先日のエントリーに関するものですが、食生活だけでなく運動も習慣にしようと考えました。
そこで一番手っ取り早いのは、道具も何も揃えることなくすぐにできるジョギングです。
ただこれだと家の近所ばかりになってしまい、しかも僕の自宅が坂の中腹にあるのでそんなにコースを選ぶこともできません。
電車で皇居とか行けばいいのですが、それも面倒です。
ならば、気軽に遠出ができる自転車がいいのではないかと考えました。
自転車は、高校生の時には往復20km以上の距離を3年間毎日通い、大学生のときには長野から宇都宮まで250kmを走ったこともあって、自分に向いていると思います。
もちろん、その頃の筋力が今も残っているとは全く思っていませんが、気軽に遠出できるというのは知っているので、楽しく運動ができそうです。
という感じで昨日から、低価格のロードバイクをネットで物色していました。
自転車の面白そうなところ
それは、パーツをチューンしてマシンをグレードアップできるという点です。
僕が知っている自転車は、部品の交換なんてするものではなく、既製品をそのまま乗るだけのものでした。
ロードバイクという種類の自転車は、部品の交換ができるようです。
これは、僕が子供の頃に流行っていたミニ四駆にも通じるものがありそうです。
とは言っても、低価格のロードバイクだったら部品をどんなにいいものに交換しても無駄なだけだろうから、保安上問題があるところがあればそれを交換するだけになると思います。
ある程度乗ってみてもっといいものが欲しいと思ったら、最初に買ったものはヤフオクにでも出そうかと考えています。
ところで、今アニメをやっている弱虫ペダルを僕は1期から見ていますが(今作はアニメ3期)、これを見ても自転車いいなと思っていました。
実際、これに影響されて自転車を買ったという人も少なからずいることでしょう。
けいおん!を見てギターやベースを買った人も結構いたようなので。
もしロードバイクを購入したならば、僕もアニメの影響を受けたうちの一人という事になりますね。
ただし僕はあの話のようなストイックな乗り方は考えていなくて、程々の運動になればいいというぐらいです。
自宅から実家の宇都宮まで(多分160kmぐらい)の走行は、ちょっとやってみたいかもと思っています。
詐欺っぽいサイトを見つけた
さてここから本題です。
とりあえずAmazon.co.jpでロードバイクを見て、その中のこれに目を付けました。
そして、Amazon内のレビューだけではなく、これを購入して感想を書いている人のブログなどを探しました。
それを探していたところ、以下のショップを見つけました。
・・・とURLを貼ろうかと思いましたが、僕はそれは詐欺サイトだと思っているので直リンクはやめておきます。
とりあえずスクリーンショットを貼るので、皆さんもここが怪しいというところを探してみてください。
できたらトレーニングのために、すぐに下の文章を見る前に、できるだけご自身で怪しいと思う点を探してから読み進めてください。
怪しいと思ったところ
以下、僕が怪しいと思った点を紹介します。
この見分け方を参考に、皆様がその他の詐欺サイトに引っかかるのを防ぐ助けになれば幸いです。
まずは画像の1つ目から。
1.価格が安すぎる
まず最初に気になった点はこれです。
Amazonでも32,000円ぐらいでしたが、価格.comを見ても30,453円が最安です。
それに比べて21,200円というのは、激安を通り越して怪しいです。
2.宅急便のロゴ
詐欺サイトではよく、クレジットカードやよその企業のロゴを勝手に使用しています。
僕がここで怪しいと思ったのは、ロゴをわざとらしく主張しているという点も然ることながら、このロゴのボヤけ具合です。
恐らく、宅急便に使用許可を取らないまま、どこかからスクリーンショットでも撮って、それを勝手に使っているだけだろうと思います。
3.右上の中国語っぽいもの
次に気がついたのは、右上の「全国送料無料」の横にある「※ 全国范園」?という感じの文字です。
これは日本語ではないものです。
中国語っぽいものがちょっとでも入っているだけで、とたんに怪しさが数段上がります。
4.サイトのURL
ここで怪しいと思った点は2つです。
まずはトップレベルドメインである「.win」です。
参考までに、トップレベルドメインというのは、http://の次の/の直前に当たる部分です。
このブログだったらトップレベルドメインは「.com」です。
https://www.amazon.co.jp/ならば、「.jp」です。
.winというのはwindowsを表すもので、比較的最近できたものです。
これらの比較的新しいドメインは、.com、.jp、.netなどを取得するのに比べて料金が安いです。
その代わりに怪しさが増すので、他人からの信頼を必要とするサイトにはあまり使わないのが吉です。
ただこれは何となくという点であって、これだけで詐欺サイトだとは断定できません。
もう一つ怪しいと思ったのが「http://」です。
これについては、このサイトはやばいとかなり確信を持って言うことができます。
皆さんがよく使っている通販サイトを見てみると、ほとんどが「https://」になっていると思います。
今試しに楽天市場を見てみたら「http://」になっていましたが、カートに商品を入れた先では「https://」になっていました。
ざっくりと、httpsはデータを暗号化してやり取りするもので、httpはデータを素のままでやり取りすると覚えておけばいいです。
なので、URLが「http://」で始まっているサイトで個人情報を入力する事は避けるべきです。
このブログも、そのうちhttps://にしようと思っています。
5.在庫の数
在庫の数が多いという事は品切れする心配はなく、注文してからあまり待たされることなく商品が届くので、購入者としては普通に考えればいい事です。
しかし2万円の商品を1,400個以上も抱えるって、どうなんでしょう。
爆発的に売れる商品ならばまだしも、仕入価格を1万円としても単一商品に1千万円以上も突っ込んでいる事になり、リスクヘッジが全くできていないことになります。
もしくは、自転車1,000台以上を置いておける倉庫ってどんだけだよという話にもなります。
彼の国の人たちは、数が多ければ多いほどいいと思っているのかどうか分かりませんが、盛りすぎて逆に信憑性を失っています。
6.怪しい日本語
ここからは2枚目の画像です。
お支払についての説明で「★安全のために秘密にする、E-MAIL里告知する。」という、変な日本語が書かれています。
怪しいですね。
7.住所
お問い合わせについての説明で、お店の住所が書かれています。
これをGoogleマップもしくはストリートビューで調べるというのは基本です。
これを調べてみたところ、「大阪府大阪市東住吉区桑津1丁目」という住所は実在するようですが、その次の「96番地」というのは存在しないようです。
Googleマップを見た感じ、「32番地」までしかありません。
8.決済方法
説明ではカードが使えると書いておきながら、商品をカートに入れたところ決済方法が銀行振込のみになっています。
詐欺サイト全般に言えることですが、カード決済が可能なところは皆無です。
なぜならば、利用者が詐欺に遭ったとカード会社に訴えたら、カード会社からショップに商品代金は支払われません。
カード決済というのは、利用者にとっては非常に安全な決済方法です。
もし自分で購入した覚えのない商品の支払いがあったとしても、その明細を見てすぐにカード会社に連絡すれば、その分の支払い義務は発生しません。
明細を確認せずに、大分時間が経ってから連絡した場合にはその分は補償されないので、明細の確認はとても大事です。
という事で、詐欺サイトでの決済方法は、一度振り込んでしまったら取り返すのが難しい銀行振込であることが多いです。
嘘を見抜けるようになろう
ざっと見て、これだけ気づきました。
細かく見ると、おかしなところがもっと出てくるかもしれません。
お金を振り込んで商品が送られてくる可能性もゼロではありませんが、僕の見立てでは限りなく黒に近いです。
そして怪しいと気づいたら、あとは「君子危うきに近寄らず」です。
「うそはうそであると見抜ける人でないと(掲示板を使うのは)難しい」というのは、2ちゃんんねる管理者であった西村博之氏の言葉ですが、これは掲示板に限らずインターネット全般に言える事です。
インターネットが普及してから、テレビやラジオ、新聞、雑誌などしかなかった頃と比較にならないぐらいの情報が入ってくるようになりました。
その代わり、誰でも無責任に情報を発信できるようになったので、おかげで嘘の濃度も上がっています。
僕も、自分がこれを完璧にできているとは思ってなくて、嘘の情報に振り回される事もあります。
できないと諦めるのではなく、相手の手口を勉強してから自分がそれに引っかからないように常に気をつけて、可能な限り避けるしかありません。
残念ながらこの世の中には、他人の財物を奪おうという人で溢れています。
インターネットで稼ぐ事をテーマにしているこのブログでこのような話を書いている訳は、稼ぐことも然ることながら、稼いだ財産を他人に奪われないようにするという点も重要であると考えているからです。
ぜひ、稼ぐことや無駄な出費を減らすことだけではなく、騙し取られないという点も意識して行動してください。