平成28年度の確定申告がようやく終わりました

昨日3月15日は所得税の確定申告の締切日でしたが、皆様は無事に済ませられましたでしょうか。
僕は、所得税については毎年のことなので2月のうちに済ませていましたが、消費税については今回が初めてという事もあって、また2月中はリフォームだ何だとあったので後回しになってしまい、結局昨日ようやく全て終わらせました。

今回やってみて、来年以降の課題というか集計方法を改めて考えようと思った次第です。

スポンサーリンク

今回の問題点

所得税の確定申告については今回で8回目になるので、毎年のルーチンワークとなってしまっています。
Excelの集計もほぼ手順が固まっていて、特に考えることもなく単純作業になっています。

一方で、僕が消費税課税事業者になったのは平成28年度からです。
そのために、平成27年のうちに消費税課税事業者選択届を出しておきました。

消費税課税事業者選択届出書の書き方など

そして、今回の確定申告が初めての消費税の申告でした。

何となく、こういう事をデータにして集計すればいいんだろうというのは分かっていたのですが、とりあえず1回やってみてから集計方法を詰めていこうと考えていて、今回は所得税の確定申告で使っているExcelファイルのみで消費税の集計を行いました。

消費税の確定申告にあたって必要になる情報は、それが課税なのか非課税なのかだけです。

勘定科目によって完全に分かれるものもありますが、混在しているものもあるわけです。
その混在しているものについて、これを分けるのにかなり苦労しました。

例えば売上について、国内に販売したか国外に販売したかで課税と免税が分かれます。
これについてはざっくりと、PayPal上に出てくる売上は国外なので免税、預金やヤフオク売上金に出てくる売上は国内なので課税と分けることができます。

荷造運賃については、国内に発送すれば課税で、国外に発送すれば非課税です。
これについては、明細を1つずつ確認するしかありませんでした。
まあ国外に発送した方が圧倒的に多いので、国内に送ったものを集計するほうが簡単でした。

eBay手数料については、国税庁がeBay International AGを国外事業者として登録したのが2016年4月28日なので、それ以前の手数料は非課税で以降は課税です。
これは日付でぶった切ればいいだけだったので、比較的簡単でした。

PayPal手数料については、まだ国外事業者として登録されていないので、現在は全て非課税です。

手数料関係について、僕はその他の手数料と、eBay手数料、PayPal手数料を別の勘定科目にしていたので、集計はまだ楽な方だったと思います。
これらを全て手数料として一括で管理していたならば、それはもう大変なことになっただろうと思います。

今後の集計について

とりあえずはExcelの各シートに1行追加して、課税か非課税か免税かを入力する欄を作ります。
これを見るだけで、集計が大分楽になるだろうと思います。

あわよくば、マクロなんかで自動的に集計するようなものを作れば、もっと楽になるだろうと思います。
そんなに難しいものではないと思うので、今年度の末までには作れるだろうと思っています。

確定申告に向けた作業などの作業部門は完全にコストセンターなので、最低限の作業の質を守る事に気を付けながらあとは徹底的に効率化するのが目指すべきところです。

税務署で並ぶ時間や確定申告書を郵送する費用と手間を削減するためにe-Taxを使って申告するというのも、ある意味効率化になっているかもしれません。
お金を払って税理士に丸投げするというのもまた一つの方法ですが、確定申告にかかる時間と、その時間で自分が生み出すことのできる利益を比較して、どうするか決めるといいでしょう。

確定申告のために30時間ぐらいかかるけど、自分の作業を時給換算したら3,000円ぐらいだったと言う場合は、自分で確定申告を行う作業にかかる費用は90,000円ぐらいであると言えます。
このときに、仮に年間20万円で税理士と顧問契約できるとしたら、自分でやった方が得だと言えます。

もっとも、税理士にお願いしたほうが確定申告書の信頼度が上がるというのもあるので、ある程度の事業規模になったならば、あまり細かい損得は関係なくお願いした方がいいだろうとは思います。

一人で事業を行っていると、プロフィットセンターとコストセンターの全てを一人でこなすことになるので、それぞれの作業で目指すところが異なってきます。
もしくは、それを意識した方がいいです。

こういう事を考えながら事業を進めていくのも、経営の勉強になりますね。

スポンサーリンク

フォローする