通預金管理(104:その他預金)
3.PayPal管理(117:外貨預金)
4.Amazonギフト券管理(118:商品券)
5.切手管理(119:貯蔵品)
6.カード管理(154:未払金)
7.事業主貸借管理(124:事業主貸、172:事業主借)

例えば、PayPalの資金を普通預金に移動した場合を考えてみます。

普通預金管理のシートでは、PayPalからいくら入金されたかというのを管理しています。
一方でPayPal管理のシートでは、PayPalからいくら出金したかというのと、その時発生する為替差損益を管理しています。

上の順番で処理していったとして、PayPal管理から仕訳を自動生成する際に相手勘定が「104:その他預金」になっているものを除外すると、為替差損益分の仕訳まで除外してしまうことになります。
ここは上手くプログラムを作って、出金分の仕訳のみ除外して為替差損益の仕訳は生成するみたいな作りにすれば問題解決なのですが、はっきり言って面倒です。

というわけでPayPal管理の仕訳生成を先にやって、普通預金管理の仕訳生成をする時には相手勘定が「117:外貨預金」のものを除外するようにすることで対処しました。
その他にも処理の順番を考えて以下のようにしました。

1.PayPal管理(117:外貨預金)
2.現金管理(101:現金)
3.普通預金管理(104:その他預金)
4.Amazonギフト券管理(118:商品券)
5.切手管理(119:貯蔵品)
6.カード管理(154:未払金)
7.事業主貸借管理(124:事業主貸、172:事業主借)

それ以外にも何か問題は出てきそうです。
それが発覚した場合にはプログラムの修正を行うか、もしくはそれについてのみ仕訳を手で作るかで対処しようと思います。

というわけで完成です

かなり綱渡り的な仕様になっていますが、とりあえず完成という事にします。

試しに今年の1月分について、仕訳を生成してからエクセル簿記で青色申告決算書を完成させるまでをやってみました。
今まではこの作業で大体半日ぐらいかかっていた気がしますが、今回かかった時間は5分弱ぐらいでした。
7つのシートでそれぞれボタンをクリックして仕訳を出すのはほとんど時間がかからず、作業時間のほとんどはそれをエクセル簿記に貼り付けるのにかかった時間です。
エクセル簿記の仕訳帳は入力列の間にロックがかかった列があるので、一気に貼り付けできないのが面倒なところです。
まあそれでも5分程度でできたので十分満足です。

1ヶ月分が5分だから1年分だとその12倍かかるかというと、そうではありません。
1年分まとめて出すとしても、恐らくほとんど同じ時間でできます。
ちなみに手作業だと、作業にかかる時間は12倍になっていたところです。

ただどこかにミスがあるかもしれないので、場所を特定しやすくするためにも僕は1ヶ月ごとにまとめようと思います。
1ヶ月ごとに青色申告決算書を作って、貸借対照表に出てくる期末の数字と各残高を突き合わせれば、間違いにも気付けると思います。

配布について

あまりにも個人的な仕様になってしまったので、恐らく他人には使いものにならないだろうということで、基本的に配布は行わないことにします。
特にすでにeBayでの販売を行っている方にとっては自分なりの会計処理方法があるだろうから、僕のツールは合わないと思います。

どうしても興味があるという場合にはお渡しすることを検討しないこともないですが、このツールにそこまでの価値があるかどうかも分かりません。
ただ、僕自身にとってはかなりの助けになることは間違いないです。

今回、現金管理、クレジットカード管理、事業主貸借管理それぞれのシートを追加したので、これらの管理が面倒だと思えばまた方法を考えます。
ただ自分の現状を考えると、これらのお金の出し入れはそんなに件数が多くならないので、恐らく手間にはならないだろうと思っています。

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