「返報性の法則」の事例と使い方

前回のエントリーで、2017 Summer Seller Updateの内容についてまとめました。

これを見た時、eBayのセラーアップデートは春と秋だけだった気がしたけど、夏もあるんだなぁぐらいにしか思っていませんでした。
その後、SAATS林さんのメルマガやその他の方のお話を伺って、夏にセラーアップデートが発表されるのは珍しいことだったようだと知りました。

僕のセラー歴はまだ2年に満たない程度なので、この珍しさに気づきませんでした。

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音のなる商品を出品

僕の今の主力ジャンルとは違うのですが、音の鳴る商品を出品しました。
これは以前からも取り扱っていたものです。

先日、あるイギリスのバイヤーさんから、「これらはどんな音がするのか、できれば音声ファイルを送ってほしい」というメッセージがありました。

この方は以前にも僕から購入していただいていたので、その人のメールアドレスを知っていました。

そこで朝は6時頃から「準備するからちょっと待って欲しい」というメッセージを送り、そこから録音作業を開始しました。
ICレコーダーを使って簡単にMP3ファイルを作ることができるのですが、数がそこそこ多かったのでちょっと時間がかかりました。

そうして約10個分の録音を行い、そのファイルを自分のGoogleドライブに入れて、共有リンクをemailで相手の方に送りました。
またeBayのメッセージからは、「emailアドレスの方にメールを送ったので、届いていなかったら連絡ください」と送っておきました。

このメッセージの最後に何となく「Have a nice day!」と入れましたが、こちらが朝でもイギリスは1日が終わるところだったというオチはありますが(笑)。

相手のためにそれなりの時間と労力を割いて動いたのだから、返報性の法則が働くならば何かしらのアクションがあるかもしれないとちょっとだけ期待していましたが、特になにもないままその日は終わりました。

翌朝、大量メールが

そして次の日、起きてからemailを確認してみると、eBayからのSoldメールとPayPalからの入金メールがずらずらと入っていました。

What?と思って見てみると、その方が送ったファイル分の商品を全部買い占めてくれていました。

単純に相手の方がそれらを気に入ってくれたのか、それとも返報性の法則によるものなのか、はっきりとしたことは知りようもありませんが、全部買い占めはちょっと予想外でした。

1個1個は小さいもので送料は別に頂いているため、そのまま約10個分を頂いてしまうと送料がもらい過ぎになってしまいます。
という事で、結構な額の返金を行いました。

それでも合計で、そこそこの利益にはなりました。

唐突ですが、初代ファミコンの定価って知っていますか?
ある年代以上の方ならばよくご存知だと思いますが、14,800円でした。
当時は消費税もなかったので、15,000円払うと200円のお釣りが返ってくる金額です。

口外はほとんどしていませんが、僕は利益の額をファミコン何台分で数えることが多いです。
よく広大な土地を「東京ドーム何個分」と言うのと似たような感じです。

子供にとってこの金額は大金で、親を説得したりお年玉を貯めたりなど苦労の末に手に入れたファミコンがとても貴重なものでした。
この貴重なものを得られるだけの金額という事で、自分の頭の中ではよく利益をファミコン換算する事が多いです。

という事で今回の利益は、ファミコン1台分とちょっとになりました。
10個ぐらいなので、1個あたり1,500円ぐらいの利益という事ですね。

返報性の法則の使い方

これは別に、個別の事象に対して狙いを定めて使うようなものではないと考えています。

普段から人のために何かしてあげるように行動していると、今回のように返してもらえることが時々あるというものです。

自分から与えたものを受け取って何の反応も示さないという人も少なからずいるので、それでいちいち腹を立てたり凹んだりしていても仕方がありません。

あと何も返さないどころか、こちらからの時間や労力をどんどん吸い尽くすだけの人もいるので、そういう人に対しては与えることを早めにストップすべきです。
もちろん、こちらから無償の愛を提供したいと思う場合は別です。

他人に対して何かを与えることが苦痛で仕方がないという人もいるかもしれません。
その場合は、たまに返してくれる人が現れたところで、その苦痛を穴埋めできないかもしれないので、何も与えず何ももらわないというのが楽かもしれません。

最初は与えることに若干の抵抗がありつつも、続けていればそれが苦痛にもならないようになってくるというのはあります。
そして逆の言い方をすれば、自分が苦痛に感じない程度のものを他人に与えていけばいいのではないかと思います。

稼いだ分を全額寄付して自分は栄養失調で倒れるとかになってしまったら、本末転倒なので。

こんな感じで、何でもかんでもただ闇雲に与えればいいというものではなくて、それらもしっかり考えて行動するというのが大切ですね。

先日、ようやく消費税の還付分が振り込まれました。
金額にして10万円ちょっとでした。

時間がかかったので入力内容について何か怒られるのかと思っていましたが、そうではなかったようです。
単純に、最初に指定した振込先の口座がジャパンネット銀行で、それが使えずに変更しなければならなかったせいで今頃になったというだけのようです。

これが振り込まれても、この春の諸々の税がそれ以上になっているので、臨時収入だと言って趣味に使うような事はしないで、ただ納付の負担がちょっと軽減されたものと思って取り扱っています。
まあそれでも十分有り難いのですが。

本当のところは、本来払わなくていいものを払わされてきて、その分を戻してもらっただけなので、有り難いというのもちょっと変な話なのですが。

この消費税の還付は、輸出ビジネスをやっている人間にとってのちょっとしたボーナスみたいなものと考えるといいと思います。
前年度に頑張れば頑張ったほど、還付額も大きくなっていきます。

あと受け取るために手続きや記帳なども必要になるので、還付額が労力に見合うものになるならば挑戦してみるといいでしょう。

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