「NOAH COIN(ノアコイン)」という仮想通貨・暗号通貨をご存知でしょうか。
僕がどこからこれを知ったかと言うと、1月下旬にtwitterでノアコインを紹介するアカウントからフォローされたのが知ったきっかけだったようです。
仮想通貨は詐欺が多いというのを知っていたので、これも自分なりに調べてみました。
そうして自分の考えとしては詐欺である可能性が高いと判断して、自分がそのように判断した根拠などをこのブログにまとめて公開しようとして、途中まで書いたところで放ったらかしにしてしました。
ちなみにそのノアコインは、フィリピン政府のバックアップがあるという感じで宣伝されています。
詐欺である根拠がまた一つ
ところが最近になって在日本フィリピン共和国大使館から、フィリピン中央銀行はノアコインを国家プロジェクトとして承認していないという声明が出されてました。
http://tokyo.philembassy.net/ja/01announcements/notice-to-the-public-9/
これを見てもう一度ノアコインを検索してみたのですが、まだ販売されているようです。
それはいいとして、一度検索してしまったものだから、その後Yahoo!ニュースなどを開いてもノアコインの広告ばっかり出てくるようになってしまいました(笑)。
ところで、これを猛プッシュしている泉某さんという人は、以前はエイダコインという仮想通貨もプッシュしていたようです。
このエイダコインについては、一般公開の予定がどんどん後ろにずれ込んでいるという話も聞きます(検索しても第三者の広告ばかりで本元のサイトにはたどり着きませんでした)。
そもそも仮想通貨はほぼビットコインが単独で世界を席巻している状態なので、そこにまた新しい規格の通貨が入っていって流通するかというのはかなり疑問です。
例えて言うならば、Blu-rayとHD DVD戦争で前者が勝ったわけですが、そこにまた同等性能の別規格で勝負を挑もうとするアホがいるのかという話です。
ノアコインにしかできない何かがあるとも思えないし、流通量も遥かに少ないノアコインよりはビットコインを採用するという流れになるはずなので、今後これが世界に広がっていくというのは極めて考えにくいです。
我々がこれを買う事で儲かる人は、泉某さんだけでしょう。
利回りに注目
こういう投資案件で詐欺であると判断する一つの指標として、利回りが高すぎるというのがあります。
ノアコインについては年利20%という事が謳われていますが、どう考えても高すぎでしょう。
仮に全員の購入分で1億円あったとしたら、胴元は利払いのために2000万円をどこかから調達しなければなりません。
これがどこから湧いて出てくるかというのが想像できるでしょうか。
少なくとも僕には分かりません。
少しでも考えればこの利率はおかしいというのが分かると思いますが、表面しか見ないで「年利20%すげぇ」と思って買ってしまう人がいるから、円天しかり安愚楽牧場しかりこういう詐欺事件は後を絶ちません。
(・・・という話を枕詞にして本題に入ろうと思ったのですが、すでに枕詞が長すぎてこれがメインのようになってしまいそうなので、今日はもうこのテーマで続けてしまいます。
という事で、ここまで来てから今まで書いた部分に改めて見出しをつけました。)
投資案件に騙されないようにするために
世の中には詐欺が溢れています。
このブログではeBayで収入を得ようというテーマを軸に書いていますが、収入を得るだけではなくて、得た収入を無駄なものに出費するというのも重要になります。
無駄な出費というのは単純な無駄遣いのようなものから、変な投資案件に突っ込んで溶かしてしまうというなものがあります。
後者は特に単発での失う量が大きくなります。
投資案件である以上、必ず利益が得られると謳われているはずです。
我々が考えるべきは、その利益は一体どこから来るのかという事です。
相手が言う利益をただ鵜呑みにするのではなくて、ぜひ自分の頭で考えてみてください。
そしてその利益の源泉に納得できたのであれば、それに対して投資すればいいです。
納得できないとか、そもそも想像できないとかであれば、その案件には手を出すべきではありません。
騙されないようにするためには、相手の話は一切排除して、全て自分の頭で考える事、これに尽きます。
自分の勉強不足でそこまで理解が及ばないという事があると思いますが、だったら相手の言うことを鵜呑みにして手を出すのか、自分には分からないから手を引くのか、二つの道があります。
ここで前者を選択するという事は、自分の資産の行く末を他人に丸投げしてしまう事になります。
こちらのブログを読んでくている方は、ぜひ後者を選択するようにしてください。
別ブログで、新築ワンルームマンション投資は絶対に儲からないという話を書いていますが、これも買う人が後を絶たないから売る方もいつまでも続けるわけです。
僕がそこで書いたものを読んで、それでも買いたいと思うような人はほぼいなくなるぐらいの内容になっていますが、これを買ってしまう人というのはやっぱりそこまで考えていないというのが実際のところでしょう。
せっかくなのでそのうちにでも、その内容を改訂版としてこちらのブログでも書いてみようと思います。
という事で2~3ヶ月前に書こうとしていた記事とはちょっと方向性が変わりましたが(最初の記事ではノアコイン決め打ちでおかしいと思った点を羅列していこうとしていました)、一応は果たしたという事で締めさせて頂きます。
写真はノアコインの元締めが入っているというフィリピンのビルです。
当然ながらここからではテナントまでは分からなかったので、真偽も定かにはなっていません。