eBay輸出を始めてから2ヶ月ぐらい経ちました。
ぼくの発送数は決して多くない方だと思いますが、それでもここ2ヶ月ほどで郵便局に払った送料は5万円以上になります。
これが地味に、いや派手に収益に影響を及ぼしてくれます。
これから先、発送が増えていけば送料の支払いもどんどん膨らみます。
なので、これを抑えることを考えてみました。
日本郵便での割引サービス
例えばEMSだと、一度に10個以上発送するとか、もしくは月間50個以上発送するとかやれば割引が受けられます。
ただ、ここまできたらかなり商売が軌道に乗っている状態だと思います。
ぼくが知りたいのは、もっと小規模の売買で送料を抑える方法です。
将来的にはこれらのサービスのお世話になることがあるかもしれませんが、とりあえず今は置いておきます。
という事で、ここで詳しく書くこともしません。
小規模の発送でも送料を安くする方法
本題です。
このブログを読んで頂けているのであれば、ある程度予想はできるかもしれません。
以前の記事で、仕入価格を下げるためにまずギフト券を割引価格で買ってからそれで買い物をするといいという事と、それについての会計処理について書いた事があります。
これと同じような方法を、郵便でも使うという話です。
具体的には、まず切手を安く買ってから、それを商品の発送に使うというものです。
インターネットをざっと見てみると、額面の95%程度での販売というのをよく見かけたので、大体5%ぐらいは割引になりそうです。
5万円の5%で2,500円になるので、これを大きいと見るか小さいと見るかというのはありますが、将来的に送料がどんどん膨らんでいくことを考えたらぼくは決して小さくないと思います。
なので、切手販売サイトで切手を安く買ってから、これを使って発送しましょう。
・・・と、これで終わってしまうと大した情報にもならないので、もう少し詳しく書いてみます。
切手販売サイトの販売形式
よくあるもので、3つの販売形式があります。
それについて、推測も交えながらになりますが書いてみます。
1.普通切手
これは、言葉の通り普通の切手です。
額面もいろいろなものが売られていることが多く、一番使いやすそうです。
ですが欠点もあります。
それは販売額の割引率が一番小さい事です。
その理由については、次に書きます。
2.記念切手
普通切手以外の、イベントやら何やらの際に発行される切手です。
額面は限られたものしかない事が多いです。
利点としては、普通切手よりも割引率が大きい事です。
なぜ普通切手と比べて記念切手の方が割引率が大きいのか、記念切手の方が手に入りにくいだろうからこっちの方が高額なるのが普通ではないか?という疑問を持ったので、ちょっと調べてみました。
理由は簡単で、ビジネスとして使うにはちょっと軽いデザインだったりする事が多いので、法人からは敬遠される傾向にあるようです。
あとは額面が限られるというのもあると思います。
こんな理由で、普通切手よりも記念切手の方が値下がりする傾向にあるようです。
少なくとも個人として輸出入ビジネスをやっている場合には、切手のデザインについては特に気にするところではないと思います。
外国の方からは、日本の珍しい切手で発送されてむしろ喜ばれる事もあるようです。
なので、この記念切手を積極的に使っていくのがいいのではないかと思います。
3.別納用切手
これが何のことかよく分からなかったのですが、切手販売サイトでは大概この形態での販売があります。
そして、割引率は3つの形態の中で一番大きいです。
これについて、次の段落で少し細かく書いてみます。
別納用切手とは何か
まず、日本郵便が「別納用切手」というものを販売しているわけではありません。
というのを理解した上で読み進めてください。
日本郵便のサービスで料金別納郵便というのがあります。
これがどういう物かというと、大量に郵便物を発送する時に1個1個に切手を貼って出すというのは大変なので、それはしなくていいですよというサービスです。
郵便物に一々貼らなくていいので、まとめた送料を現金で払ってくださいというのが料金別納郵便になります。
この料金を支払う際に、現金ではなくて切手で払うこともできます。
そのための切手を、販売サイトで「別納用切手」としているようです。
何を別納用切手と言っているのかというのは推測になりますが、切手1枚の額面は指定できないけど、まとめていくら分の切手という形で注文を受け付ける代わりに安く販売しますというものだと思われます。
なのでこの形態で買うと、届いた切手の額面はばらばらになっていると思います。
そして、これまたよくある販売形態ですが、別納用切手の中には「台紙貼りなし」と「台紙貼りあり」というものがあります。
台紙貼りなしのものは、例えば10万円分だったら10万円分の切手がそのまま送られてきます。
それに対して台紙貼りありのものは、同じく10万円分買う際に例えば1,000円分をまとめて台紙に貼り付けられたものを100枚という買い方になります。
それを使って別納郵便の料金を支払う際には、台紙5枚で5千円分というのがすぐに分かるので使いやすいという利点があります。
ただし台紙に貼り付けるのは販売サイト側の手間になるので、料金は台紙貼りなしよりも若干高くなります。
話を戻して、別納郵便のサービスが利用できる条件ですが、基本的には10個以上同時に発送する時に使えるようです。
ただし、EMSもしくは国際小包の場合は1個からでも料金別納にできるようです。
それ以外の、例えば小形包装物については10個以上が対象になるようです。
小規模のeBay輸出をやっている人にとって一番いいのはどれか
10個以上同時発送なんてまずないだろうし、しかもEMSもそんなに頻繁に使わないから、別納用切手よりは記念切手がいいのかな・・・と思っていました。
貼って出す場合には、別納用切手ではなく普通切手か記念切手を買うように勧めている販売サイトもありました。
でも調べてみると、別納用切手と言っても普通に使える切手のようです。
外国への発送となると、送料が数十円から百何十円で収まることはまずありません。
ぼくの今までの発送で、1,000円以内で収まったことは数えるほどしかなく大体は1,000円台なり、一番高かったものは1個で6,000円以上という事がありました。
だから、切手の額面については気にしないでいいのではないかと思います。
10万円分の別納用切手を買ったら額面10万円の切手が1枚送られてきた・・・となるとさすがに使えませんが、まず額面10万円の切手というのが存在するのかどうか分かりません。
恐らくは82円とか、もしくはせいぜい百数十円程度の額面の切手になるだろうから、別納用切手を普通の切手として使うので問題ないのではないかと思います。
仮に500円とか1,000円の切手になったとしても、むしろ使いやすくなるだけです。
ピッタリの料金にできずに端数が出る場合は、発送の際に郵便局の窓口で不足分を現金で支払って、その分の切手を追加で貼るというので十分対応できるのではないかと思います。
もう少し調べてみようと思いますが、輸出をやっている場合には恐らくこの別納用切手を買うので問題ないのではないかと思っています。
割引価格で切手を買う場合にまた会計処理が少し面倒になりますが、ギフト券で仕入れを行うのと同じような処理で問題ないだろうと思っています。
その後どうしたかについては、また後日レポートします。