今やっていることを続けるか変えるかの判断基準と、変えるならどう変えるか

先日、コメントから質問を頂きました。

(前略)今はリサーチと出品数を増やす事だけ考えてやっていけば良いのでしょうか?
お時間ある時にでも宜しかったらアドバイスを頂けると嬉しいです

ということで一般論になりますが、記事で回答してみます。

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物販ビジネスでの利益は作業量にほぼ比例するので見通しも比較的簡単

時給で働いている人は、作業時間で収入がそのまま分かってしまいます。時給1,500円であれば、1日8時間働けば日給12,000円です。月の稼働日数が20日であれば日給を20倍して月収は24万円になるというのが簡単な計算で分かります。

事業を経営する場合、収入の見通しはそう簡単ではありません。それでも物販ビジネスは初心者向けのビジネスというだけあって(僕が言っているだけかもしれませんがw)、比較的見通しが簡単です。

今時点での売上や利益などをしっかりと抑えておけば、後は作業量を倍にすれば売上や利益も大体倍ぐらいになるというのが分かります。作業量が3倍ならば売上や利益も3倍ですね。ただこれは小規模に販売を行っている場合であって、世界シェアをほぼ1人で牛耳っているような場合はその限りではないと思いますが、今回はそのレベルでの話ではありません。

そこで今の作業量を考慮して、その作業量をどこまで増やせるかというのを考えてみるといいでしょう。

例えば1日3時間×20日ぐらいの作業量で月収5万円とかであれば、それを1日6時間にすれば月収は10万円ぐらいにはなるでしょう。作業時間としてその6時間が確保できるのであれば、そのまま今の作業を延長していくというのもありだと思います。

もし1日5時間×20日ぐらいの作業量で月収2万円とかであれば、それを1日10時間にしても月収で4万円ぐらいです。そして稼働日数を30日にしても1.5倍で6万円ぐらいです。これぐらいであれば、やり方を変える必要があるかもしれません。この判断基準は人によって違い、これで満足というのであればそのままでもいいです。

どうやり方を変えるか

やり方を変えると言っても、一体どう変えたらいいのか?と悩むところでしょう。僕も具体的にあーしろこーしろとは言えません。そこで今回、考えるヒントになるようなことをいくつか挙げてみます。

1.販売する商品のジャンルを変えてみる

「インターネット物販では何が売れますか?」という問いの答えとしては「何でも売れます」となります。それこそ、ジュースの空き缶とかトイレットペーパーの芯とかの、我々にとってはゴミでしかないものでも売れます。ただ何でも売れると言っても、どこにでもあるトイレットペーパーの芯に100,000円とかの値付けをしても、まず売れることはありません。

結局のところ、仕入れ価格次第で利益が取れるかどうかが決まります。

3,000円で売れるものがあったとして、その物が3,000円でしか仕入れできない場合は、これを仕入れて販売しても利益にはなりません。また同じ価格で売れる別のある物は1,000円で仕入れができるという場合は、2,000円ぐらいの利益になります。こういうものを探していけばいいわけです。

ただし、eBayで売れているものと同じをAmazonで探し出したとしても、それはライバルに簡単に真似されてしまい、後は利益を削る価格競争になるだけです。ヤフオクで仕入れるものも、そうなる場合があります。すでに価格競争になっているような商品は、取り扱うべきではないかもしれません。

僕のオススメは、仕入れたものをちょっと加工してから販売するという方法です。例えば、あるボロボロの商品をピカピカにするような技術を身につければ、それを付加価値として販売価格に上乗せもできるし、eBayとヤフオクをリサーチしているライバルがそれぞれの商品を見ても、それが同じものだとは気づかれにくくなる、つまり真似されにくくなります。

2.販売する商品の価格帯を変えてみる

1,000円の商品を販売するのも、10,000円の商品を販売するのも、作業量はほとんど変わりません。それでいて、利益はほぼ後者の方が大きくなります。例えば利益率20%とすれば、前者の利益は200円、後者は2,000円です。であれば、1,000円の商品を販売するよりは10,000円の商品を販売するほうが効率がいいです。

ただし一般的に、1,000円の商品よりも10,000円の商品の方が売れにくいです。ジャンルによっては、1,000円の商品はよく売れても10,000円のものは全く売れないとか言うこともあります。そしてジャンルによっては、1,000円だと安すぎて売れないけど10,000円であればほぼ妥当な値段なのでよく売れるということもあるでしょう。

3.物販ビジネス以外をやってみる

これはかなりドラスティックな手法ですが、どの形態のビジネスがその人にとって合っているかというのは分かりません。もしかしたら、ある人にとっては物販ビジネスよりもアフィリエイトの方が向いていたということがあるかもしれません。なのでそういうところも検討してみるのもいいかもしれません。

僕の場合は、自分が物販ビジネスに向いていたのかどうか分かりません。今でこそ月収で20~30万ぐらい稼げるようになりましたが、ここまで来るのに真面目に取り組み始めてから3年近くかかっています。このレベルは、受けた指導内容と行動量によって2~3ヶ月ぐらいで達成できる人もいます。

物販ビジネスは、向いていようがいまいが続けていれば必ずそれなりの結果が出せるものだと思っています。ただ人によっては、他のことをやる方が伸びが早いという事があるかもしれません。何が向いているかについては、他人については言わずもがな、自分自身についても正直何とも言えません。いろいろとやってみて、自分に合っているものを探すしかないでしょう。

努力は正しい方向で

僕が中学生や高校生だった頃、とにかく机に向かっていれば親から何も言われることがなく、その勉強法が正しいのかどうかについては何の干渉もありませんでした。僕も、効率がよかろうが悪かろうが、ガリガリと勉強して出せる結果が自分の能力だと信じていました。

大人になって思うのは、テストの点数なんてものは技術である程度はどうにでもなるという事です。今の僕が大人として子供に教えるべきは、ただひたすら努力することだけではなくて、効率のいいやり方を探せという事だと考えています。もし今僕が中学生に戻れるのであれば、テストで自分よりも高得点を取っている人にどうやって勉強しているのかを聞いて、後はそれをひたすら真似するというのをやるでしょう。

今物販ビジネスやその他に頑張って取り組んでいる人も、もしかしたらもっと効率のいい方法があるかもしれません。ただ盲目的に努力を重ねるのではなく、そういうものを探しながらだと、もっといい結果を残せるかもしれませんよ。

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コメント

  1. Momo より:

    わかりやすい記事を有難うございます^^
    「物販ビジネスでの利益は作業量にほぼ比例する」というのは私もそう思います。
    少しでも先が見えれば そのまま突っ走りたいと思うのですが・・・
    「何故 売れないのか?」と考えて改善する事も大切だと思っています。(動きが止まってしまいますが・・・)
    商材なのか?写真なのか?説明なのか?価格なのか?
    価格はある程度 適正価格があると思うので そうすると仕入れをいかに安く出来るか?という事ですよね?
    そこが出来ていない部分の1つだと思います(>_<)
    「仕入れたものを加工してから販売する」これが一番わかりやすくてライバルが少なくて良いと思います!
    究極はハンドメイドに近いのかな?
    「効率のよいやりかた」も今 模索中です。。。

    すこし頭の中がすっきりしてきました^^
    ヒントを有難うございます♪

    • Tsuyoshi Imari より:

      考えるのも確かに重要ですが、どちらかと言うと行動の方が大事だと思うので、考えながらとにかくいろいろやってみるぐらいの方がいいかと思います。

      ちなみにですが、(適切な利益が得られる価格で)売れる商品は多少説明や写真が悪かろうと売れるし、逆に売れない商品はどんなにきれいな写真や説明を作ってもやっぱり売れません。
      なので、商材の選択に重点を置いて行動するのがいいかと思います。
      写真や説明文その他はどうでもいいという事ではなくて、多少は考えるにしてもこれにあまり時間をかけ過ぎるのは非効率的だと言うことです。

      ハンドメイドの商品はほぼ真似されることがないでしょうけど、例えば2~3日かけて1商品作って販売した利益が数百円とかだと全く作業量に見合わないので(趣味でやるならばこれぐらいでもいいかもしれませんが)、かける時間に対する利益をできるだけ大きくできるような方法を探すといいでしょう。