瞬間英作文のやり方紹介

風邪はほとんどよくなったのですが、咳だけがまだ続いています。

先日帰省した際に母から聞いたのですが、僕の祖母も風邪を引いた後に咳だけが2ヶ月ぐらい続いていたそうです。

乾燥した空気がよくないようなので、濡れたタオルを部屋にぶら下げるというのをやってみましたが、湿度計によるとあまり効果はないようです。

ということで、安物でいいので加湿器を買おうかと考えているところです。

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瞬間英作文とは

瞬間英作文というのは、森沢洋介さんの英語上達完全マップで紹介されている学習法のうちの1つです。

問題は和文英訳に近いのですが、やり方が違います。
そこに気づいていないと、いくら英訳を鍛えても実践では役に立たないという評価になってしまいます。
そして実際にそのようなレビューをしている人も少なくないです。

例えば、

半導体などの電子部品に組み込まれた「悪意の回路(ハードウエア・トロイ)」を検知するため、政府と早稲田大学が人工知能(AI)を使った検知技術の開発に着手することが5日、分かった。

という文章(Yahoo!ニュースの『「悪意の半導体」AI検知 製造時に情報漏洩回路埋め込み』からの引用です)を英語にしようとしても、悪意は英語で何て言うの?回路は?検知は?政府は?・・・と、単語が分からないことでブレーキが掛かってしまって、英作文どころではなくなります。

であれば、誰でも知っているような単語だけを使った簡単な文章から始めようというものが、こちらの瞬間英作文の方法になります。

例えば、

・私は車を2台持っています。
・私は2時間この本を読んでいます。
・その星は日本で見られますか?

ぐらいのレベルの文章をを大量にひたすら、考える前に口に出るぐらいのスピードを目指して英作文します。

実際のトレーニング方法

森沢洋介さんご本人が、このトレーニングのための本を出しています。

僕はこの2冊をやり直しているところで、青の方は一通り終えたので今は下の緑の方を使っています。

本の構成はこんな感じで、左側に日本語の文章、右側にそれらを英語の文章にしたものが載っています。

まずは右側を隠して、左の日本語の文章だけを見ます。
そしてできるだけ早く英作文をします。

このときに、和文英訳にならないように注意します。

日本文

英文

ではなくて、

日本文

イメージ

英文

です。

日本語の文章を見て、パッと頭に思い浮かんたイメージを英語で表現するというという感じです。
なので、日本語の文章は本当に英作文のためのきっかけに過ぎません。

イメージを英語で表現するのにかかる時間を瞬間レベルまで短くしようというのが、この学習法の目的です。

なので僕の場合は、日本語の文章を見てから間違ったイメージが浮かんだとしても、そこは問題にはしていません。

「彼女が彼に英語を教えますか?」

という日本語をパッと見てから、男性が女性に対して英語を教えているようなイメージが思い浮かんで、

Does he teach her English?

という英作文をしたとしても、そこはあまり問題とはしていません。
それよりも、頭に浮かんだイメージから英語がスパーンと口に出せたならば、それでOKとしています。

本の誤りについて

あとこの本の中には、時々日本文と英文がちょっとずれているものもあります。

ありがちなのが、物を指す場合に日本文では「あの~」と言っているのに、英文の方がthatではなくて「the ~」となっているとかです。

話し手のみが認識している物でその物が遠くに見える場合に、聞き手に対して「あれだよ~」と指して言う場合にはthat ~という言い方をします。
そして、その場から見える見えないに関わらず、すでにお互いの共通認識となっている場合には「the ~」という言い方をします。
・・・というのが僕の解釈です。

このようなミスを挙げて、この本に対して低評価を付けているものがありましたが、ここは判断が分かれるところです。

僕は多少のミスはご愛嬌ぐらいにしか思っていませんが、中学英語も覚束ないような人であればミスも気付かずにそのまま覚えてしまうかもしれないので、そういう場合はよくないのかもしれません。

ただ自分でミスだと気付けるのであれば、そこはあまり問題にしなくてもいいです。
なぜならば、このトレーニングにおいて正しいか間違っているかは二の次で、重視すべきは英文が瞬間的に出てくるかという部分なので。

英作文における指示

あと、英作文の指示が入っていることがあります。
上の写真だと、1で(形式主語itを使用)とあります。

この説明を見るに、

It is difficult to beat him in chess.
To beat him in chess is difficult.

という感じで、複数パターンの英作文ができます。
これは従っても従わなくてもどちらでも構わないと思いますが、僕は従うようにしています。

形式主語の英作文が得意な人はそればかりの英作文をしてしまい、逆に不定詞または動名詞を主語にする英作文が得意な人はそればかりの英作文をしてしまうかもしれません。
この指示に従っていれば、いろいろある表現に満遍なく慣れることができて、表現力の幅が拡がると考えています。

自分の誤り

あと余談ですが、チェスで負かすというのが、僕のイメージだと盤面上での戦いという感じなので、

beat him on chess

と言ってしまいます。
これはこの本によると僕の方が間違っているという事になりますが、実際はどうなんでしょうね。

あ、onを使うのであれば

beat him on chess board

となりそうですね。

まあinとonのどっちが正解なのかはやっぱり重要ではなくて、瞬間的に英文が出てくるかどうかの部分が重要と考えています。

前置詞の誤りについては、聞き手にとって違和感がある程度でしょう。
外国人から日本語で「私は花に育てています。」と言われても???とはならずに、相手が何を言いたいのか大体は理解できるでしょう。
これと同じようなもので、前置詞の誤りが元で誤解が生じるということはあまりなさそうです。
なので、後は大量のインプットの中で徐々に修正していけばいいところではないかと思います。

英語学習法の議論はナンセンス

よく、英語学習法で議論になることが少なくないです。
実際にAmazonのレビューなんかでも、この学習法はいいとかダメだとかいうのがゴマンと出てきます。
そして2ちゃんねるでも、この不毛な議論が延々と続いているようです(僕は見ていないのであまり分かりませんが)。

結論から言えば、唯一絶対の英語学習法なんてものは存在せず、最適な学習法というのは人それぞれ違うので、自分が正しいとか間違っているとか考えている学習法が他人にもそのまま当てはまるとは限りません。
これは英語学習に限らず、全ての物事においてです。

ここで自分の学習法を紹介しましたが、僕からそれを他人に押し付けるつもりは更々ありません。
この方法は自分には合わないとか、自分はこうやっているという意見は大いに結構です。

ただし、教えを請うておいてから、その人のやり方ではなく自分のやり方を信じるというのは、これまた無駄です。
この人に教えてもらうと一度決めたならば、反社会的な内容の指示でもない限りは100%その人の言うことに従う方が結果につながりやすいです。

議論は不毛ですが、お互いの違いを認めながら学習法について話をするのはとても楽しいですよ。
私はこうやっている、あなたはこうやっている、お互いに頑張りましょうとなって、とても有意義です。
そういう話の中で、相手の学習法について参考になると思うものがあれば、それを自分で取り入れることもできます。

自分がどのような行動を取るかを決める事ができるのは、自分だけです。

英語学習とは話が逸れますが、僕が月1回参加しているYBCもそんな感じのグループです。
ビジネスの方法をお互いに出して勉強しながらも、それを他人に押し付けるような事は一切ありません。
なので、バリバリ稼いでいるような人からちびちびと商売しているような人まで、いろいろな人がこのグループに参加しています。
そしてそれが、このグループの居心地の良さにつながっているのかもしれません。

ところでYBC主催者の一人である鈴木絢市郎さんが、今度eBay輸出のセミナーを行います。
興味があるならば、ぜひ話を聞きに行ってみてください。

https://peraichi.com/landing_pages/view/sj20170624

日時:6月24日(土)13:30~16:30
場所:東京 神田駅近く
参加費:6,800円 → 5,000円(現在早割実施中)

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