こういう情報をネットで探すと、まずeBayでSold Itemsを見て売れた履歴をひたすら見て、そうして仕入れ先(ヤフオク、Amazonなど)で同じ商品を探して・・・という通り一遍の説明がよく見つかります。
せっかくこのエントリーを探してもらった方々にまた同じような話をしても面白くないので、それとはちょっと違った切り口で利益が出る商品の探し方を書いてみます。
利益が取れるってどういう事か?
これは、安く仕入れたものを高く売るという事です。「んな事分かってるよ!」と言われそうですがw。でも、これをしっかりと分かっていない人が意外と少なくないのではないかと、僕は思っています。
例えば、ある商品AがAmazonで3,000円で販売されていました。そして同じ商品AがeBayでは$30で売れた履歴がありました。
「商品Aは利益が取れないわ」
って思ったかもしれません。実際、1ドル=110円として手数料等を15%とすれば、大体195円の損になります。
しかし本当のところ、「商品Aは利益が取れない」とは言えません。というのは、例えば同じ商品Aが近所の商店街で1,500円で売られていたとしたら、これを仕入れてeBayで$30で売れば利益が取れるでしょう。この場合、上と同じ為替と手数料の条件で1,305円の利益になります。
要は、利益が取れるか取れないかというのは仕入と販売の価格次第であって、商品によって決まるものではないという事です。まずはここを押さえておいてください。この商品は利益が出やすいとか出にくいとかいう傾向は存在しますよ。それでも商品のみで100%決まるものではないという事です。
ポジションを取れ
ポジションを取れ.批評家になるな.フェアに向き合え.手を動かせ.金を稼げ.画一的な基準を持つな.複雑なものや時間をかけないと成し得ないことに自分なりの価値を見出して愛でろ.あらゆることにトキメキながら,あらゆるものに絶望して期待せずに生きろ.明日と明後日で考える基準を変え続けろ.
— ✨✨おちあいよういち✨✨ (@ochyai) 2017年10月1日
・・・というのは、落合陽一さんの言葉のようです。
この言葉をインターネット物販に当てはめると、ただただ自分の資金を動かすことなく延々とPCとにらめっこを続けるのではなくて、ある程度のリサーチを行ったらさっさと実際に仕入れて販売してみろという事です。
仕入れを起こさないうちは自分が損をすることもないので、Sold Itemsなどどこか他人事として見てしまいます。「いや、自分は本気で見ている」と思うかもしれませんが、潜在意識レベルではやっぱり他人事なのです。
これが一度仕入れをした後だと、見る目が全然違ってきます。だって損をする事は痛みであって、人間として痛みは避けたいものなので。
特に初心者は、ここをなかなか踏み出せない傾向にあります。これは過去の自分も含めて、今まで多くの人を見てきた僕の感覚からです。
別にいきなり何十万円もツッコめと言っているわけではありません。とりあえず最初なので、せいぜい数千円ぐらいの商品でしょう。株だのFXだのの金融商品だと、数十万円の損というのはかすり傷ぐらい程度で、数百万円から数千万円の損というのもよく聞きます。それと比べたら数千円を損したところで、蚊に刺されるぐらいのものでしょう。
しかもです。万が一その商品が思うように売れなかったとしても、その商品を仕入れたマーケットで仕入価格と同じぐらいの価格で出せば、また売れる可能性が高いです。という事で、売れなかったとしてもトータルの損はせいぜい数百円から千円ぐらいに抑えることができる可能性が高いです。
千円程度のリスクでいろいろなものにチャレンジしてみて、一度当たればそれで数十万円から数百万円、あるいは数千万円も稼ぐことが可能になります。期待値で考えたら、やらない方が損でしょw。
商品個別で探すよりもジャンルで捉える方がいいよ
例えば、僕がeBayに参入した頃はamiiboの8bit marioなんてのがよく売れていました。という事で僕も仕入れてみたのですが、全然大した利益にはならないわけです。それどころか熾烈な価格競争になっていて、それよりも安く販売しようものならば赤字になるという状態でした。
今になって思えば非常に簡単なことですが、固有の商品で売れた利益があるので、リスクが少ない(とみんなが思い込む)わけです。だって、売れた実績がある商品と全く同じものを誰でも簡単に仕入れることができるので。リスクが少ないとなると有象無象の輩がそれに群がり、そしてその先は価格競争という非常に単純な構造です。僕の頭の中には、イナゴの大群が田畑を食べ尽くすイメージが浮かんでいます。
個別の商品を1つずつ見ていくのではなくて、商品をジャンルで捉えることを僕はオススメしています。こうすることで、以下の2つの利点があります。
まず1つ目ですが、特に僕が取り扱っているような中古品だと、(厳密に)同じ商品はこの世に2つと存在しません。商品の状態は物によって違うので。完全に同じ商品を仕入れることができないという点で、ライバルがぐんと少なくなります。
そして2つ目ですが、商品をジャンルで捉えると価格に幅が出ます。仕入価格も高いものから安いものまで、そしてeBayの履歴も同じように高く売れているものから安く売れているものまで、それはもういろいろなものが見つかるでしょう。
仕入れと販売の価格に幅がある事で、最初に僕が言った「利益が取れるか取れないかというのは仕入価格次第であって、商品によって決まるものではない」が生きてきます。つまり、ジャンル内で価格差が存在するので、安く仕入れて高く売るという事ができます。
これが「nintendo amiibo super mario 8 bit classic」とか商品決め打ちだと、楽天で仕入れようがAmazonで仕入れようが、もしくはeBayで販売しようがAmazon.comで販売しようが、価格は大体横並びになってしまいます。「安く仕入れて高く売る」の「安く」と「高く」の差も、非常に狭いものになります。逆にこれで大きな価格差を見つけようとすると、相当の労力がかかるでしょう。まあインターネット内ではほぼ見つからないだろうと思います。
こんなところに気をつけて、まずはネット上でのリサーチから始めて、ちょっとでも気になるものがあったらとにかく仕入れて販売してみるというのをオススメします。
さあ初心者よ、勇気を持って仕入れを起こすのだ!
という言葉を贈り、今日のエントリーを締めくくることにします。