無在庫販売で損を回避しました

この前の記事で、無在庫販売におけるどうしようもないリスクについて書きました。
もちろん回避方法はあったのですが、当時は気付かずにそのリスクをもろに受けてしまいました。

おかげさまで無事に片付いたので、その経緯などを記事にします。

無在庫のどうしようもないリスクとは

前の記事を読んでもらえれば分かると思いますが簡単に説明しておくと、落札から入金までの間に仕入元で変動があった場合にはこちらではどうしようもありませんというお話です。

そしてそれを回避する方法として、無在庫販売では即時支払いを要求する設定にしておくべきという事を書きました。
今現在は、無在庫販売においては僕もこの設定にしています。
ですがこの事に気付くまで、これをやっていませんでした。

実際の事例

先の記事で2件の未入金があると書きました。
この内の1件は有在庫で、もう1件が無在庫でした。
これについては仕入先の価格や在庫が変動することなく、未入金のまま終了しました。

問題はその後、別のもう1件の無在庫出品が売れたことでした。
相手の国が珍しいところで、SAL便が使えない国でした。
なので、SAL便が使えないのでStandardで設定している送料を払ってくださいと一言添えてからInvoiceを送りました。

相手は、送料が追加でかかるんだったらいらねーとでも思ったのか、その後音沙汰なしでした。
そうして相手の入金を待っている間に、Amazon.co.jpの方で2千円ぐらい値上げされてしまいました。
この出品は元々利益を少し多めに設定していましたが、それでも2千円も値上げされたらこちらは千円ぐらいの赤字になります。

一応自分のルールとして1週間は入金を待って、その間に入金がなければCase openするとしていました。
まず1週間が経ってUnpaid caseをopenしました。

それと、元々の出品をどうするかです。
Require immediate paymentに変更したのは言うまでもありません。
期間をGood ‘Til Cancelled（GTC）にしていたのですが、適正価格に修正して出品を続けるかどうかです。
ここで値上げをして出品した場合、相手が気づいて「おっ値上げされてる、じゃあこの値段で買っておいた方が得か」と思われて入金されてしまうと、僕の損が確定してしまいます。
なのでここはできるだけひっそりと身を潜めることにしました。
具体的には、価格はそのままで在庫数を一旦ゼロにしました。

そうして時間が過ぎるのを待ち、4日が経ったところでcaseを即closeしました。

反省点

まず購入者に向けて、SAL便が使えない国もあるという事を伝えきれていなかった点です。
これは本当に申し訳なかったと思います。
送料無料で買えると思ったのに実際に買ったら送料を要求されたというのは、ひょっとしたら相手の気分を害してしまったかもしれません。

システム上は、今回の相手の国の場合はInvoiceを確認してから入金するようになっていました。
なので、事前に確認しなかった方が悪いと言えなくもないです。
ただ送料の説明で、この地域は送料無料と一括りにして説明してしまったのは僕も悪かったです。
これについては、SAL便が使えない国もあるので気になる場合は事前に連絡くださいという文言を追加することで対応しました。

あとはやっぱり、無在庫出品における支払いの設定ですね。
ここはタイムラグを許すべきではないので、絶対にRequire immediate paymentの設定にするべきでしょう。

ちなみに即時支払いというのはどうなるかというと、仮にAさんが購入したとしても入金を済ませるまでは出品の在庫数はそのままで、もしAさんが入金する前にBさんが購入して入金まで済ませてしまうとAさんは買えないという事になるようです。
Invoiceを確認しないと支払いできない国の人はどうやって即時支払いするのかと思っていましたが、そういう事らしいです。

今回のことで学ぶことがいろいろあったので、これを糧にして今後に繋げていきます。