2017年もすでに3分の1が終わりました。
年初に立てた目標の達成度はどうでしょうか。
僕は・・・まあ頑張ってます(笑)。
さて、eBayで商品を発送する際に役立つツールが、eBayから無料で提供されています。
それがShipping Toolというものです。
これの初期設定から使い方まで、改めてまとめてみます。
Shipping Toolの利点
まずはこれが分からないと、導入しようという気にもならないですね。
という事で、以下に箇条書してみます。
大きな利点は、次の2点です。
・相手の住所氏名や電話番号をコピペする必要なく送り状を出力できる
・ツールの方で発送完了ボタンを押せば、そのTracking NumberがeBayの方に連携される
たったこれだけと思うかもしれませんが、国際郵便マイページサービスを使っているとこの面倒さがよく分かることでしょう。
特に相手の電話番号を知るには、リンクをいくつも開いてから、コピペも一筋縄では生きません。
それらが簡単にできるので、特に発送数の多い人はこのツールによって作業がかなり軽減されます。
Shipping Toolにサインイン
まず下記のリンクから、Shipping Toolのサイトを開いてください。
このリンクをクリックすると、次の画面が開きます。
ちなみに、この画面のお知らせにある”3月18日”とは、2016年の事です。
それまではAPAC Shipping Toolというのがあって、それがこちらのShipping Toolに取って代わったという事になります。
この画面の右にある「ebay Sign In」のボタンをクリックすると、いつものeBayのサインインの画面が開きます。
ここに普段eBayで使っているIDとパスワードを入力すると、Shipping Toolにサインインできます。
もろもろの設定
まず、Shipping Toolの初期画面がこちらです。
ここで、画面右上の歯車の絵をクリックして、初期設定を行います。
発送元
発送元とは、こちらの住所氏名などです。
日本郵便の送り状を出力する際に印刷される自分の住所氏名と電話番号を、こちらで設定します。
登録されている情報の一覧が左側に表示されて、右側はその明細を入力する欄です。
恐らく初期状態で、eBayに登録された住所を引っ張ってきたものが入っていると思います。
なので、必要ならばそれを修正します。
もし何も入力されていないようであれば、新規に登録します。
既存の情報を修正する場合
登録されている情報を修正する場合は、まず左側の修正したい行にマウスカーソルを乗せると色が少し変わるので、そこでクリックします。
一覧の一番右にある赤丸のゴミ箱をクリックすると、その情報が削除されるので気を付けてください。
一覧をクリックすると、クリックした情報の明細が右側に表示されます。
あとはそれを修正してから右上の緑色の「修正」ボタンをクリックすれば、修正した情報が登録されます。
ここで気をつけるべきは、電話番号です。
ここのチェックが過剰に厳しいようで、「+81-」とか「81-90-」とかで入力するとエラーになります。
国番号は除いて、ゼロから始まる「090-xxxx-xxxx」とか「03-xxxx-xxxx」とかの形式ならば通るようです。
その他、黄色の「*」が入っている項目は入力必須なので、そこは全部入力してください。
新規に登録する場合
新規に登録する場合は、左側の一覧をクリックしない状態で右側に情報を入力していきます。
もし一覧をクリックして右側に明細が表示されている状態だったならば、「発送元追加+」ボタンをクリックすれば、一覧の選択が解除されて新規に入力できる状態になります。
あとの入力についての注意事項は、上の修正で書いたものと同じです。
入力が終わると、修正の際に「修正」となっていたボタンは「保存」となっているので、それをクリックすれば入力内容が登録されます。
税関情報
税関情報とは、アイテム名、重量、金額、原産国です。
これは別に登録しなくても構いません。
でも情報を登録しておけば、マウスで選択するだけで情報を一気に入力できるようになります。
同じような商品を何度も発送している場合には、こちらに登録しておく方が作業が楽になります。
こちらの画面も発送元の登録と同じで、左側の一覧を選択してから右に詳細を入力すれば修正になります。
一覧を選択していない状態(もしくは一覧を選択した状態から「税関情報追加+」のボタンをクリックして選択を解除した状態)で右側に詳細を入力すれば、新規追加になります。
ここで入力した情報を実際の発送の際に選択しても、商品名や重量、金額、原産国個々の情報はそれぞれ修正可能なので、一個一個全部微妙に違う場合もこちらに登録しておくことをおすすめします。
僕は中古品を取り扱っているので、ジャンルは一括りにできても商品が全部別になります。
その場合でもこちらに登録しています。
発送時には、マウスで選択した後に、アイテム名に管理番号を付け足したり、重量や金額を修正したりという使い方をしています。
発送詳細
こちらは、普段どの方法を使うかというのを登録しておきます。
デフォルトではEMSになっていたと思いますが、自分は毎回国際eパケットを使うからという事で毎回修正するのも面倒なので、ここでeパケットと登録しておくことでその手間がなくなります。
送り状の印刷
ここからが普段使いのところです。
改めて、ラベル印刷の画面です。
商品が売れていてかつ未発送のものがあれば、eBayからこちらに明細が取り込まれます。
その情報がなければ、明細は表示されません。
大まかな流れは、ここの税関情報、発送詳細、発送元をそれぞれ入力してから、最後に「ラベル発行」ボタンを押して日本郵便のラベルをPDFファイルで出力するという事になります。
まず税関情報を入力します。
それぞれを手入力しても構いません。
上で税関情報を登録した場合は、アイテム名の右にあるをクリックすることで、登録した税関情報を呼び出すことができます。
ここで登録したい情報を選択してから「適用」ボタンをクリックすれば、その情報がラベル印刷の明細に出力されます。
出力された後は、その情報を適宜修正してください。
また、ラベル印刷の明細にチェックを入れた状態で「一括税関登録」ボタンをクリックすると、チェックを入れた明細の税関情報を一括で入力することもできます。
アイテム名のプルダウンで、あらかじめ登録してある税関情報を選択します。
あとは、発送詳細(発送方法)と発送元をそれぞれ選択して、入力は終了になります。
入力が終わったら、明細の左側にチェックを入れてから、「ラベル発行」ボタンをクリックすることで、その明細の送り状がPDFでダウンロードされます。
ここで複数行を選択してから「ラベル発行」をすると、全明細が1つのPDFファイルにまとめて出力されてしまいます。
僕は発送先毎にPDFファイルを保存しておきたいので、1つずつチェックを入れては「ラベル発行」ボタンを押して、というのを繰り返しています。
発送が完了したら
送り状を出力しただけだと、「発送待ち」というステータスになっています。
このままだと、eBayの方は何も変わりません。
Shipping Toolの方の明細を「発送完了」にすることで、Tracking NumberがeBayの方に連携されます。
左上の左から2番目の「発送待ち」と書かれているところをクリックすると、今現在発送待ちのステータスになっているものの一覧が表示されます。
発送が完了したら、一番左にチェックを入れてから「発送完了」ボタンをクリックします。
発送後の作業はこれだけです。
これでTracking NumberがeBayの方に連携されて、eBayの方でもShippedの状態になります。
eBayの方で、Tracking Numberをコピペしたりする必要がないので、これも便利な機能です。
僕はしばらくは、送り状にInvoiceも同封するようにしていたので国際郵便マイページサービスを使っていましたが、それがあまり意味ないように感じるようになってからはShipping Toolを使うようになりました。
そして一度こちらに慣れると、国際郵便マイページサービスがどれだけ面倒だったかというのが分かります。
国際郵便マイページサービス以前は送り状を手作業で作っていたので、さらに手間がかかっていたのだと思いますが。
便利なものは使わなければ損です。
ぜひ使って作業を軽減してください。