最初はサービスがいろいろとあってよく分からなかったのですが、使っていくうちに少しずつ分かってきたと思うので、eBayで販売する際に知っておけばいいであろうものについて今のところの知識で簡単にまとめてみます。
発送方法について
まず始めにですが、いろいろなサービスがあって、その中でどの発送方法を選ぶかというのができるようになっています。
例えばeBayでよく使われるSAL便ですが、SAL便というサービスがあるわけではありません。
あれは小形包装物であったり国際小包であったりのサービスがあって、その発送方法をSAL便にするという感じです。
それでは並べて書いてみます。
1.航空便
名前の通り、飛行機で配送する方法です。
かかる日数は短いですが、料金は高めです。
2.船便
船で配送する方法です。
料金は安いですが、日数はかなりかかります。
数ヶ月かかると聞いたこともあります。
よっぽど重たい荷物以外では、使うことはほぼないだろうと思います。
3.SAL便
SALとはSurface Air Liftedの略だそうで、航空便と船便の中間の発送方法になります。
どういうものかというと、発送国と受け取り国それぞれの国内では船便の扱いで、国と国の間は航空便の扱いになります。
出国時に船便扱いから航空便扱いに切り替えて、入国時に航空便扱いから船便扱いに切り替えるということをやるのでそれに時間がかかったり、あとは飛行機の空きスペースに荷物を積み込むので空き待ちに時間がかかったりだと思いますが、それなりに時間がかかります。
しかしその分、航空便よりも安くなります。
ぼくは今のところこれを一番良く使っていますが、今までの実績では発送から2週間強ぐらいでアメリカの届け先に届いています。
オプションについて
先にこれについても説明します。
1.書留
以下に書いているサービスの中で、小形包装物は荷物の追跡ができません。
これに書留をつけると、追跡と6,000円までの補償が付きます。
eBayでは、相手が商品を受け取ったのに受け取っていないと主張された場合に、届いている事を証明する手段がなければ問答無用で返金させられます。
そうでなくても、配送中に荷物を破損したという場合にもセラーの責任になってしまいます。
出品の際に「デフォルトで追跡を付けます」と宣言しておくだけで、ある程度は詐欺バイヤー避けになると思います。
「追加料金を払えば追跡を付けます」と言って出品している人もいますが、バイヤーが追跡はいらないと言った上で詐欺られた場合はほぼセラーの負けになります。
おまけに悪い評価をもらうなどしてアカウントに傷が付けば、その損害は計り知れません。
書留の料金は410円でビギナーにとっては結構痛い出費になるのですが、自分の身を守るためにもこれは付けておくべきだと思います。
2.保険付
このオプションは、以下に説明するサービスの中では国際小包限定になります。
配送中に商品を破損や紛失した場合に、商品代金が返ってくるというものです。
サービスについて
発送方法とオプションを押さえたところで、次にサービスの話です。
1.EMS
恐らく日本郵便イチオシのサービスで、どの発送方法よりも速く届けることができます。
何度か使った事がありますが、その時の実績は発送からアメリカの届け先まで4日ぐらいで届いています。
このサービスには、発送方法の選択というのはありません。
追跡サービスと、追加料金無しで2万円までは補償が付いています。
最速で届けたい、もしくは高額な商品を届けるという場合には、これを使うのがいいでしょう。
その代わり料金は一番高いです。
2.小形包装物
サイズが3辺合計で90cmまでの荷物を送ることができます。
このサービスで発送できる荷物の重量が、一般のものだと2kgまでで、印刷物は5kgまでになります。
ぼくはeBayでは、これのSAL便を一番よく使っています。
発送方法は以下の中から選びます。
・航空便(「4.国際eパケット」も参考にしてください)
・SAL便
・船便
デフォルトでは追跡と補償がついていません。
上でも説明した通り、これを使う場合は書留を付けることをおすすめします。
3.国際小包
小形包装物のサイズ制限や重量制限に収まりきれなかったものは、このサービスで送るといいです。
小形包装物よりも料金は高くなります。
ぼくは使ったことがないので分かりませんが、デフォルトでは追跡のみ付いているようです。
商品の補償を付ける場合には保証付のオプションを付けます。
発送方法は以下の中から選びます。
・航空便
・SAL便
・船便
ただし発送方法や重量によってはEMSとあまり価格差がなくなってくるので、その場合はどちらを選ぶか考えたほうがいいと思います。
4.国際eパケット
サービスの中身は小形包装物の航空便に書留をつけたものと同じなのですが、宛名ラベルを家で印刷するかわりに料金を少し安くしてくれるというサービスです。
小形包装物の航空便にするけど書留は付けないという場合以外は、これにするのがいいでしょう。
APAC Shipping Toolでも小形包装物の発送方法で航空便は選択できないようになっていて、別サービスの国際eパケットを選択させるようになっています。
今回は日本郵便のサービスについて書いてみましたが、その他にも国際的にはDHLであったりFedExであったり、あとは国内の業者でもヤマト運輸や佐川急便なども海外への発送を行っています。
ぼくはまだこれらのサービスを使って発送したことがありませんが、そういうのも選択肢の1つとして頭に入れておくといいでしょう。
(ヤマト運輸とDHLについては、外国からの荷物を受け取ったことはあります。)
まあ恐らくですが、小規模に発送するのであれば日本郵便が一番安いと思います。