最近は、とりあえずの実績作りのための投げ売りから方針を変更して、利益が出るように、もしくは損になるとしてもできるだけ小さくなるような売り方に変えています。
それでも、なかなか損益がプラスになることがありません。
もしくはプラスになっても微々たるものであったりします。
ここ最近売れた2商品について見てみます
自分で使っている販売管理表に入力した数字もしくは出てきた計算結果を、以下に並べて書いてみます。
商品A
仕入価格:6,480円
販売価格:74.80ドル
当日の為替レート:1ドル=120.66円
円換算の販売価格:74.80×120.66=9,025円
eBayとPayPalの概算手数料(販売価格の15%):1,354円
送料:1,200円
以上から利益を計算すると以下のようになります。
9,025-(1,354+1,200)-6,480=-9
つまり、9円の損失です。
大損ではないけど、決して喜べるものではありません。
あと利益率(売上に対する利益)とROI(Return on Investment、投資資金に対する利益)を計算すると以下のようになります。
利益率:-0.10%
ROI:-0.14%
商品B
仕入価格:2,870円
販売価格:39.80ドル
当日の為替レート:1ドル=121.45円
円換算の販売価格:39.80×121.45=4,833円
eBayとPayPalの概算手数料(販売価格の15%):725円
送料:1,235円
利益は以下のようになります。
4,833-(725+1,235)-2,870=3
3円の利益です。
何ともしょっぱい結果です。
利益率とROIは以下の通りです。
利益率:0.06%
ROI:0.11%
もっときっちり計算したらどうなるのか?
というのを疑問に思いました。
というのも、まず概算手数料についてはExcelの端数処理で四捨五入していたり、そもそも販売価格の15%というのもどんぶり勘定なので。
あともうひとつ気づいたのですが、Amazonで仕入れたものについてはギフト券を使っているので、仕入れ時点で確定している雑収入もあります。
上記の2商品ともAmazonでギフト券を使って仕入れたものです。
それらを考慮して、もう一度利益を計算してみます。
商品A
仕入価格:6,480円
うち商品券購入の金額6,023円、雑収入457円
販売価格:74.80ドル
PayPal手数料:3.22ドル
eBay手数料:7.48ドル
正味の入金額:74.80-(3.22+7.48)=64.10ドル
当日の為替レート:1ドル=120.66円
円換算の入金額:64.10×120.66=7,734円(1円未満切り捨て)
送料:1,200円
利益は以下のようになります。
7,734-1,200-6,023=511円
マイナスからプラスに転じて、しかも思ったより利益が出ていました。
利益率とROIは以下のようになります。
利益率:511÷(74.80×120.66)=5.66%
ROI:511÷6,023=8.48%
決して高くはないけど、初心者としてはまずまずでしょうか。
商品B
仕入価格:2,870円
うち商品券購入の金額2,664円、雑収入206円
販売価格:39.80ドル
PayPal手数料:1.85ドル
eBay手数料:3.98ドル
正味の入金額:39.80-(1.85+3.98)=33.97ドル
当日の為替レート:1ドル=121.45円
円換算の入金額:4,125円(1円未満切り捨て)
送料:1,235円
利益は以下のようになります。
4,125-1,235-2,664=226円
利益率とROIは以下のようになります。
利益率:226÷(39.80×121.45)=4.68%
ROI:226÷2,664=8.48%
これも上と同様に満足できる数字ではありませんが、凹むほどでもありません。
販売管理表を見直すべきか
今の販売管理表は少し厳し目に、手数料は15%としてギフト券による雑収入も含めずに利益を計算しています。
そうすると、利益の列に赤い数字がずらずらと並びます。
でも販売が終わったものについて結果を厳し目に出すのは、果たして意味があるのかと思い始めています。
もちろん概算だというのは分かっているのですが、それでもマイナスの数字が並ぶのを見るのとプラスの数字が並ぶのを見るのとでは、精神面への影響が全然違うと思います。
仕入れの際に厳し目に見積もるというのは当然のことです。
というのも、未来はどうなるか予測できないので、そのリスクをカバーできるだけの価格差があるべきだからです。
結果は甘く・・・ではないのですが、きっちりと計算した結果を出す方がやる気に繋がる気がします。
もちろん、しっかりした数字を出そうとすればそれだけ入力項目が増えるので、管理が面倒になるというのもあります。
でも赤い数字が並ぶのを見てやる気をなくすぐらいだったら、多少大変になっても黒い数字が並ぶのを見る方がいいのではないかと思いました。
あと、ここで出している利益は確定申告には一切使わない数字なので、概算としています。
この販売管理表は在庫管理のために作ったものなので、入出庫の金額と商品の数量だけは正確に出すようになっています。
それにおまけで、ざっくりとした損益も計算するようにしたというものです。
以上のことから、販売管理表を改造することに決めました。