BUYMASTERなるツールの広告掲載依頼が来ました

こちらではなくてつれづれにっきの方にですが、BUYMASTERというツールを紹介して欲しいという依頼がきました。
まあ転売で稼ごうというツールみたいなので、こちらでネタにさせてもらいました。

初めに僕の立ち位置を書いておきますが、このツールを使って簡単に稼ぐことができるとは思えませんでした。
URLは貼らないので、気になる場合は「BUYMASTER」で検索してみてください。

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BUYMASTERとは何ぞや

という事で早速調べてみました。
簡単に説明すると、BUYMAで稼ぐためのツールみたいです。
これだと簡単すぎるのでもう少し詳しく書くと、BUYMAでの売れ筋商品を自動でリストアップするので、その商品を無在庫で販売しましょうというものらしいです。

こちらのブログの方がeBay輸出に特化した記事を書いているので、どうせならばつれづれにっきではなくてこちらの方に問い合わせをして欲しかったと思いますが、このブログにはまだメールフォームを付けていませんでした。
それぞれの記事にコメント欄があるから特に付けなくてもいいかと思っていましたが、あった方がいいのかもしれないと思いました。

ちなみに僕は、BUYMAについてはほとんど何も知りません。

本当に稼ぐことができるかどうか

これについては実際に使ってみないと何とも言えません。
なので販売ページを見た感じから受けた印象を書いてみます。

1.簡単に稼げるという事を強調している

ビジネスに限らず何に対してもですが「簡単に」とか「短時間で」というのを殊更に強調している広告というのは、僕は基本的に疑ってかかります。

例えばですが、スピードラーニングという英語教材では聞き流すだけで英語ができるようになると謳っています。
でも実際にスピードラーニングで英語ができるようになったという人の話を、スピードラーニングの広告”以外”の場所で聞いたことがありません。

今回の広告を見ると、やたらと簡単にとか短時間でと謳っているのに引っかかりました。

もちろんツールを使うことで作業を簡略化できる事は否定しませんが、インターネット物販においてリサーチという作業は最も簡略化できない部分だと僕は思っています。
という事で次に続きます。

2.ツールでできることが限られているように見える

このツールではBUYMAでの売れ筋商品をリストアップできると説明されています。
ただ、その商品を安く仕入れることができるかどうかというのは、ツールではわからないようです。

売れ筋商品というのは販売者が殺到しているということだろうから、価格競争になっていることが予想できます。
ツールでそういう商品ばかり拾ってこられても、その情報は何の役にも立ちません。

じゃあツールで仕入価格と販売価格の差が大きい商品を拾ってくることができるかという話になります。
まずツールは、人間の脳ほどフレキシブルに対応できないというのは言うまでもありません。
ツールの強みというのは、単純作業を人間よりも高速に行うという点に尽きると思います。
単純作業程度で見つけられる商品であれば、他の人も大勢その商品を見つけるはずで、そうなると行き着くのは価格競争です。
そこがツールの限界だと思います。

改めてツールの説明を見ると、BUYMAの売れ筋商品をリストアップするとあります。
多分その説明は嘘ではないのでしょう。

3.月商と月収を曖昧にしている

僕もいつかの記事で書いたかどうか忘れましたが、月商と月収は別物です。

お客様の声の中に、20万前後の稼ぎをあげることができている云々とあり、その後月商50万円を目指すなんてことが書いてあって、矛盾を感じました。
まだ月商50万円に到達していないようなので、例えば月商40万円とします。
それで20万円の稼ぎつまり収入という事は、利益率50%という事になります。
普通に考えて、初心者が無在庫で利益率50%というのはあり得ない数字です。
メーカーに近いところから仕入れるなどすればこの利益率も可能だと思いますが、仮にこの話が本当だとしても一般の人にはそうそう真似できない事だと思います。

そもそもですが20万前後の稼ぎというのも眉唾もので、単純に稼ぎではなくて月商ではないのと思いました。

例えばですが、1億円で買った不動産を5千万円で売りに出したら、即売れると思います。
この売買を1ヶ月で行った場合、利益はマイナス5千万円になりますが月商は5千万円です。
この時「僕の今月の月商は5千万円なんだよね」というのだけを聞いてすげーって思うかどうかです。

売上というのは売買の規模を表すことはできますが、どれだけ稼げているかというのは別の話になります。

4.その他の紹介サイトが怪しい

このツールの開発者は「転売家ヒロ」という人らしいです。

これをGoogleで検索すると、紹介しているブログがずらずらと出てきます。
そこではいいとも悪いとも書かれていませんでした。

ところがこれらのブログがほぼすべて、「(名前)の(なんとか)」というタイトルのブログです。
例を挙げると、「ルイルイの徒然日記」、「ユウヤの仕事備忘録」、「ツッチーの何気ない日常」、「かなえの日記ブログ」、などなど。
同じようなタイトルのブログがまだ延々と続いています。
しかもそれぞれのブログの中身は、似たような情報商材の広告リンクばかりのようでした。
これを見ると、同一人物が複数のブログを作っているのではないかと思われます。

このツールがどうかというより、売るのにここまで必死になっている(しかも安易な方法で)というのが、ツールの信憑性を下げています。

5.返金保証の条件が怪しい

それでもまあ稼げなければ返金があるからいいかと思って、買ってみる人もいるかもしれません。

ちなみにその返金の条件は次のとおりです。

90日間BUYMASTERのノウハウ通りに転売を行い、
10個以上の商品を販売したにもかかわらず赤字となった場合

この「販売した」という部分に引っかかりました。
例えばノウハウ通りに出品しても購入してもらえなかった場合は、保証の対象外になりそうです。

仕入価格に対してあまりに高い価格で売れというノウハウの指示だったら、売れない出品となるでしょう。
じゃあ売れるように赤字覚悟で値下げして売ったら「ノウハウに従わなかったから保証対象外」と言い逃れされそうです。

そもそもですが輸出入転売ではよっぽど下手を打たないかぎり、赤字にはならないと思います。
と言いながら僕は最初eBayでオークション形式でバンバン出品して赤字になりましたが(笑)、BUYMAは全て固定価格のようです。
赤字が保証の条件なので、プラス1円でも差額が出れば保証対象外となります。
ツールを使わないで尚且つリサーチにあまり時間をかけないでも、差額をプラスにするだけならば比較的簡単にできると思います。

ということから、保証を受けられる条件をクリアするのはかなり厳しいと思われます。

まとめ

以上の事から、このツールは信用出来ないと判断しました。
自分が信用出来ないようなツールを紹介して広告料を貰うような真似をして、このブログの価値を貶めるのは僕の本意ではありません。
という事で、問い合わせの相手に広告の詳細について連絡するのではなくて、こちらのブログでネタにさせてもらいました(笑)。

そもそも本当に実績が出ているツールであれば、僕みたいな全く何も知らない人に広告を頼むのではなく、実際にツールを使って実績を出している人に広告を頼む方が遥かに内容のある広告ができると思います。
そうなれば、口コミで爆発的に広がっていることでしょう。
実際にそうなっていないところを見ると・・・あとはご想像にお任せします。

今回の話は僕の個人的な見解であって、本当は稼げるツールなのかもしれません。
僕は全くおすすめしませんが、もし興味がある場合はご自身の責任で判断してください。

あとおまけの話で、この手の広告サイトに「残り○時間○分」とかいうカウンターが付いていることがよくあります。
今回の広告サイトも開くと、特典を受け取ることができる期限として残り24時間からカウントダウンが始まります。
こういうのはブラウザのcookieを削除してから再度サイトを開くと、大体はカウンターがリセットされます。
なので、焦らずゆっくり考えることをお勧めします。

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