英語の話ばかりになってすみません。
僕の現時点での弱点の一つは、英語の読解力が著しく低いという事です。
この対策方法を見つけたので、今日はそれを紹介します。
「読める」とはどういう状態か
我々日本人が日本語の文章を読む事を考えてみます。
この時、主語がこれで単語の意味はこうで・・・なんて事を考えながら読む人なんてほぼいないと思います。
文の構造がどうだとかいうのは一切考えずに意味がすーっと入ってくるのが、「読める」という状態であると言えると思います。
さて、そんな自分が英語を読むとどうなるでしょうか。
まず文構造の解読から始まって単語の意味が分からなければそれを推測して、というところから始まります。
日本語の文章を見て内容の理解に意識のほぼ100%を使えているとしてみます。
それに比べると、英語の文章を見た時は解読に意識の7~80%ぐらいを使って、内容の理解に割ける意識は2~30%程度というのが、今の自分の状態です。
こんな状態で英文に目を通しても、内容を理解するどころではありません。
「英語で読む」というよりは「英語を読む」であり、さらに言うと「英文を解読する」になってしまっています。
読解力を上げる方法
僕が英語学習で参考にしているサイトの一つで、英語上達完全マップというのがあります。
この中で紹介されている学習方法の一つで、多読があります。
学校で習う英語の影響もあって、日本人英語学習者は英語を解読するものと捉えている人が多いようです。
これを、たくさん読むことで英語のリズムに慣れて、解読の必要をなくそうというのが目的です。
しかも、いきなり難しい文章から入ると解読するのにも調べる必要が出てきたりしてトレーニングどころではなくなってしまうので、まずは簡単な文章から始めようという事を提唱されています。
多読の前準備という事で、プレ多読と言われています。
このプレ多読を、これからしばらくやってみようと思います。
早速やってみました
善は急げという事で、決めたその日から早速始めています。
使う教材は、英語学習者のために作られた語彙制限本です。
どういう物かと言うと、使われている語彙数が600語とか1000語とかで書かれた、比較的薄めの本です。
具体的には洋販ラダーシリーズであったり、Oxford BookwormsやPenguin readersなどがあります。
かつて僕も多読をしようとして買い集めたこれらの本がまだあったので、これを使うことにしました。
まずはラダーシリーズの1000語レベルの本を選びました。
感覚的には中学2~3年生の教科書レベルです。
さてこれを読んでみると、自分は英語を全く読めないというのを改めて感じました。
日本語を読むとスーッと理解できるのに比べたら、これを読んだ時の感覚は油が切れた機械のようにギシギシと音が聞こえてきそうです。
こんなに簡単な英文でさえも全然読めないのだから、TOEICの長文問題レベルの文章なんて読めるはずもありません。
そしてこれは、リスニングにも影響しているのではないかという気がします。
話し言葉では構造が複雑な文章はあまり出てきませんが、それすらも今の自分には理解できる力がないという事です。
これをクリアすれば自分の英語力もまた一段階上がるというのを期待して、しばらく頑張ってみます。