利益に繋がる作業が進んでいません。
今日は何を作っていたかというと、在庫管理と販売管理ができるようなExcelシートです。
一昨日の夜ぐらいから作り始めたので、もはや市販のツールを買った方が早かったのかもしれません。
在庫管理について
商売をする人ならば誰でも考えるところだと思いますが、これまた難しいところです。
在庫管理というと、需要がどれだけだから仕入れをどれだけにするとか予測したり、在庫の回転がどれぐらいかというのを見たり、そういうものだと思います。
と書いているぼくもまだよく分かっていません。
とりあえずぼくがやりたいのは、期末の棚卸しを楽にできる方法です。
今までは確定申告書を作る際に、12月31日時点での在庫商品と仕入れ価格をずらずらと足していって棚卸資産を出していました。
まずはこれを楽にできないかというのが1つです。
もう1つは、年次ではなくて月次での期末在庫が見えるようになったら、その月での損益も見えるようになると思ったことです。
その月に売れたものについて、1商品毎に売上から仕入価格を引いて利益を出したものを足すというのでも損益が出ると思いますが、売買の数が増えると計算が大変になってきます。
利益の計算方法
月初と月末の在庫棚卸高が分かれば、その月の利益は
売上-(月初在庫棚卸高+当月中の仕入高-月末在庫棚卸高)
で計算できます。
例を挙げてみます。
9月1日時点で、単価10,000円の商品Aを10個在庫として持っています。
9月10日に、商品Aを単価10,000円で20個仕入れます。
9月20日に、商品Aを単価12,000円で5個販売します。
細かく見てみます。
9月1日:
この時点での在庫は、10,000×10=100,000円です。
9月10日:
この日の仕入高は10,000×20=200,000円なので、元ある在庫にこれを足してこの時点での在庫は300,000円になります。
9月20日:
この日に販売した分の在庫は、10,000円で仕入れた商品が5個なので10,000×5=50,000円です。
ということで、元の在庫からこれを引いて、この時点での在庫は250,000円になります。
そして売上は12,000×5=60,000円です。
9月30日
月末時点での在庫は250,000です。
まず手持ちのお金を考えると、9月10日に200,000円払って、9月20日に60,000円貰っているので、合わせてこの月は140,000円の出費です。
手持ちのお金が減ったからこの月は損をしたのかというと、そうではありません。
先ほどの利益を計算する式から計算してみます。
60,000-(100,000+200,000-250,000)=10,000円
なので、この月は10,000円の利益です。
別の方法で利益を計算してみると、10,000円の商品が12,000円で売れたので、1個当たりの利益は2,000円です。
これが5個売れたので、2,000×5=10,000円の利益です。
ここでの例は、まず9月10日で同じ単価で仕入れていることや、売れたのが1度だけというところから、下の方法でも簡単に計算ができました。
これらの条件がなかったらどうなるかと考えると、下の方法で計算するのはかなりの労力が必要になりそうだという気がします。
そういうものが見えるようなExcelシートを作っています
月次の損益などを知ることができれば、マズい方向に行った時にそれを早めに察知して軌道修正できるというわけです。
あと例えばお金が減っている原因が、売買で損を出しているのか、在庫を増やしすぎているだけなのかというのも見えると思います。
黒字なので資金繰りが上手く行かずに会社が倒産するという事もあるようなので。
ぼくがやっているのは、法人ではなく個人事業としてですが。
このExcelシートがなかなかうまくできません。
何となく形にはなったのですが、仕入れた商品が壊れていたので返品・返金をした場合や、商品を販売ではなく事業用に転用した場合や長く置いていたために壊れて廃棄する場合などをどうするかです。
現時点では、同じ商品をマイナスの金額で仕入れたと入力することで対処していますが、もうちょっとうまいやり方があるのではないかという気がしています。
ただ、これにばかりエネルギーを注いでも1円にもならないので、しばらくはこれで運用してみようかと思っています。
最後に作ったものの紹介
3シート仕立てです。
仕入れたら入庫管理のシートに入力します。
売れたら出庫管理のシートに入力します。
そうすると在庫推移のシートに、月次と年次の在庫の推移と、ざっくりとした損益が自動で出てきます。
とりあえず準備は整ったので、明日からまた仕入れと販売にエネルギーを注ごうと思います。
今月の目標は、1,000ドルの出品枠を使い切ることです。