情報商材がウソかどうかの見分け方

「在宅で稼げる」「稼げなかったら返金」情報商材トラブルに注意

千葉県の40歳代女性会社員は、SNS経由で「1日1通のメール送信で月50万円もうかる」と勧められた。

こんなのに引っかかる頭の緩い方がこの世にいるのかと一瞬思いはしたものの、昔の僕もこれと似たようなものに引っかかった経験がある馬鹿でした。

ウソかどうか見分ける方法でよく言われているのが、「”絶対に”儲かると謳っているものはウソ」とかでしょうか。投資に絶対はないので、このような言葉を使っている時点で相手に誠意はないと考えるべきでしょう。

今回は、そういうよく言われているものではなくて、僕なりの見分け方を紹介します。

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詐欺かどうかを判断するのに必要な力

いきなり答えを言ってしまうと、それはズバリ想像力です。

上で引用した例を使って考えてみましょう。

仮に月50万円儲かるのであれば、その自分が行った行為に対して少なくとも50万円以上のお金を払うお客さんが存在するはずです。50万円払う人が1人なのか、1万円払う人が50人なのか、1000円払う人が500人なのか、どれかは分かりませんが。

ということで想像してみましょう。お客さんの立場になって考えてみるのもいいかもしれません。

誰か知らない人から1日1通のメールを受け取って、それに対してお金を払おうと思うかどうか?例えばホリエモンのメルマガとかであれば、お金を払ってでも読みたいという人が実際に存在します。しかしどこの馬の骨とも分からない人間が書いた特に大した内容もないメールに対してお金を払うかどうか?もしあなたが払いたいと思うのであれば、無名の自分が1日1通のメールを送信するだけで月50万円儲かる可能性もあるという判断を下していいでしょう。

少なくとも僕は、誰が書いたかも分からないような大して面白くもないメールに対して1円たりともお金を払う気にはならないので、これは詐欺であると判断します。

ちなみに話は変わりますが、このニュースにある

「在宅で稼げる」

だけだと詐欺であるという判断には至りません。なぜならば僕自身が実際に在宅で月収で数十万円のオーダーで稼げた実績があるので。

ちなみにこれは僕の判断であって、この僕の言葉自体がウソかもしれないので、最終的にはご自身で判断してもらう事が必要です。根拠が「僕が言っているから」だと今後そのようなものに騙される可能性大です。信用していただけるのは僕にとってはありがたいことなのですが。

なので、まだ実際に稼いだことのない人が判断するにはやっぱり想像力を働かせる事が必要です。

僕の場合は、ボロボロの古道具などを10万円分ぐらいネットで仕入れてから自宅できれいにした後、ざっくり50人ぐらいに合計60万円分ぐらいまたネットを使って販売して、原価だの手数料だのを引いた残りが2~30万円ぐらいになりました。どうでしょう?僕がやったことに対してそれだけのお金を払ってくれるお客さんが存在するというのが想像できたでしょうか?

想像力を鍛えるには読書がいい

読書と言っても、ビジネス書とか実用書とかいうものではないです。小説と言われるような、ストーリーがあって登場人物があってというようなものです。

これで、簡単なところだと描かれている場面を想像したり、人物の気持ちや考えなどを想像したり。そしてちょっと複雑になってくると、「Bさんがこう考えているだろう」とAさんは考えているかとか、「「自分(Bさん)がこう考えているだろう」とAさんは考えているだろう」とBさんは考えているとか。こういう場面を想像したり登場人物それぞれの考えを想像したりしながら読み進めていくのはとても面白いです。

例えばこんなのとか。

山崎豊子さんの本はどれも面白いです。

最近思ったというか気づいたのは、こういった本を読めるほどの読解力を持つ日本人は意外と多くないのではないかという事です。こういう人が多くいるからこそ、上のニュースに挙げられているような商材にざまされてしまう人が後を絶たないんだろうと。

かく言う僕も高校生までは本が全然読めず、もしそのまま大人になっていたらパッパラパーになっていたところでした。幸運にも僕の場合は大学生になったとき、読書の楽しさを教えてくれた友人ができ、そこから本をよく読むようになりました。

読書はいいものですよ。スマホ見るよりも紙の本を見ている方が睡眠の質も向上するしメンタルも安定するし。ぜひ読書を習慣にすることをおすすめします。

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