少し前の記事でも紹介したAmazonの価格チェックツールを修正しました。
修正点
今回の修正は次の2点です。
1.処理の高速化
これは意外なところにボトルネックがありました。
調べてみるとOpenOffice系のBasicでは、プログラムからシートにアクセスするのが極端に遅いようです。
特に価格を10個取るところでは、取得した価格をセルに書き込むという処理を10回繰り返していました。
その他にセルの初期化のところでも、For文で10回回しながら1つずつセルにスペースを入力するという事をやっていました。
この辺りの処理を、一度に行うようにしました。
初期化については範囲指定で一括クリアするようにして、価格設定はまず配列に価格を格納してから、その配列を纏めてセルに書き込むようにしました。
その結果、1件あたり平均4秒ぐらいかかっていたのが、平均1.5秒ぐらいまでに短縮されました。
これならば、リストが400件あったとしても10分ぐらいで処理が終わるので、まあ実用の範囲内だと思います。
これについてはまだ修正の余地があるので、もう少し高速化できると思います。
2.即発送できない価格は除外する
これについても、今までは全部拾ってきていたので、目視でのチェックが欠かせませんでした。
しかもプログラムが動いている間はExcelを編集できないので、どれが即発送できないものだったかというのを覚えていなければなりませんでした。
在庫切れが起きて即発送できないように変更されたものが2~3件以上も出てこようものならば、もう覚えていられないと思います。
今回これを修正することで、まず目視での確認が不要になりました。
一通り動かした後にシートを見れば在庫切れになったものが分かるので、それを見ながらeBayのリストに修正を加えるだけでよくなりました。
3.検索除外フラグの追加
今までは全件取得していたので、もう出品をやめたものまで検索対象にしていました。
これを、出品をやめたものは見なくていいというのを新しく追加した列に書き込むことで、その列は飛ばして検索できるようになりました。
今はまだ除外だけですが、逆にこの行だけ検索するというようなフラグと処理もそのうち追加しようと考えています。
今後の予定
今は、あわせ買い対象のものを判別できないようになっています。
毎日Amazonで仕入れがあるという場合には不要だと思いますが、初心者のうちはそう毎日Amazonで買物をするということもないと思います。
そうなると、あわせ買い対象の商品は無在庫では取り扱うべきではないものとなります。
他の人はどうしているか知りませんが、僕はそのようにしています。
もちろん出品する時はあわせ買い対象以外の物を探して出品するようにしています。
ただ低価格の商品だと、いつの間にかあわせ買い対象に変更されていたという事が無きにしもあらずだと思います。
そうなると、無在庫出品をやっている側としてはかなり困るわけです。
なのでこれも除外するような処理を入れるべきだと思っています。
これで無在庫出品をどんどん増やしていく準備はできました。
明日からは実際に出品を増やしていこうと思います。