「待たせてごめんなさい」の英文の使い分け

「待たせてごめんなさい」というのは、eBayをやっていると結構使う機会が多い表現だと思います。
返事が遅くなった、Invoiceの送付が遅れた、発送が遅れた等々、いろいろな場面が考えられます。

前回の現在完了形の話も参考にしてもらいながら、いってみましょう。

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大きく分けて2通りあります

何が2通りあるのかと思うかもしれません。
それは、待たせている状況が今現在も続いているか、もう終わったかの2通りです。

例えば、発送が遅れているけどもう少し先になりそうという感じで、待たせている状況が今現在も続いているならば、
I’m sorry to keep you waiting.
です。

遅くなったけどもう発送したよという感じで、待たせている状況がもう終わったならば、
I’m sorry to have kept you waiting.
です。

それぞれ解説してみます。

待たせている状況が今現在も続いている場合

I’m sorry to keep you waiting.
についてです。

最初はI’m sorryでごめんなさいですね。

to ~は、中学校でも習うと思いますが不定詞というやつですね。
「to + 動詞の原形」と習ったと思います。
ここは副詞的用法というやつなのですが、何用法はとりあえずどうでもいいです。

keep + O + Cで、OをCの状態にしておく感じの意味です。
keepは第5文型を作る動詞というやつなのですが、これもとりあえず置いておいていいです。
まあ簡単にkeep you waitingで、あなたを待たせる状態にしておくという意味です。

以上から、あなたを待たせる状態にしておく事をごめんなさいという感じでしょうか。
日本語っぽくすると、「待たせていてごめんなさい」という感じです。

待たせている状況がもう終わった場合

I’m sorry to have kept you waiting.
についてです。

上と唯一違うのは、to have keptの部分です。

待たせている状況がもう終わったならば、上の例文でkeepを過去形にすれば済みそうですね。
ところが「to + 動詞の原形」でも分かる通り、toの次に来る動詞を過去形にすることはできません。
動詞の原形しか使えないんだけど過去であることを表現したい、一体どうしたらいいんだ???という場合に現在完了形を使うという事がよくあります。

現在完了形の作り方は「have + 過去分詞」で、過去に何をした結果今現在どうであるという表現でしたね。
このうちで「完了」の意味だと考えればいいと思います。
have kept ~で、~の状態が完了したという感じの意味でしょうか。

以上から、あなたを待たせる状態にしてしまった事をごめんなさいという感じでしょうか。
日本語っぽくすると「待たせてしまった事に対してごめんなさい」という感じです。

応用編

応用も何もないのですが、すごく申し訳ない事を表現したければvery sorryとしてみたり、長く待たせたことを言いたければso longとかしてみるといいと思います。

相手が怒っているようであればI’m very sorry to keep you waiting so long.でもいいかもしれませんが、軽い気持ちで聞いてきたものに対してこの返事をすると逆に重すぎるかもしれません。
その辺りの微妙な使い分けは、僕もまだうまくできないところです。

以上出てきた例文は難しくないと思うので、登録等しないでもパッと出てくるようにしておくのがいいと思います。
入力する時間を短縮するために登録しておくというのはもちろんアリだと思います。

日本語訳について

過去の記事でもいちいち書いていませんが、この英文の日本語訳はこれで決まり!という感じで1対1にならないものだと思ったほうがいいと思います。
中学高校では日本語訳を散々やってきたと思いますが、あくまでその英文の表現する意味に近い日本語はこうなるという程度のものだと思っています。

なので僕が英文の日本語訳を書くときはよく、「~という感じ」という逃げを使っています。
実際、そうとしか言えないものだと思っています。

じゃあ学校英語の日本語訳で減点されるのはなんでだというところですが、その文法項目が表現しているところを明確に日本語訳に反映させていなければ減点されると思います。
現在進行形の文章なのに日本語訳を「~する」としてしまって進行形っぽいのが読み取れないと減点とか、そんな感じです。

これがいいか悪いかですが、受験科目となっている以上そこは仕方ないところかと思います。
ただ、この習慣から間違えてはいけないというのが植え付けられる事を考えると、完全に悪影響だと思っています。

最近は僕もようやく、適当な英語でも返事ができるようになってきました。
適当と言っても、基本的な文法ルールには倣っているつもりです。
以前は「この単語はこういう使い方をするのか?」というのを一生懸命調べていましたが、今では「こんな使い方をするのかどうか分からないけどまあ分かるだろう」という感じで文章を作っています。

とりあえず今ぐらいの英語力があれば、バイヤーとメールでやり取りする分にはそんなに困らないかなという程度です。
ただ自分としては全然納得できるレベルではないので、もっと上を目指します。

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