学校では教えてくれない英語の話

すみません、今日は大した内容のないネタです。
何を下らないことを延々と語っているんだと言いたくなるような内容なので、そのつもりで読んでください。

最近、これを見ていました。

このシリーズはジェイソン・ステイサムが主演の映画版を知ったのが最初で、映画4作のうち最新の1作はまた別の俳優さんが主人公のフランク役でした。
そしてこちらはテレビドラマシリーズで、その二人とはまた別の役者さんがフランクを演じています。

最初はジェイソン以外のフランクはどうなんだろうと思っていましたが、流石に3人もの役者さんが彼の役をやっているのを見れば気にもならなくなってきました。

僕が好きなのはジェイソンがやっている映画3作ですが、こちらも面白かったので興味があったら見てみて下さい。

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Fuckingという形容詞について

fuckとかfuckingとか言うと、汚い単語として日本人には一番良く知られている英語のスラングではないでしょうか。
昔はかなりタブーな言葉で、テレビやラジオなどではピー音が入っていたようですが、少なくとも最近の映画やら何やらではよく聞く言葉です。

これは、動詞fuckの現在分詞です。

fuckの元々の意味は、自動詞で「性交する」というのでもいいし、他動詞で「~と性交する」でもいいようです。

fuck you. でも fuck with you. でも、どちらも文法的には正しいという事になります。
自動詞としてwithと一緒に使った方が「一緒に」というニュアンスが出てきそうで、何となく愛情が感じられます。

自動詞としても他動詞としても、どちらとも意味が変わらずに使えるというのが、学校のテストに使うとその問題がちょっと簡単になってしまいますね。
というか、この単語の持つ意味がテストでは使えないようなものですが(笑)。

そしてこれを意訳して、相手を罵る場合なんかに使うようですね。

fuckingは、これにingがついた現在分詞です。
元が自動詞か他動詞かというのは、あまり考えなくていいでしょう。
「クソな」ぐらいに捉えておけばよさそうです。

ちなみにですが、動詞を修飾する副詞としても使われるようで、文法的には本当に自由な単語のようです。

奇妙な使い方が気になりました

ところで上に紹介したシリーズの12話に、フランクの自宅をRPG?で爆破されるシーンがあります。
その時、破壊された家を見ながらフランクが

I loved that fucking house.

と言っていました。
僕のあやふやな耳で聞いたので、間違いがあるかもしれませんが。

これの日本語の字幕は「好きな家だったのに」となっていました。

この用法について、ちょっと気になったことがありました。

上の文章だと、形容詞fuckingがhouseを修飾しているように見えます。
単純に考えると「くそったれな家」のような感じになりそうです。

しかしこれを言ったフランクの気持ちとして、家は好きだったのです。
その家に対して怒りとか憎しみとかはなく、この時フランクが怒っていたのは家を破壊された事に対してだったはずです。

前々から何となく気にはなっていたのですが、fuckingが修飾する名詞そのものに怒りや憎しみの気持ちがなくても、その状況にそのような気持ちがあればどこにでもfuckingを付けて成り立つらしいということです。
この台詞のように、むしろ自分が好きなものを修飾するような使い方もします。

こういうことに気を付けながら洋画を見てみると、他にも同じような使われ方がしているものを見ると思いますよ。

この単語は自分からは使わない方が吉

気になったのでいろいろと考えてみましたが、自分からは使わないようにした方がいいです。

何故ならば、これを間違って使用すると、とんでもない事態になることが容易に推測されるからです。

そんな高いリスクを犯してまでわざわざこの単語を使うメリットがどこにもないし、英語を読み書きする上でも使う必要は全くありません。

ただ周りが使っているのを聞くことは時々あると思うので、理解しておく分には問題ないでしょう。
特に、この単語が聞こえたからと言って相手が怒っているかというと、そうとも限らないということです。

例えば最近の若者言葉で、何に対しても「ヤバい」を付けるというのがあります。

良くない状況になった事を「ヤバい」というのが元々の使い方だったと思います。
しかし最近の若者は、面白いものを見ても「ヤバい」、美味しいものを口にしても「ヤバい」、とにかく日本語の行く末がヤバいです(笑)。
まあこれが言語の変化であるとするならば、受け入れるしかないのかもしれませんが。

fuckもこれと似たような状況のようで、特に最近は気軽に使われているようです。
対象に怒りや憎しみがあるわけではなく、ただ単純に感情の高ぶりを表す単語になってきているようです。

もしどうしても使いたければ、英語圏で数年間暮らしてみて空気を感じ取れるようになってからがいいです。
「半年ROMれ」ならぬ、「数年ROMれ」です。
日本国内で英語学習しているだけで使いこなせるようになるとは思わないほうがいいです。

あと、もし使えるようになったとしても、eBayはじめ商売上では絶対に使うべきではないです。

という事で、eBayをやる上では何の役にも立たない英語の話でした。

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コメント

  1. yoshikawa より:

    そうですねー。スラングはそのくらいの期間現地で聴かないと、特にこういった元々は口に出しにくい意味の言葉だったりしたら、間違ったニュアンスで使って相手を怒らせかねない、もしくは自分の品位を下げてしまいますよね。

    • Tsuyoshi Imari より:

      はい、こういう微妙な言葉は下手に使わない方がいいですね。
      こちらがそのつもりがなかったとしても、相手には悪意として伝わってしまうかもしれないので。

      この「使わないほうがいい」という点だけが、eBayをやるにおいて役立つ情報でした。
      といってもみんな知っている、大した価値もない情報ですが。