つい最近、twitterであるツイートが騒がれていました。
これについて言及してみようと思います。
ツイートの内容
元ツイートが消えていたので、代わりにそのツイートを取り上げたニュースからです。
「大型連休は休み希望通せません」飲食店のバイトへの張り紙が波紋
内容を簡単に説明すると、ある飲食店で年末にバイトが大勢休みを取ったために店を休みにせざるを得なかったのをどうしてくれるんじゃと、雇用主?がバイトに対して文句をたれている張り紙です。
これについて雇用主がどうすべきだったかを、勝手ながら経営初心者である自分が考えてみます。
雇用契約がどうなっていたかは全く分からないので、それについては除いて考えます。
等価交換である
多くの人が、「お金を払う側」が「お金を受け取る側」よりも偉いという考えを持っている気がします。
僕は、これがまず違うと思っています。
客が店員に対して横柄な態度をとってはいけないし、その逆も然りです。
お互いに尊重し合うべきです。
雇用主と被雇用主についても同様で、会社内での立場は置いておいて、雇用契約においては対等の立場です。
張り紙について
さて件の張り紙についてです。
まず、給料を払う方が偉いという雇用主の完全な勘違いだと思います。
実際にはそんな事はなく、労働力と給料の等価交換なので、給料に納得ができなかったらスタッフは仕事をしないというのは当然です。
それについて雇用主がスタッフに権力を振りかざしたところで、スタッフが言うことを聞くわけがありません。
仮に無理やり言うことを聞かせたとしても、モチベーションダタ下がりの状態で仕事をすることになり、それが売上の低下にもつながるで事しょう。
スタッフからすれば、その時給で働くことと休みを取ることを天秤にかけて、休む方が自分にとって得だと判断したと言うだけです。
例えば雇用主が「時給1万円出すから正月も働いてくれ」と言えば、多くのスタッフは狂喜して働く方を選択したと思います。
1万円まで出さなくても、時給1,500円でも2,000円でも提示すれば働くことを選ぶスタッフは出てきただろうと思います。
確か本人のコメントで、正月でも時給は普段と変わらないままだと言っていた気がします。
あとはそれで採算が取れないと判断したならば、お店を休みにするなり、もっと安くで働いてくれるスタッフを自力で探すなりすればよかっただけです。
そこは全て雇用主の責任です。
労働者はもっと強くなるべき
こう書くと自分は共産主義者だと思われそうですが、そんなことは断じてありません(笑)。
ブラック企業だ何だと騒がれることが多いですが、ブラックだと言うのならば辞めればいいだけの話です。
それを、文句を言いながらも労働力を提供し続けるから、経営者もますます図に乗るわけです。
自分自身も、会社員時代はなかなかできなかった事なので偉そうなことは言えませんが、自分で稼ぐ力を付けたならばもっと自由に仕事ができるようになるだろうと思います。
これからの時代はこの能力が必須になってくるのかもしれません。
自力で稼ぐことができなければ、ブラック企業に安い給料でこき使われるしか選択肢がなくなってしまいます。
ブラック企業をのさばらせないためには、ただ文句をいうだけではなく、労働者自身が力をつけることが必要ですね。
ただ、日本人全員がこの力を付けるというのはあまり考えられないので、これからも労働力を搾取される人は一定数残るだろうと思っています。
今の時代の子育てでも、「なぜ勉強が必要なのか」と聞かれたら、この点についてよく教えればいいのではないかと思います。