eBayと古物商の許可申請について

eBayで中古品を販売する場合は、古物商の許可が必要なようです。
僕は、外国人との取引では古物商の許可は必要ないものだと勘違いしていました。

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古物商の許可が必要な場合

僕の物販人生?は輸入から始まりました。

この時にも古物商について調べていて、国外から仕入れた中古品を国内向けに販売する場合には古物商の許可が必要がないと分かりました。
その記憶がいつの間にか、国外との売買では古物商の許可は必要がないと脳内変換されていました。

その解釈は完全な間違いで、実際には国内で中古品を仕入れて国外向けに販売する場合は古物商の許可が必要なようです。

国外→自分→国内の場合は古物商の許可が不要で、国内→自分→国外の場合は古物商の許可が必要だという理屈がよく分からないのですが。
でもとにかくeBayで中古品を取り扱う場合には必要という事なので、ルールに従い古物商の許可を取得するべく動き始めました。

古物商許可証の申請方法

これは資格ではないので特に試験などあるわけではなく、申請者が一定の条件を満たせば誰でも取得できるものです。
申請先は各都道府県の公安委員会になります。

取得代行をしてくれる専門家(司法書士、行政書士など)に頼むのも一つの方法です。
ただそうすると、余分なお金がかなりかかります。
よっぽど時間がないとかでもない限り、特に面倒な手続きなどないので自分で申請する事をおすすめします。

取得に必要な物を以下に書いてみます。
大まかにはどの都道府県でも同じようですが詳細が異なるようなので、もし申請する場合は各自調べてください。
今回は神奈川県の場合で書いていきます。

1.申請書

これは言わずもがなです。
申請書はダウンロードできると思うので、探してみてください。

2.住民票

神奈川県の場合は、本籍の記載が必要です。
他の都道府県では不要なところもあるようなので、調べてください。

3.登記されていないことの証明書

これは何ぞや?という感じですが、成年被後見人として登記されていないという証明のようです。
要は、商売をやるからには金銭の管理をする能力を持っていなければならない、その証明になるのではないかと思います。
申請先は法務局です。

4.身分証明書(もしくは身元証明書)

これは本籍地の市区町村で発行されるものです。
これで被後見人でない、もしくは破産者でないという証明ができるようです。

5.誓約書

これも雛形が用意されているので、住所氏名の記入と押印をするだけです。

6.経歴書

過去5年間の自分の経歴を書いていけばいいようです。
何年何月に会社を退職して、何年何月に事業を始めたとか、何をしてきたかというのを簡単に書けばいいようです。

7.URLの使用権限を疎明する資料

インターネットで商売をする場合に、そのURLは自分のものであると証明できるもののようです。
ちなみにeBayやヤフオク、Amazonなどのみで商売をする場合は、当然ながらそれらのURLは自分のものでないので、この資料も必要ありません。

8.その他(法人の場合)

個人の場合は7までで十分ですが、法人の場合は登記簿謄本と定款も必要になります。

以上を警察署に提出してから40日ほどで許可証が交付されるようです。

古物商許可申請にかかる費用

自分の場合で見積もってみます。

・許可申請手数料:19,000円
・住民票:300円
・登記されていないことの証明書:300円
・身分証明書(郵送で申請):定額小為替400円(額面300円+手数料100円)、往復の郵便代162円

以上、合計20,162円です。

あと許可証が交付された後に、営業所にプレートを置いておかなければならないようで、この費用もかかります。
これはネットで買うほうが安いようです。

そして専門家に申請を依頼する場合は、これに大体1~2万円ぐらいプラスされます。

あと専門家のホームページで、最短5日でとか7日でとか謳い文句にありますが、これは申請が完了するまでの日数のはずなので、申請してから許可証が交付されるまでやっぱり40日ぐらいかかります。
専門家に高いお金を払ったからと言って即交付されるというものでもないので、そこは注意しましょう。

週明けから申請に向けて動き始めます

早速週明けから動きます。

月1回のWindows Update後に執拗に再起動を迫るが如く、今更慌てたところであまり意味もないと思うので、郵送の申請も普通郵便で行います。
順調に行けば再来週中に書類を揃えて申請して、許可証が発行されるのは6月初め頃になりそうです。