Active Contentの使用停止まであと1週間 対応はお済みでしょうか

かっぱ寿司が食べ放題を始めたところ、10時間以上待ちになっているところもあるとのことです。

食べ放題「10時間以上待ち」続出 「予想以上の反響」とかっぱ寿司

公式サイトによると70分食べ放題で、料金は税抜きで、男性が1,580円、女性が1,380円、65歳以上が980円、プラスアルコール飲み放題680円などとなっているようです。

さすがに10時間も列に並ぶのではなくて、どこか別のところで時間を潰したり、もしくは近所の人で一度家に帰るとかだろうと思いますが、それにしても10時間も待つか?という感じです。

僕はかっぱ寿司には行ったことありませんが1皿100円らしいので、1,580円分も食べれば普通にお腹いっぱいになりそうです。
という事で、数字で考えると対して得にもならないようですが、「食べ放題」という言葉に釣られる人たちは少なからず、というか結構な数がいます。

そしてこういうクラスタは恐らく、宝くじを買ったりもするでしょう。
1等○億円とかいうのに釣られているのでしょうが、期待値で考えると購入すればするほど損します。

このあたりの人間の行動については「プロスペクト理論」でググってみると参考になるかもしれません。

さてここで、「大して安くもないのに長時間並ぶなんて無駄だ」と言っているだけでは、2ちゃんねらーやヤフコメ民と変わりません。
我々はここに留まらず、どのように売ればこういう人たちに響くかを考える必要があります。

例えばテレビでCMを流してみると、情報リテラシー高めの人たちにはあまり届かないかもしれませんが、こういうクラスタにはよく届くでしょう。

こういう客層は単価が低めなので、それよりは富裕層の顧客を数名だけでも抱える方がよっぽど効率がいいという考えもあります。
しかしながら一方で富裕層の顧客は、たった一人が購入を停止しただけでもインパクトが絶大です。
そういう場合のリスクヘッジとして、単価が低い顧客に対してマーケティングする事も戦略になります。
もちろんこれが唯一の正解というわけではなくて、最終的には経営者の考え方によって戦略も変わってくるので、あくまで考え方の1つでしかありません。

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eBayの経営戦略

さてeBayの経営戦略として、これからはモバイルに力を入れていくようです。

僕は外国のことはよく分かりませんが、日本国内においてはPCよりもスマホの利用が増えているようです。
スマホがあればPCは必要ないという人も少なからず存在します。

国内のネット売買でも、スマホだけで取引が完結するメルカリが急激に伸びていて、ヤフオクも遅ればせながらフリマ出品ができるようになるなどメルカリに追随しているという感じのようです。

ところで鈴木絢市郎さんが最近のエントリーで、eBayのモバイルアプリによる出品方法を紹介なさっていました。

eBay : eBayアプリでの出品の仕方

これによると、出品においてはまだいろいろと制約があるようです。
具体的な制約は、

Shipping policyがない点です。
また、Domesticのみで、
Internationalのセッティングが出来ません。

という事らしいです。

あともう一点、スマホなので長文が打てないというものも挙げられていました。
今ではスマホで小説を書いてアップロードしている人間もいるぐらいなので、これについては慣れ次第かと思います。

ちなみにですが、この鈴木さんが今度ご自身の得意分野である音楽についての話しをふんだんに盛り込んだセミナーを行います。
鈴木さんはお人柄もよく、お知り合いになる事で今後の商売のプラスになること間違いありません。
ぜひ参加してみてください。

80’s洋楽好きのあなたが副業で5万円稼げる!eBay個人輸出セミナー
https://peraichi.com/landing_pages/view/sj20170624
日時:2017年6月24日(土)13:30~16:30
場所:東京・神田

閑話休題、eBayの戦略としては、今のところセラーはまだPCを使い続けてもらうことにして、とりあえずはバイヤーからモバイル対応していくという感じのようです。

Active Contentの削除はお済みでしょうか

eBayのモバイル戦略の1つとして、出品画面でJava ScriptやFlashなど(eBayではこれらをまとめてActive Contentと呼んでいます)の使用を停止します。

これらがモバイルでの購入を妨げるとeBayは言っていますが、今では多くの人がスマホでYouTube動画を見たり、もしくは自分で動画を撮影してアップロードしたりを普通に行っているので、何となく時代に逆行している気がしないでもないです。

ただeBayがこれをやるとやっている以上、我々はそれに従うしかありません。
停止の具体的な日時は2017年6月26日なので、期限まであと1週間ほどです。

僕は出品ツールのAuctivaを使っていて、以前はこれが勝手にActive Contentを出品ページに入れていました。
出品がたくさんあったので修正するのも面倒で、期限ギリギリまで放置して売れ残ったものだけ修正を入れようと考えていました。
ただeBayがActive Contentの使用停止をアナウンスしてからしばらくして、Auctivaの方でもそれに対応してくれて、自分では何の修正をすることもなくActive Contentを削除してくれていました。

さて現在まだ自分の出品ページにActive Contentが残っている場合、メールでアナウンスが届いているかもしれませんが、こちらからも確認することができます。

http://www.ebay.com/sh/lst/active/active-content

僕のリストではすでにActive Contentが残っているものはないのでこのような画面になりますが、Active Contentがあるとここにリスト表示されます。
そして、こちらの画面から修正もできるようです。

ブログやっているならば自分でActive Contentを含んだリストを作ってから検証しろと言われそうですが、そこまでするのも面倒でやりませんでした(笑)。

これからはスマホの時代?

今では大学生でさえも、スマホがあればPCは必要ないと言っている人が少なからずいるようです。

さすがに論文書くのにはPCが必要だろうと思うのですが、一方で、この考えの方が時代遅れだと言われる日がこれから先くるかもしれないとも思います。

僕が大学生だった頃に使っていたPCよりも、今のスマホの方がはるかに高性能になっています。
もちろんスマホはあの小さい箱にぎっしりと詰め込む関係から、最新のPCよりは性能面でも劣ります。
ただ、じゃあ10年前のPCを使って論文を書くことは不可能かと言えば、やっぱりスマホを使うよりもよっぽど書きやすいはずです。

そもそも僕が大学生の頃は、今のスマホに比べてずっと性能の低いPCで論文を書いていたわけで、今のスマホが当時のPCと比べて劣っていることと言えば文字や何やらの入出力の部分ぐらいでしょう。

ちなみに僕が大学生だった頃のPCの標準メモリは32MBでした。(単位がGBではなくてMBであるところに注意)
それよりも前の時代を知っているという人もいるでしょう。
そして今のiPhoneのメモリは1GB、6sになってからは2GBです。(64GBとか128GBとかいうネタ発言はしませんので(笑))

時代をあまりに先取りしすぎても、SEGAのDreamcastのようにコケるだけです(笑)。
なので今PCを切り捨ててモバイルに全取っ替えするのはマズいでしょう。
仮に今eBayがそれをやったならば、これまでユーザーだったPC層が離れていくことになるでしょう。
しかし、多くの情報リテラシー低めの人たちがスマホさえあればPCは必要ないと思っている今の時代において、バイヤーのモバイル対応をする事は間違っていないと僕は考えます。

今後eBayがどちらの方向に舵を切るかは分かりません。
セラーは今まで通りPCを使う層をメインにするのか、あるいはスマホ層をセラーとして取り込むのかなど。

我々としてはeBayのやる事に追随するだけに留まらず、例えばかっぱ寿司の食べ放題に並ぶような人たちをただバカにするのではなく、その人の立場に立って購入することを考えてみるというのも、自分の商売を伸ばすきっかけになるかもしれません。

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