自分に対して正直に行動する方が結果が出やすい理由

今日は、人は正直であるべきとか嘘は良くないとか、そういう道徳的な話をするつもりは毛頭ありません。

そういう事ではなくて、正直な人が嘘をついて商売をしても心理的にブレーキがかかってしまい、結果につながらないという話です。これがタイトルの理由に対する結論なので、これ以上読む必要ないかもしれませんwが、とりあえず続けます。

これがどういう状況で起こり得るのかというのを、自分の経験を元に説明します。

スポンサーリンク

ちょっと昔の話

ある人にeBayでの商売のやり方を教わっていた時の話です。

その人のやり方は、同じ商品を他人よりも高く販売するという方法でした。そのために自分の商品をなるべく上位に表示させるようにして、なおかつ自分の関連で他人の安い出品が表示させるのを防ぐために、eBayのシステムがセラーの出品をリンクできるような情報を入力しないというやり方でした(多分今では使えなくなっている方法だと思います)。

初心者が結果を出している人から教わる際の心得として、結果を出している以上相手の教えに従うほうが成功する確率が上がるというものがあります。なので僕も、言われたとおりにやっていました。

しかし心のどこかで、同じ商品を他人より高く買った人は本当に喜ぶのだろうか?というのがありました。

知らぬが仏で、その人が他のもっと安い出品を見なかったら、喜んだままだと思います。しかし何かの拍子に見つけてしまったら、その人はがっかりする事でしょう。

そんな事を考えながらやっていたので、大した結果も出せないままにコンサル期間を終了してしまいました。

もう一つ

また別の人から教わっていた時の話です。

その人は「よく分からないものは、○○だと言い張ってしまえばいい」という販売スタイルでした。

具体的な例を挙げると、ある製造時期が分からない(確認のしようもない)ような商品に対して、商品のタイトルにMeijiとかTaishoとかつけてしまえばいいというやり方でした。

ここでも僕はそれに従い、実際に何個かそのような商品を販売したこともありました。

そして別の人が僕にアドバイスを求めた際にも、僕が教わったのと同じようにすればいいとその人に教えたことがありました。その人が「そのようなことをして本当にいいのか?」と僕に聞いてきましたが、自信を持ってYesと言えなかった気がします。

そんなモヤモヤを抱えたままなので、やっぱり商売はあまり伸びていきませんでした。

そして大昔の話

またeBayなんて名前を聞いたことがあるかないかぐらいの、今から15年ぐらい前の話になります。

その頃から独立して自分で稼ぐ事に興味があった僕は、あるネットワークビジネスに参加しました。

ちなみに今ではネットワークビジネスは参加すべきではないと思っています。詳しくはこちらのエントリーを読んでださい。

ネットワークビジネスで稼ぐためには、自分よりも下に組織を構築しなければなりません。つまり、そのビジネスに参加する人を自分で集客する必要があるわけです。

頭の悪かった当時の(今でも?w)僕でも、組織が永遠に拡大していくことは有り得ないというのは分かっていたし、参加しても絶対に稼げない人が出てくるというのも感覚で分かっていました。

僕が参加したその組織もほぼ飽和状態で、僕ですらまったく稼げてもいないのに、さらに参加しても稼げるようになる事はほぼ0%と思いながら活動しているので、まず人も集まらないです。

そして問い合わせがあった際にも「これで稼ぐのは相当に難しいですよ」なんてバカ正直に話していたものだから、結局僕の紹介から入った人は一人もいませんでした。

そうして結局1円も稼げることがないまま、そのビジネスを辞めてしまいました。

自分に正直に行動して初めてアクセル全開にできる

今は誰からの教えも受けていません。そして商売のやり方も、全て自分の意志のままです。

そうなってようやく上に書いた心のモヤモヤというブレーキを外すことができて、売上や収入が少しずつ伸びてきているところです。

誰かが他人をだます(もしくはそこまでひどくなくてもちょっとした嘘を入れるとかいう)方法で稼いでいたとして、同じことを自分もやれば稼げるとは限りません。

彼らはそうやって他人から金銭を奪うことに対して何の罪悪も感じない、もしくは奪っているという感覚さえない、言ってしまえばある種のサイコパスのようなものだと思っています。

だから、そのような良心の呵責が出てこないのであれば、同じことをすれば同じように稼げるようになるでしょう。僕にはそれが無理だったというだけです。

どこまでは正直でどこからは良心がとがめるのかというラインは、人によって違います。

僕のやっていることも、日本で買った数百円の物にちょっと手入れしただけで外国人に数千円から1万円以上で売るということを当たり前のようにやっていて、人によってはこれも悪だと言うでしょう。

僕自身は、そのちょっとの手入れの技術的な部分と市場の違いが価格差を生み出していると思っていて、他人を騙すようなことは何一つしていないと自負しています。

結局のところ、結果を出すためには『自分』に対して正直に行動するのがいいです。

そしてもし初心者で誰かの教えを受けるならば、自分にとって良心に反しない行動を行っている人をメンターに選ぶのがいいです。(これがまた難しくて、外に対しては綺麗なことを言っていながら、実際にやっていることは汚かったりという人もいたりするのですが。)

ぜひ、こういう事を考えて行動してみてください。

スポンサーリンク

フォローする