昨日の記事で一通りは説明できていると思いますので、今日は補足です。
国・地域別情報の見方
ちょっと前にこれを確認した時に、そう言えば最初の頃はどこを見ればいいのか分からなかったと思ったのが、この記事を書こうと思ったきっかけです。
という事で本題です。
これの見方について説明します。
とは言っても、基本的にはこの国別情報を確認することはあまりありません。
例えばSAL便で発送可能かを確認する時とか、特殊なものを販売しようと思った際にそれを出していいのかというのを確認する程度です。
今回説明するのは、特に前者のSAL便についてです。
という事で例を挙げて説明します。
実際の国・地域別情報の表示の例
1.ドイツ
まず例としてドイツを見てみます。
見るべきところは、一番上の通常郵便物のところです。
まず、「2.SAL便取扱」が「○」になっているので、ドイツはSAL便を受け付けてくれるということです。
下の方の「小型包装物」が我々がよく使うところですので、ここは軽く見ておく程度でいいと思います。
国によってサイズの規定等に違いがあるのかもしれませんが、全般的な規定として「3辺合計90cmまで」「1辺最大60cmまで」「2kgまで」というところだけを覚えておけばいいと思います。
僕も、それぞれの国がどういうルールかというのは一々確認もしていません。
その下の方に、書留や追跡をつけられるのかというのが書いてあります。
「5.特殊取扱」の「書留の取り扱いの有無」で、「その他包有」のところを見ます。
ドイツの場合は「航空便に限る。」と書かれているので、SAL便での書留は取り扱わないという事です。
国際eパケットは航空便扱いになるので、これについては書留も受け付けてくれるという事です。
「8.追跡の可否」は、トラッキング情報を出してくれるかどうかです。
航空便が「試験通信」となっていますが、「☓」じゃなければ出してくれると思っておけばいいと思います。
2.アメリカ
アメリカはSAL便書留も受け付けてくれます。
そういう国ではどう表示されるのかというのをお見せします。
「書留の取り扱いの有無」の該当箇所が「航空便及びSAL便に限る。」と書かれています。
国際eパケットもSAL便も、書留を付けられるという事ですね。
あと「8.追跡の可否」についても、航空便とSAL便両方が「試験通信」となっているので、トラッキング情報も出してくれるということです。
3.オーストラリア
オーストラリアは、SAL便は受け付けてくれるけど書留は付けられず、また航空便には書留を付けられるけどトラッキング情報は出してくれないという国です。
そういう国についてはどう書かれているかを見てみます。
まず「書留の取り扱いの有無」の該当箇所が「航空便に限る。」となっているので、SAL便には書留を付けられないという事です。
「8.追跡の可否」は、航空便とSAL便両方が「☓」となっています。
なので、国際eパケットに書留を付けることはできますが、それでもトラッキング情報は出してくれません。
じゃあ書留にして追跡を付ける意味はないかというとそんな事はなく、郵便事故になった際の調査に使われます。
4.キューバ
最後に、eBayで購入されることはほぼないであろう国を挙げてみます。
キューバは世界でもトップクラスでインターネット環境が悪いらしいので、国民がネットを使っているという事はほとんどないと考えられます。
そもそも、つい最近までアメリカとは仲が悪かったので、eBay.comに接続できるのかどうかも分かりません。
じゃあなぜこの国を挙げたかというと、SAL便の取り扱いがない例を探していて見つけました。
「2.SAL便取扱」が「☓」になっています。
ただ、そんなキューバでも航空便は受け付けてくれています。
なので、SAL便で発送するとしていた商品が万が一(というか億が一ぐらいだと思いますが)キューバの人に購入されたならば、その時は若干の送料上乗せ分をこちらが負担して国際eパケットで発送する事で対処できます。
実際の出品方法
僕は今ではSAL便を取り扱っていませんが、かつては取り扱っていました。
例えばドイツについては、Economy shippingでドイツを外しても、Europeにチェックを入れていたら結局はドイツもEconomyを選択できることになってしまいます。
そうなったら、ドイツはSAL便除外だといくら説明文に書いておいたところで、何の意味もありません。
もしSAL便を取り扱うならば、Economy shippingではEuropeのチェックを外しておいて、購入毎にInvoiceを送付する形にすれば完璧に対処できると思います。
ただ少し面倒にはなります。
あとは、こちらがリスクを負って書留なしのSAL便で発送するとかになると思います。
皆さんがどのようになさっているのか分かりませんが、僕はもうSAL便の取扱をやめてしまいました。
送料を抑えるにはSAL便が一番いいと思うので、それぞれ上手いことやってみてください。