そろそろ平成27年度の所得税の確定申告の受付が始まりますが、準備は進んでいるでしょうか。
僕は大体は1月に纏めていたのですが、一部カード支払いしたものの金額と日時の明細が出ていなかった分があったのでそこでストップしていました。
そしてそろそろ受付が始まるからと思って、後で慌てないように書類を作成しました。
僕の確定申告書作成手順
何度も書いている気がするのですが、この歳になると以前に何を書いたかもよく思い出せません。
という事で、もう一度書いておきます。
慣れれば特に難しいことはありませんが、今年初めて確定申告するという人にとっては恐らくパニックだろうと思います。
年が明けてから前年分を纏めるというのはかなり辛い作業になると思うので、日頃からこまめに纏めておくのがいいです、って今更な話ですが。
具体的には、以下のようにしています。
1.収入、支出、経費などをExcelシートに纏める
これはフリーフォーマットでいいと思います。
お金と物の動きがあったら、その都度シートに記入していきます。
僕が纏めているのはそれぞれ、仕入帳、収入帳、経費帳です。
あとPayPal、Amazonギフト券、切手、預金それぞれの残高推移もExcelにまとめています。
預金については、最初は口座の取引履歴を見ればいいと思っていたので纏めていませんでした。
ですが、預金利息だったりカードの引き落としだったりというのが帳票には表れないけどお金の動きが発生するもので、これを追いかけるのが大変だったのでExcelに纏めるようにしました。
2.月1ぐらいで上記シートの内容をエクセル簿記に纏める
これは、上記の帳票をもとに仕訳帳を作る作業になります。
あまり貯めこむと大変になるので、半月毎とか1ヶ月毎とかで纏めるのがいいと思います。
3.エクセル簿記の内容を確定申告書作成コーナーに転記して確定申告書を作成する
エクセル簿記で仕訳を作るとそのまま確定申告書ができるようになっています。
これをそのままプリントアウトして提出してもいいようですが、僕は一応確定申告書作成コーナーでバッチリのフォーマットで作っています。
ちなみにエクセル簿記で作れるのは決算書だけなので、狭義の確定申告書はやっぱり確定申告書作成コーナーで作成する必要があると思います。
世に出ている確定申告ソフトを使えば、決算書も確定申告書全部出てくるのかもしれませんが、僕はよく分かりません。
4.書類を税務署に郵送する
書類ができたら、僕は郵送で提出します。
税務署に直接持って行ってもいいのですが、この時期はきっと混んでいるだろうからあまり行こうとは思いません。
損益通算とは
僕は、去年は約100万円ぐらいの赤字になりました。
青色申告をしていると、この損失を3年間繰り越せます。
簡単に説明してみます。
今年100万円の損失だったとします。
すると、所得がゼロという事になるので、それにかかる所得税もゼロになります。
翌年は200万円の黒字だったとします。
もし損失を繰り越さなかったら、この200万円に対して所得税がかかります。
例えば税率10%だったら所得税は20万円になり、それを納めることになります。
しかし損失を繰り越していたら、前年のマイナス100万円と合わせてプラス100万円になります。
同じように税率10%だったら所得税は10万円になり、それを納めることになります。
こんな感じで、損失を繰り越した方が納める税金が少なくて済みます。
損益通算と青色申告特別控除について
ここが、僕が勘違いしていたところです。
今年は合計で80万円ぐらいの黒字になりました。
ここから前年の損失と相殺して、残りの損失が20万円になるものと思っていました。
損失がまだ残っているから、青色申告特別控除は適用されないものと思っていました。
しかしそれは違っていました。
実際には繰り越す損失があっても青色申告特別控除が適用されて、80万円から65万円を引いて15万円が今年の利益となりました。
そしてこの15万円が前年の損失を相殺する数字になりました。
という事で、繰り越す赤字は85万円ほどになりました。
こんな調子だと消化し終わる前に3年が過ぎそうな気がしますが、不動産の建物の減価償却が今年の3月で終わります。
そうなると、所得が100万円以上アップしてしまいます。
なのでよっぽど大きな出費がない限りは、3年以内にプラスに転じる事になると思います。
そうなると、ようやく住民税非課税世帯から脱出になります。
あとは今eBayを頑張っているので、これで結果が出ればもっと早くに納税ができるようになると思います。
僕はどちらかと言うと納税したい派です。
税金免除だけど収入もないというよりは、収入があってその一部を納める方が物質的には豊かな生活になると考えています。
でもそうなると年金や国民健康保険の免除がなくなるので、税金以外の負担も増えます。
中途半端に収支をプラスにすると、収入がほとんどないのに免除は受けられなくなり今よりもきつくなりそうなので、プラスに転じる時は一気に上まで行きたいです。