先日、イケハヤさん (@IHayato) が、おすすめの副業をいろいろと紹介する動画をアップロードしていました。その中で、転売(せどり)についても語っていらっしゃいました。まずはその動画を共有します。
長い動画だったので、転売の部分から開始にしています。興味があったら最初から見てみてください。
転売は難しいのか?
イケハヤさん的には、転売はおすすめ度★☆☆☆☆、難易度★★★★☆という判定になりました。かなりキビシーw
それに対して、ご本人もなさっているブログはおすすめ度★★★★★、難易度★★☆☆☆という判定でした。
僕は転売で稼いでいて、イケハヤさんはブログで稼いでいて、それぞれがやっている事は自分ができるから簡単なはずだというある種のバイアスがかかった状態にあると思います。それを踏まえて僕の意見を言えば、
イケハヤさんの意見には一理ある
と思いました。
例えば動画の中でおっしゃっていた在庫リスクというのものは、転売にはあるけどブログにはありません。その他売れる商品のリサーチにも時間とコストがかかるし、梱包・発送を自分でやるのも大変だとのことでした。うん、確かに大変です。
そして何よりも、転売は自分の資産にならないとのことでした。商品を安く仕入れて高く販売するだけで、自分には何の技術的なものも身につかないという事のようです。
それに対してブログは、書けば書くほど文章力が身についたりフォロワーが増えたりで、それが自分の資産になるという事です。
これにも一理あって、自分で商品を作る技術は転売では何も身につきません。
ただ別の技術、例えば利ざやが取れる商品を探す嗅覚のようなものは鍛えられるでしょう。そしてその技術を他人に教えたりブログに書いたりする事で飯のタネになるというのは、イケハヤさんも動画の中でおっしゃっていました。
ただこれをやる人の中には転売で大した利益も上げてないかもしれないので、注意が必要です。
中園建士さんのメルマガでも、物販での最高月収が20万円ぐらいと講師業での月収80万円で、それで合計月収100万円ぐらいというカッコ悪い人に会ったという話が書かれていました。この講師が誰なのかは知りませんが、物販では僕よりも稼げてないんですけどw
あとは、僕のようにボロい商品を仕入れてからある種の加工をして価値を高めるという事をやっている人にとっては、商品の価値を上げる技術が身につきます。しかも特定の商品に限らず、いろいろな商品その他に応用が効く技術も身につきました。これは狭義の「転売」(商品をそのまま横流しすること)とはちょっと違うかもしれません。
転売ビジネスのいいところ
転売ビジネスにはいいところもあります。それは
参入前から利益がある程度見える
というところです。
Aという市場で1万円前後で取引されている商品が、Bという市場では5,000円ぐらいで取引されているとしたら、それこそ物販ビジネスのシロウトが見ても「Bで買ってAで売れば5,000円ぐらいの利益になりそうだ」という事が分かるでしょう。
なので、リスクを恐れる人にとってはこれはとても魅力的に見える部分でしょう。(本来、リスクは避けるものではなくてコントロールするものというのが僕の考えです。)
ただし、これが多くの人に知られてしまうと、この転売を行う人が増えてその結果、商品の価値が平均化されてどちらも7,500円ぐらいで取引されるようになるか、もしくは過度に参入者が増えればA市場でも5,000円ぐらいで取引されるようになることでしょう。
転売ビジネスの行く先は
よく転売系の塾やら何やらで「経済的にも時間的にも自由を手に入れる」みたいな謳い文句で販売しているものがあります。
転売は収入を上げようと思えば思うほど作業量が増えていくため、ぶっちゃけ時間的な自由はなくなっていきます。
一人で転売で稼げる限界は、商材にもよると思いますが一般的には月収で100万円前後じゃないかと思います。そこまで行ったらもう、寝ても覚めても作業をし続けなければならないという状態になるでしょう。
なので、ある程度のお金を稼ぎながら会社組織に縛られない生活を求めるのであればいいと思います。一人で月30~40万円ぐらい稼ぎながら、気が向いたらサイクリングに行ったり旅行に行ったりとかいう生活を目指すならば、かなりいいジャンルだと思います。
もしそれ以上を(楽して)目指すのであれば、多くの人がやっているように教える側に回ったり情報商材を販売したりとなるでしょう。
あるいは人を使って組織的に事業を運営するという方向もあります。これはあまり多くの人がやっていないように見えます。
結局何をやればいいのか
今の時代、何をやっても収入につなげることはできます。テレビゲームが収入になったり、奢られることが収入になったり。後者に至っては何を言っているのか自分でもよく分かりませんがw。なので、何でも好きなことをやっていけばいいと思います。
ただし自己満足で終わらず、他人を喜ばせたり面倒事を代わってあげたりするという視点を忘れないことです。
いわゆる「顧客目線」というやつです。これさえ忘れなければ、何をやっても収入につなげることができます。
僕から「あれをやれ」とか「これをやるな」とか言うつもりはありません。いや、自分のバイアス任せに発言するならば「転売やれ」ですがw
自分の力で稼ぎたい人は、まずは顧客目線を考えてみるのがいいでしょう。