唐突ですが、成田さんという方のeBayブログです。
ebay輸出で月収100万円達成するまでをシュミレーションしてみた!
この中のシミュレーション①で
利益率25%はなかなかebay輸出だと高いので、ちょっとこのケースは難しいかも。。
とありました。いや僕、平均で60%ぐらいなんですがw
あ、別にこのブログを批判しようという意図は全くありませんよ。むしろ僕よりも大きな結果を出していてすごい方だと思います。
この方は恐らく新品をメインに販売しているのでしょう。それで利益率25%というのは確かにかなり高いと思います。
かたや僕がメインで扱っている中古だと、利益率50%ぐらいが当たり前の世界です。新品と違って商品1個毎に出品ページを作る必要があったりメンテナンスも必要だったりと新品よりも作業コストがかかるので、高利益率なのも当然です。というか、むしろ低利益率ではやっていられないというところです。
利益率とは何か
そもそもですが、利益率とは何でしょうか。会計上は
利益率 = 利益 ÷ 売上 = (売上 ー 原価) ÷ 売上 ・・・①
となります。特に売上から原価を引いたものを粗利益と言い、これを使って計算したものは粗利益率と言います。
しかしインターネット物販の場合、サイトの手数料や商品の荷造運賃などが固定でかかってくるので、
利益率 = (送料込みの売上 - 原価 - 手数料 - 送料) ÷ 送料込みの売上 ・・・②
で考えることが多いです。というか少なくとも僕はこれで利益率を語ります。
例えば、仕入価格1,000円の商品が3,000円で売れたという場合、①の利益率は
利益率 = (3,000 - 1,000) ÷ 3,000 = 2,000 ÷ 3,000 = 66.67%
です。送料が700円とサイト手数料15%かかったとした場合に、これと手数料を入れた②の利益率は
利益率 = (3,700 - 1,000 - 15% -700) ÷ 3,700 = 1,445 ÷ 3,700 = 39.05%
となります。送料と手数料まで入れると利益率は下がります。
利益率を高くする方法
利益率にこだわり過ぎるなというタイトルを付けておきながら、この方法についてです。
1.サイト外で直接取引をする
実は僕はこれが少なからずあります。そのおかげで利益率が高めになっているというのもあると思います。
上の例で、直接取引だった場合の利益率は
利益率 = (3,700 - 1,000 - 700) ÷ 3,700 = 2,000 ÷ 3,700 = 54.05%
となり、①の利益率の値に近づきます。
2.商品を値上げする
上の商品が3,000円ではなくて4,000円で売れた場合の利益率は
利益率 = (4,700 - 1,000 - 15% - 700) ÷ 4,700 = 2,295 ÷ 4,700 = 48.83%
です。売上が高くなりますが、それに対する利益の額も同じだけ高くなるので、率としては高くなります。
利益率にこだわってはならない理由
それは、上の「2.商品を値上げする」です。値上げするという事は、単純に売れにくくなるという事です。
商品によって、売れる相場というのは大体決まってしまいます。そこを、利益率にこだわるあまり高い販売価格をつけてしまうと、とたんに売れなくなってしまいます。結果、売上も利益も落ちていきます。
利益率30%を死守するとか言いながら、それを元に販売価格を決めてしまうと、その結果は自分の首を絞める事につながりかねないというわけです。
また、販路がある程度あるならば「1.サイト外で直接取引をする」もいいと思いますが、販路がないのに独自で販売しようとしてもまず売れません。
利益率は商品と仕入価格でほぼ決まるものと心得るべし
販売価格をいじって利益率を上げようとするのは、はっきりいって自殺行為です。
商品によって市場の価格というものは大体決まってしまうので、これはもう動かせないものと思っておく方がいいです。
そうすればあとは、仕入価格を下げるしかありません。もちろんこれにも限度というのものはあります。あまりに安く仕入れることばかり考えすぎると、今度はなかなか仕入れられなくなってしまいます。
極論ですが、商品によって利益率はほぼ決まってしまうものと捉えておくのがいいです。Amazonで仕入れられるamiiboみたいなものは、どんなに頑張ったところで利益率10%も取れないでしょう。
なので利益率を上げるための正しい戦略はただ一つ、「取扱商品を変える」これだけだと心得ましょう。
ある程度の利益率が確保できているのであれば、あとはそこにこだわるよりもどうやって売上を伸ばすかにフォーカスした方がずっとマシでしょう。