まずは100個中5個も売れれば仕入金額はペイするようなものを

100個中5個しか売れないというのは、言ってしまえば5勝95敗です。

どうでしょう。こんなもの仕入れたくないと思うでしょうか?

でもこのわずかな勝ち数でもプラスにすることは可能です。というかむしろ、こういうところを狙う方がかんたんにプラスにできます。

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小さく負けて大きく勝つ

仕入単価が100円で、1個あたりの販売価格が3,000円だったらどうでしょう。

100個の仕入価格は10,000円です。一方、売れた5個の売上は3,000 × 5 = 15,000円です。

これでトータル5,000円のプラスになります。しかも売れ残った95個はもう終わりではなく、2ヶ月3ヶ月と置いておけばさらに何個か売れることでしょう。

それ以上の期間売れなかったものについては、1個3,000円では売れなくても10個や20個まとめて3,000円だったら売れるかもしれないし、10個1,000円だったら売れるかもしれません。

とてもざっくりとした仮定ですが、100個中5個はそれぞれ単価3,000円で売れて、あとはセットで5個3,000円、10個3,000円、20個1,000円、残り60個は廃棄とします。その場合のトータルの売上は

3,000 × 5 + 3,000 + 3,000 + 1,000 = 22,000円

です。ここから仕入価格10,000円を引いた利益は12,000円です。こんな感じで最後は勝つというのは意外と難しくないです。ちなみにこの場合の利益率は

12,000 ÷ 22,000 = 54.55%

です。手数料や送料など全く入っていませんが、まあまあの高利益率だと思いませんか。

「古着屋さん理論」と勝手に命名します

例えば古着屋さんに古着が1着置いてあったとして、それがお店に入ってくれたお客さんに気に入ってもらえる確率は極めて低いです。ところが100着あれば、そのお客さんが気にいるものがその中にある確率は100倍になります。

100着ある中にお客さんが1人入ってくれたら、その中の1着を気に入ってくれるとします。これと同じ確率だったとすれば、1着しか置いていない古着屋さんならば100人を呼んでくる必要があります。

100着並べるのと100人を呼んでくるのとで、どっちが楽ですか?というだけの事です。仕入価格にもよりますが、多くの場合は後者が圧倒的に楽でしょう。

そして1,000着並べれば10人が、10,000着並べれば100人がその中の服を気に入ってくれます。

これを今「古着屋さん理論」と勝手に命名しましたw

eBayのSold listingsなどでよく売れているようなジャンルを見つけて、同じジャンルの商品を自分で2~3個出品してみたところがなかなか売れないというのはよくあることです。

自分のアカウント評価がまだ少ないだとか、経験が少ないから上手に出品できていないとか、そういう理由もまあ多少はあるでしょう。ただ多くの場合、出品数が少ないから売れるまでに時間がかかるというだけだったりします。

売れるジャンルを見つけたらたくさん出してみるといいかも

100戦100勝しないとトータルでマイナスになってしまうならば、僕でも勝つことはほぼ不可能です。大体完璧なところを目指すのは膨大なエネルギーが必要で、費用対効果でも全く割に合いません。

それよりは100戦50勝ぐらいのところ、さらには100戦10勝ぐらいでもトータルでプラスになるようなところを目指す方がずっと楽です。

仕入れたものは全て売り捌かなければならないと考えるよりも、100個中10個売れればいいやぐらいに考える方が気持ちも楽に仕入れできるし、そして実際に売れやすくもなります。こんなところを狙ってみるのもいかがでしょうか。

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