つい最近、歯医者に行ってきました。
僕は大体半年に1度ぐらいの頻度で行って、歯をクリーニングしてもらっています。
以前、5年ぶりとか10年ぶりとかで行った時は虫歯もあるし歯石取りで血がダラダラ出るしでもう大変でした。
半年に1度ぐらい行くようになってからは、クリーニングも簡単に終わり虫歯のチェックでも問題ないという事になって、何年も行かないよりもかえって楽だと気づきました。
今回もまた30分もかからずに終わり、帰りにまた半年後ぐらいに予約してきました。
お客様目線で商売していますか
さて、今日はこの話です。
お客様とは誰か
まず始めに言っておきますと、大きく2つに分けてB to BかB to Cかでお客様の意味合いが変わってきます。
このブログではeBayの話をするという事で、B to Cで考えます。
お客様=自分から商品を買ってくれて、その商品を直接使用する人
という感じです。
エンドユーザーと言ってしまうと、どこまでを指すのかがまた分からなくなります。
車を買う場合で考えてみます。
車を買って使う人がエンドユーザーという考え方もあれば、その車で荷物を運んでもらう人がエンドユーザーという考えもあり、さらにその車で運んでもらった荷物を使う人がエンドユーザーという考え方もあります。
上の例だt、1つ目がB to Cであり、後の2つはB to Bと言えるでしょう。
という事で、この車を使う人をお客様として考えることとします。
お客様目線で商売できているか
これができていると答えられる人は、はたしてどれだけいるでしょうか。
僕はどうかというと、ある程度は考えているつもりですが、まだ全然足りていないと思っています。
足りないならばもっと考えればいいだけですが、そうは言ってもなかなか難しいです。
お客様目線になるために自分で購入してみる
これを勧める人もいますが、僕はこれについてはやらないよりはマシという程度だと思っています。
まず自分自身について考えると、販売もしているという事で一般消費者とはかなり離れた考えの持ち主です。
おまけにサンプル数が自分一人だけです。
偏った考えを持つサンプル1つだけの事例を取ってみても、大衆の意見はほぼ見えてきません。
歯医者にて
冒頭の話に戻りますが、歯医者で歯をクリーニングしてもらう時、こちらは口を開けておくだけで、あとは歯科衛生士さんにされるがままです(笑)。
しかし、この口を開ける行為一つを取っても、やり方によって相手の作業のしやすさが変わってきます。
奥歯や裏側をクリーニングする時は比較的大きく開けた方がいいだろうし、前歯の表側をやる時は逆にあまり口を大きく開けない方が作業がしやすいでしょう。
奥歯をやる時に口を開けなければ器具や手を奥に突っ込めないし、前歯の表をやるときに口を大きく開けていれば唇が歯を隠してしまいます。
こうすればいいだろうというのは僕の想像であって、実際のところはどうか分かりません。
しかしこうやって想像を巡らせる事が、お客様目線になる第一歩です。
商売人として
歯医者では歯科衛生士さんの作業が手から自分にダイレクトに伝わってくるので、自分がどのように振る舞えば相手の理にかなうかというのが比較的分かりやすいです。
インターネットで商売をするにあたっては、相手からのレスポンスはほぼ何もありません。
お客様の意に沿わないような販売をしていれば、相手は自分をスルーして他の人から購入するだけです。
ではどうすればいいかというと、お客様は何を欲しているかというのをこちらが想像するしかありません。
お金がある場合はアンケートを取るなどできるかもしれませんが、それだとしてもそのアンケートの回答をそのまま鵜呑みにして正しい結果が得られるとは限りません。
何をするにしても、想像が必要です。
想像力を鍛えるには
これは、常に頭を働かせ続ける事が一番です。
どうしたらもっと売れるようになるかなど考えることから始まり、外に出て知らない人を見つけて「あの人はどういう仕事をしていて何を考えているか」とか、この商品の原価はいくらだろうかとか、ネタは掃いて捨てるほどあります。
とは言っても、意識して頭を働かせ続けるのはなかなか難しいです。
慣れないうちはかなり意識していないと、ちょっと気を抜けばすぐに何も考えずにただ歩くだけになってしまいます。
そういう場合に、特に意識することなく常に頭を働かせ続けなければならないように持っていくのがいいのが、小説を読むことです。
これは、文字から映像を思い浮かべながら読み進めなければ、話がわからなくなってしまいます。
もし子供に、なぜ国語を勉強しなければならないかと聞かれたら、この辺りのことを答えればいいのではないかと思います。
漫画だと絵があって場面を想像する必要がなくなるので、想像力を鍛えるには少し弱いです。
想像力を衰えさせるもの
これの最たるものは、テレビを見ることです。
テレビを見れば、自分自身で何も考える事なく目と耳から情報がどんどん入ってきます。
その情報が良質か悪質かは置いておいて、考えることを止めてしまうのが問題だと思っています。
子供の頃、親から「テレビばかり見ているとバカになる」と言われた事があるかもしれませんが、ある意味真理を突いた言葉です。
そう言う親本人がテレビばかり見ていたら、この言葉も説得力がなくなりますが(笑)。
僕がたまに帰省したときなど、実家の居間では1日あたり10時間ぐらいテレビがついていますが、この空間にいたら脳が侵されると感じるようになりました。
ちなみにテレビを見る人が悪いと言うつもりは僕はありません。
その人にとって何が楽しいかというのを、僕が決めることはできないので。
お客様目線の考えは、一般人だけではなくながく商売をしているような人でさえも、できていない人が少なくないです。
そういうところに、我々の勝機はあります。