eBayでの未払いバイヤーにはこんな対策を

今日、アパートの管理会社から電話がありました。
リフォーム後の部屋を見てきて、これから募集頑張ります・・・という感じの電話かと思ったらそうではなくて、さっそく入居の申し込みがあったとのことでした。
僕は3月中に決まればまずまずぐらいのつもりでいたので、リフォームがアップしてから3日での申込みというのはさすがに予想外の早さでした。

まだ本決まりではありませんが、電話で僕がGoサインを出すことでいろいろな方面が動き始めたようなので、そのまま決まりそうな予感です。
皆さんの協力があっての事なので、本当にありがたい事です。

それはさておき、今日の本題です。
eBayに限った事ではありませんが、インターネット上で販売をしているとお金を払わないバイヤーも出てきます。

販売する側としては困ったものなので、今日はこれに対処する方法をいくつか書いてみます。

スポンサーリンク

未払いはズルい

そもそもの話ですが、支払いを遅らせるというのはズルい方法だと僕は思っています。
本来は早い者勝ちなはずですが、先に購入の意思だけ示しておいて他の人が購入できないように商品を確保することができるものです。

事前に、もしくは購入直後に「いついつまでに払うから待ってて欲しい」というメッセージをもらって、それをセラーが了承した場合はこの限りではありません。

しかしメッセージも何もない場合は、払ってくれるのかどうかも分からないまま待たなければなりません。
先に購入の意志を示してから支払いを待つまでの間に、もしかしたら別の人が買ってくれて支払いまで済ませてくれたかもしれません。
資金の回収が早くなれば、またそれを仕入れに回して販売することで、支払いを待つよりも多くの利益を得られます。

これを機会損失と言います。
マイナスになる損失ではないけど、本来得られた(かもしれない)プラスを得られずゼロになる事です。

購入の意志を示してからなかなか支払わないのは、早押しクイズで先にボタンを押してから延々と考えるようなものです。

クイズではボタンを押してからすぐに答えないと「ブーッ」となる事が多いと思いますが、eBayの場合だと「ブーッ」となるまでの期間が数日から数週間になります。
この期間はバイヤーに与えられた権利ではなくて、セラーが特別に認めてあげているというだけのものです。

まあこちらがいくらそのような事を主張したところで、それが分からないバイヤーも必ず出てくるので、そういうバイヤーに遭遇した場合はこちらでできる対策を講じるだけです。

対策その1 即時支払い要求

まずは、未払いを未然に防ぐ手段です。

Buy it nowの場合に限りますが、購入と同時の支払いを要求することができます。
逆に言うと、相手が支払いをするまでは購入した事にならず、その間は別の人が購入することもできます。

これによって、機会損失をなくすことができます。

設定方法ですが、Payment policyでRequire immediate payment when buyer uses Buy It Nowというチェックボックスがあるので、そこにチェックを入れます。

Payment policyを含むBusiness policiesが使えないという方は、以下の記事を参考にしてください。

eBayでBusiness policies(ビジネスポリシー)を使えるようにする方法

欠点

この方法には欠点もあります。

まず、これが使えるのはBuy it now形式だけという事です。
つまり、オークション形式であったり、あとOfferを受けた場合には、即時支払いを要求することができません。
まあこれはどうしようもないことなので、諦めましょう。

あとは、ここにチェックを入れたPayment policyをオークション形式の出品で使おうとすると、エラーとなって出品できません。
“when buyer uses Buy It Now”と言っているので、オークション形式だったら即時支払い要求しなければいいだけなのにと思いますが、どうなんでしょう。
これはシステムで何とかして欲しいところです。

最後にもう一つ、これを設定していると同梱する時にInvoiceを送る事ができなくなります。
普通は、
購入 → Invoice送付 → 支払い
という流れになりますが、購入と支払いまでを同時にやれと要求しているので、こちらからInvoiceを送るすきがなくなってしまいます。
これの対処法は、一度支払ってもらった後で、同梱で値引きする送料分を返金するという方法になるでしょう。

対策その2 Unpaid Item Case

次は、未払いが発生した後の対策です。

支払ってくれないバイヤーに対しては、こちらからcaseをopenします。
openできるのは、購入後2日目からです。

そしてopenしてから4日間何もアクションがなければ、caseをcloseすることで取引は無効になり、eBayに支払った落札手数料も返金されて、その商品をまた出品できるようになります。

Unpaid Item Assistant

上に書いた作業を自動でやってくれる機能がeBayにはあります。
この機能は、eBayで商売をするのであればぜひ設定しておいてください。

設定方法です。
まずMy eBayのAccount内にあるSite preferencesを開くと、Selling preferences内の下の方にUnpaid Item Assistantの欄があります。

Showをクリックすると上の画像のように詳細が出てくるので、それのEditをクリックします。

こちらでいろいろと設定します。

まず、Yesのラジオボタンをクリックすると上の画像のような詳細設定が出てきます。

最初の日数はcaseをopenするまでの日数で、2、4、8、16、24、32日のいずれかを選択します。
僕は4日でopenするようにしています。
openしてから4日でcloseするというのは変わらないなので、合計で8日待つ事になります。
ヤフオクだと2~3日で「落札者都合の取り消し+低評価」という事もあるようなので、それと比較したら大分待つイメージですね。
この設定は2日でもいいかとも思いますが(openまで2日+closeまで4日=合計6日待つ事になる)、僕は武士の情け(笑)で4日までは待つ設定にしています。

その下のSend me an emailはそれぞれ、caseを自動でopenした時とcloseした時にメールで知らせるかどうかです。
「Real-time」を選択することでメール通知が来るようになります。

その下は、caseをcloseした後に自動でRelistするかどうかです。
僕は、Relistする際には条件を変えるかもしれないという事で今のところは「No」にしていますが、価格変更や時間調整など特に考えることなく再出品するというのであれば「Yes」にしておけばいいです。

さらにその下は、その出品がeBay Giving Works(寄付プログラム)に参加していた場合に、寄付の返金を要求するかどうかです。
僕はこれを使ったことがないのですが、出品の際に売上の何%かを寄付することができるようになっています。
それで、相手が支払ってくれなかった場合に寄付を返金して欲しいというならば「Yes」を選択しておきます。

最後の大きな空欄は、支払いが後日になることで同意が取れているバイヤーがいる場合にそのIDをここに入れておくことで、そのバイヤーに対してUnpaid Item Assistantが発動しないようになります。
カンマ、スペース、改行、セミコロンのいずれかで区切る事で、最大5,000人まで登録できます。

これを設定しておくことで、未払いバイヤーの対処が自動で行われるようになるので、とても楽になります。
これはぜひ設定しておいてください。

もし個別の取引に対して支払いがいつになるというのでバイヤーと合意が取れたならば、その出品に対してUnpaid item assistantをOffにすることもできます。

何週間も待ってあげているという事をたまに聞きますが、商売する上では回転率も重要な要素です。
こちらも納得して待ってあげているならばそれでもいいのですが、嫌々待ってあげるぐらいならば、さっさと切って再出品する方が精神衛生的にもいいですよ。

スポンサーリンク

フォローする

コメント

  1. つが より:

    未払いは機会損失という面では本当に痛いですし、海外の方の多くがsellerの痛みを知らない、もしくは平気でいる、ということにも腹が立ちます。
    open caseからcloseまでの4日も短縮してほしいものです。
    何十件と体験してますが、今までこの間に払ってくれた人はわずか1人です。
    2日くらいで十分でしょう。

    私がAuctionをやりたくない理由の1つは、まさに即時払いをしてくれない人が多いためなんですよね。
    Auctionて、ヤフオクと同様、bidしっぱなしで、結果はあとで、って人が多い。

    最近の事例ですが、支払いをしても本人は支払わない、つまり人のカードで支払いをして、売れたと思ってもPayPalから「送っちゃダメ!」なんてこともあります。
    商品が相手に届いて、positiveが来るまではいつまでも不安はありますね。

    • Tsuyoshi Imari より:

      つがさんはここ最近トラブルが多いようですね。
      それだけ取引数が多いという事なのでしょうけれども。

      迷惑なバイヤーも少なくないですが、これにいちいち腹を立てていてもキリがないというのもあるので、僕はもう何も考えずに流れ作業で処理するようにしています。
      しかしオークションで入札して払わないというのは、さすがに困りますね。
      買わないんだったらその値段で入札するな(笑)って感じですね。