発送量が増えてきたら梱包作業がブレーキになるのでその対策

物販は肉体労働です。一般的には売上が増えれば増えるほど、作業量もそれに比例して増えていくことになります。

特に問題なのが梱包作業です。

梱包作業を考える

梱包作業とは、売れた商品を袋詰めや箱詰めして発送できる状態にする事です。んな事分かっとるわいというツッコミが聞こえてきそうですがｗ。

梱包作業そのものは利益に直接つながるものではありません。むしろ、かかる時間や費用をどれだけ削れるかを考えなければならない、いわゆるコストセンターの作業になります。

発送量が増えてくると、このコストもそれに比例して増えてきます。そしてプロフィットセンターの作業、つまり利益に直接つながる仕入れや出品の作業に割ける時間が削られていくことになります。

これが物販の作業全体にとってのブレーキとなり、売上がそれ以上伸び悩むという事になります。非常に由々しき問題です。

自転車がゆっくり走るうちは前から吹いてくる風も大した抵抗にならないのが、スピードが上がるにつれて空気抵抗もどんどん大きくなり、スピードがあるところで頭打ちになるのと似たような感じです。

僕も前に一度フィーバー状態になり、毎日10件以上とか売れたことがありました。そのおかげで梱包作業にかなりの時間を費やすようになり、その間はほとんど出品ができませんでした。

そのおかげでフィーバーも一過性のものとなり、また売上が落ち着いてきて再び出品作業に時間を割けるようになったという事がありました。

梱包はPC上で作業できるものではないので、なかなか自動化できるものではありません。

毎日数千とか数万とか梱包しなければならないのであれば、機械を導入するのもありでしょう。しかしせいぜい数十個の梱包のためにそのようなことをするのは、現実的ではありません。

ということで、現実的な対策として以下の2つを提案してみます。

これは、頭を使うことなくできる対策です。

特に家族で手伝ってくれる人がいるのであれば、作業が発生したときだけスポットでやってもらうとかが比較的簡単にできます。

外注を頼むのもありですが、向こうからこちらに来てもらうか、発送する荷物を外注さんに送るかなど、何らかの輸送コストが発生します。あと当然ですが、外注さんに払うお給料もです。

人件費をかける前に、まずこれを考えるべきです。

常に「もっと簡単に作業を済ませられる方法はないか」というのを考えるようにすると、何かしらのアイデアが出てくるでしょう。

僕もそれを考えながら作業を行い続けて約３年、そこそこの効率化は出来ているつもりでした。しかしまだ改善できる部分があるというのを、コミュニティの参加者さんから教えてもらうことが出来ました。

それがクッション封筒です。

僕は今まで、商品をプチプチで巻き、それを茶封筒に入れるという梱包を行っていました。

つい先日、eBay Player’s Guild参加者のOZさん（このブログによくコメント頂いています）から、クッション封筒をオススメされて、とりあえずお試しで１００枚購入してみました。

改めて梱包資材の費用を考えてみると、茶封筒1枚約5円と、商品1個巻くのに必要なプチプチが約10円で、合計15円かかっていました。

一方クッション封筒は、300枚とかまとめ買いすれば1枚あたり20円ぐらいです。（今回はお試し100枚で単価30円ぐらいでした）

その差約5円です。

この5円で作業時間を2分短縮できるとして、60分短縮するのにかかる費用は

5 × (60 ÷ 2) ＝ 150円

です。仮にプチプチで巻いて茶封筒に入れる作業を他人に任せたとして、その人に時給1,000円ぐらい払うことを想定したら、このクッション封筒を導入しない手はないでしょう。

という事で費用的には完全にGOなのですが、この封筒で梱包の品質は大丈夫なのかというところをテストしたくて少量での購入にしてみました。

誰でもすぐに気づきそうなものですが、以前100円ショップでクッション封筒を1枚100円で購入したことがあり、高いものだと思ってすっかり除外してしまっていました。自分もまだ考えが足りませんでした。「ぼーっと生きてんじゃねぇよ！」とチコちゃんに叱られてしまいますｗ

出品ツールは、日時を指定した予約出品までできるようになりました。

それまではたくさん出品する日もあれば休む日もあったのが、データベースをバッファとして毎日一定数出品できるようになりました。今の僕の作業は、データベースからデータが枯渇しないようにせっせとデータを流し込むだけです。

来週末から1週間ほど旅行に行く予定なのですが、旅行中も出品だけは毎日するようにしようかとか考えています。発送はできなくなるのでVacation設定はしますが。