ネット物販で輸出をやっている人には一般に「SAL便」とか「eパケット」とか言われている、小型包装物という日本郵便のサービスについて、送ることができる最大サイズについてまとめてみます。
条件は日本郵便のサイトに出ています
以下に日本郵便のサイトへのリンクを貼っておきます。
小型包装物で送ることができるものの条件
以下、条件をまとめてみます。
重量は最大2kgまで
これはよく知られていると思います。
ただし印刷物については、特定の国を除いて最大5kgまで送ることができます。
この重量を超えると、EMSか国際小包かでしか送ることができません。
3辺の合計が最大90cmまで
これもよく知られていると思います。
ところが日本郵便のサイトを見てみると、
長さ+幅+厚さ=90cm
(許容差 2mm)
と書かれています。
つまり、厳密には90.2cmまで行けるという事ですね。
1辺の最大は60cmまで
これは意外と知られていないと思います。
郵便局員も知らないようで、一度集荷で持って行ってもらった後に電話がかかってきて60cmを超えているから送れないと言われたことがありました。
これについても、
ただし、長さの最大は60cm
(許容差 2mm)
と書かれているので、厳密には60.2cmまで大丈夫ということになります。
細長いものは上記の制限に当てはまらない
これについては僕も知りませんでしたが、巻物(筒状のもの)はもっと長くても大丈夫です。
具体的には以下のとおりです。
1.長さは最大90cmまで
巻物になると、長さの制限がここまでになります。
細長いものを送る場合には、利用できる幅が広がるので便利です。
これについても2mmまでの誤差が許されているので、厳密には90.2cmまでという事になります。
2.長さ+直径の2倍=104cm
直径の2倍などという数字が出てきてちょっと複雑な条件です。
直径がどのような条件になるかという式に書き換えると、以下のようになります。
直径 = (104cm - 長さ(cm)) ÷ 2
という事で、以下に例を示してみます。
例1.長さが62cmの場合
直径の最大は、(104 - 62) ÷ 2 = 21cm になります。
例2.長さが90cmの場合
直径の最大は、(104 - 90) ÷ 2 = 7cm になります。
この条件についても2mmまでの誤差が許されています。
なので、上に挙げた式の104を104.2に置き換えてから計算し直して、長さがピッタリの場合に直径については例1の場合で21.1cm、例2の場合で7.1cmまで大丈夫という事です。
国際郵便サービスについて自分で知識をつけましょう
なんとも頼りないことに、郵便局員の多くはこのあたりの事に詳しくありません。
あなた方の会社のサービスなんだからしっかり勉強しておけと言いたくなるかもしれませんが、他人にどうこうしてもらうより自分で勉強して知識を身につける方が早いです。
なので、このあたりはしっかり勉強しておくといいと思います。