世の中には、本来ならば苦労しなければ得られない何かを、楽に得られますよという広告が溢れれいます。
それは、例えば英語であったりダイエットであったり、あるいは収入であったり。
僕は、今でこそそういうものを見たら基本的に信用しないようになれましたが、昔は「お、これいいかも」とよく思っていました。
そうしてお金を投じて、結局何も得られないという結果になった事を何度か経験しています。
ざっくばらんに言ってしまうと「当時はバカだった」これに尽きます。
という事で、このようなサービスなら商品なりの例をいくつか挙げてみます。
宝くじ
まず思いついたのがこれです。
僕も大学生の頃に何度か買ったことがありました。
よく「買わなければ当たらない」と言われますが、僕に言わせれば買っても当たりません。
Wikipediaからの情報ですが、航空事故で死ぬ確率は0.0009%だそうです。
そしてこちらの情報で、2018年のドリームジャンボ宝くじで1等が当たる確率が0.00001%だそうです。
単純計算で、宝くじで1等が当たるよりも航空事故で死ぬ方が90倍起きやすいということになります。
なので、宝くじを買いながら飛行機に乗る人間は、航空事故で死ぬようなことは起きないだろうけど1等が当たることは期待するという、完全に矛盾した行動を取っているわけです。
英語
どの教材とは断定しませんが、「聞き流すだけである日突然口から英語が・・・」系のCMをラジオでよく聞きます。
日本語を母国語をしている人間がいくら英語を聞き流したところで、それは雑音でしかありません。
赤ちゃんが聞き流して言語を覚えるというのも、決して聞き流しているわけではなくて一生懸命理解しようと脳をうんうん唸らせているわけです。
英語を覚えるとなると、脳に新たな回路を構築しなければならないわけです。
それなのに脳を働かせずに聞き流せるだけで回路が構築できるはずがありません。
聞き流しが全く効果ないとまでは言うつもりはありませんが、少なくとも「ある日突然口から英語が」出るなどという効果は期待しないほうが吉です。
収入
これもまた、ネット上に溢れています。
初心者が楽して稼げる系の訴求があったならば、基本的に嘘だと思って間違いないと思います。
実際に楽して稼げているように見える人もいます。
その人たちも、努力を積み重ねた過去があるはずです。
YouTuberのHIKAKINさんも、動画上では楽しそうに稼いでいる部分しか見えませんが、過去には相当に苦労を重ねているようですよ。
200円の定食を4年間食べつづけた。ヒカキンが語るストイックなサラリーマン時代(前編)|新R25 https://t.co/Uh45XoiCmN
— 田端 信太郎 (@tabbata) 2018年5月5日
なぜこのようなサービスがなくならないか
これは非常に単純で、買う人がいるからです。
そして売る方も売る方で、大した品質の商品なりサービスを出すだけで稼げてしまうので、やめないわけです。
少なくともこのようなサービスを出すことで世の中がいい方向に行くとは思えないので、僕はやりません。
ただ僕がやらなかったところで他にいくらでもこのような商品を販売する人は出てきます。
だったら我々として出来ることは、このようなものに騙されないような知識を身につける必要があります。
勉強しないと、どんどん搾取されていきますよ。