確定申告の準備 特に初めての方へ

皆様、確定申告の準備は進んでいますでしょうか。
僕はExcelに大体のデータは入力できているので、あと不足分を何件か入力してからボタンをポチッと押すだけという状態です。

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確定申告の受付時期が2~3月のワケ

初めに言っておきますが、これは僕の解釈です。

確定申告は、前年1~12月分のお金やモノの動きを全てまとめて所得を計算するものです。
ただし、モノの動きはお金に換算します。
そしてその所得の額によって、所得税が決まるわけです。

12月までの分なので1月から受付で良さそうな気もしますが、実はそれだと不都合があります。
というのが、支払金額の一部は年明けしばらくしてから確定するからです。

分かりやすい例で言うと、携帯電話の代金をカード引き落としにしている場合です。
12月分の利用額は、1月1日時点ではまだ判明しないのが一般的だと思います。
恐らくですが、まず携帯事業者が12月にこの人はどれだけ使ったというのを1月1日以降に計算して、それがはっきりしたら次はその金額を引落し金額としてカード会社に連絡するので、利用者に金額が伝わるまでに結構時間がかかったりします。

金額がはっきりするまで時間がかかるようなサービスを事業には使用していないという人も中にはいるかもしれません。
そういう人たちは、1月1日に前年度分の確定申告書を作成することができます。

ただ多くの人は、12月の支払額が分かるまでに時間がかかるような何かしらのサービスを利用していることが多いと思うので、その余裕を持たせるために2~3月を受付期間としているわけです。

決して、溜まった夏休みの宿題を一気に片付けるための最後の追い込み期間ではないと、そのように僕は理解しています。

今年初めて確定申告をする方へ

前年度に大した準備もしていなくて、でも今年から確定申告をすることになっているからどうしようとお悩みの方へ。

青色申告をする場合、控除額がそれぞれ65万円と10万円の2通りのやり方があります。

どうにもこうにも分からないという場合は、まず10万円控除の方でやってみるといいでしょう。
この場合は貸借対照表を作る必要が無くて、もっと言うと仕訳表を作る必要もありません。
作らなくていいかどうかは別にして、それを作らなくても決算書は作れるという意味です。
10万円の控除だったら恐らく作らなくてもいいと思いますが、一応調べておいてください。

では実際にどうするかというと、決算書に直接数字を入れていきます。
去年1年間での、仕入高、売上高、前年初と前年末時点での在庫(それぞれの仕入額)、あとは科目ごとの経費1年分がそれぞれどれだけになったかというのを、それぞれ足してから入力していけば、決算書ができあがります。

数字がずれる可能性は大いにありますが、逆に多少違っても別のところで整合性が取れなくなるという事が(あまり?)ないので、いつまで経っても決算書の完成に至らないという事態にはなりません。

ちなみに整合性というのは、本年度分の範囲内だけにおいてですよ。

来年再来年とその数字を引き継いで計算して、どこかで貸借対照表も作るようになれば、そのときにはミスが顕在化するでしょう。
ただし、それが分かった際に前年度以前の分を修正するという事もできるし、その年度分内で上手く調整するという事もできます。
後者はやり過ぎるとまずいのですが、小さい額ならば見逃してくれると思います。

僕も最初は不動産収入だけの状態で青色申告を始めて、その時は事業的規模でもなかったので10万円控除の方でやっていました。
物販もやるようになってから、どうせならば65万円控除だと思って貸借対照表も作るようになり、そこから仕訳の作り方を勉強して覚えました。
今ではある程度分かるようになりましたが、決して最初から分かっていたわけではないので、これからやろうという場合も同じように少しずつ覚えていけばいい事です。

後はとっとと事業規模を拡大して、早いうちから税理士さんにお願いできるだけの利益を出してお任せしてしまうというのでもいいでしょう。

もしそれでも分からないという事であれば、白色申告の方でやるというのも一つの方法です。
白色申告については僕もやったことがないのであまり詳しくないのですが、青色申告よりも簡単にできると聞いています。
ただし青色申告特別控除に当たるものは、白色申告には存在しません。

・・・とここまで書いて、もし青色申告をするのであれば事前の申請が必要なことを思い出しました。
事前の申請によって青色か白色かが決まってしまうので、現時点で選択の余地はないです。

自分自身の準備状況

僕は最初にも書いた通り、あと何件か入力すればほぼ完成です。
ただしこれは所得税の確定申告に関しての話です。

消費税の確定申告については今回初めてになるので、多少時間がかかると思います。
何をどうすればいいかというのは何となくのイメージはできているので、数字を集計するだけになると思います。
あとは、この部分こそが今年の確定申告の醍醐味(それなりの金額が戻る)なので、頑張る価値はあるところです。

後は、今年実際にやってみた結果を元にExcelシートを改良して、次回以降に楽できるように準備をする事ですね。
これについてはマクロ等で自動化する必要もないと思っているので、単純に集計単位になるための列を追加する程度の対応になると思います。

僕もこれからぼちぼちと準備を始めようかというところです。
今年は事業が黒字化して所得税を納めることになりそうですが、消費税の還付も含めたら若干のプラスになりそうな予感です。

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