まだ咳が止まらずに苦しんでいます。
咳だけならばまだしも、これがきっかけになってしゃっくりが始まることも多く、もうヘロヘロです。
おかげであらゆる作業が全然進んでいません。
昨日あたりは、吸い込んだ息が喉を刺激して咳が出るせいで、浅い呼吸しかできないという状態でした。
マスクをして水蒸気を含んだ空気を吸い込むことで、これは幾分かは解消されました。
目の前には空気がいくらでもあるのに、これを好きなように吸い込めないというのはなかなか辛いです。
じゃあ酸素濃度が40%ぐらいの空気を吸えば浅い呼吸でも楽になるのかとかアホなことを考えたりしましたが、濃度の調整を間違えると死ぬ可能性もあるのでやるべきではないです。
ということで今日は物販やビジネスなどとは全く関係のない、ここ最近の時事ネタについて書いてみます。
友人のTOSHIYUKIさんのように時事ネタからビジネスの話に繋げてみようと思いましたが、繋がらないまま終わるかもしれません(笑)。
女系天皇とは
まず女系天皇とは何なのかについてです。
皇室典範の第一条には、次のように記されています。
皇位は、皇統に属する男系の男子が、これを継承する。
男系とは何かですが、父親を辿っていくと初代の神武天皇にまで辿り着くという継承の方法です。
今の天皇陛下のお父様は昭和天皇、そのお父様は大正天皇、そのお父様は明治天皇、孝明天皇、仁孝天皇、光格天皇・・・と父親を辿っていくと、初代の神武天皇にまで行き着きます。
今までに女性天皇も何人かいましたが、その父親の父親の父親の・・・と辿っていってもやっぱり必ず神武天皇にまで行き着きます。
これが男系ですね。
ちなみに今の皇室典範では「男系の”男子”」が継承することとなっているので、女性が天皇になることはありません。
という事で、男系とは何かが分かって頂けたかと思います。
次に女系についてです。
今の話を考えると、女系とは母親を辿っていくと初代にまで辿り着くという継承になります。
仮に愛子内親王殿下が皇位に付いたならば、お父様は皇太子殿下になるので男系の女子という事になります。
そして愛子内親王殿下のお子様が皇位に付いたならば、これは世間一般で「女系」と言われています。
しかし、ここに何か違和感を感じないでしょうか。
父親を辿れば初代に行き着くのが男系ならば、母親を辿れば初代に行き着くのが女系です。
愛子内親王殿下のお子様を起点として、母親の母親の母親の・・・と辿っていくと、もう神武天皇ではない全くの別人に辿り着きます。
神武天皇に辿り着くためには、母親の父親の父親の父親の・・・と辿っていく必要があります。
よく世間では女系天皇と言われますが、これは全くのウソです。
最早男系でもなければ女系でもない、我々一般人と大して違わない人間が皇位に付くという事になります。
この議論は、男系か女系かの二択ではなくて、男系継承を続けるかやめるかの二択になるというのが正確なところです。
仮に女系天皇というのであれば、新たに皇位に付いた天皇を初代として、以降女系継承を続けて行くべきという事になります。
まあこれをやってしまうと、日本ではない別の国を始めるという事になりますが。
皇室の弱体化を目論む人たちは、これを女系と言い換えることで、女系天皇反対とは女性差別なのか!という方向に話を持っていきたいのでしょう。
この事について、国連の女子差別撤廃委員会が何か言ってきたことがありましたが、余計なお世話というものです。
そもそも今の国連は、国際組織として全く機能していないどころか、権威を政治利用するための道具でしかない組織に成り下がっています。
大体、常任理事国に敵対する国同士が入っているので、何事を決めようにもどちらかが拒否権を発動して全く何も決めることができません。
僕もかつては日本を常任理事国にして欲しいと思っていましたが、今はむしろ脱退してもいいんじゃないのぐらいに思っています。
ただ、国際連盟の脱退から第二次世界大戦へと進んだ過去に鑑み、加盟国として名前は残しつつ分担金の支払いを停止するぐらいがちょうどいいところかと思います。
いわゆる「女系天皇」は皇位継承問題の解決になるか
最近は、女系天皇と直接言うのではなく女性宮家として、女性の皇族が結婚後も皇室に残すという議論になっています。
僕はこれも、将来の女系天皇への布石として見ているので反対です。
そもそもですが、天皇陛下が行う公務と、その他皇族が行う公務は別であると聞いています。
なので女性宮家を創設したところで、天皇陛下の負担が軽減されることにはなりません。
それに譲位の話が進んでいるので、これで今上陛下がお年で負担が大きいという問題は全て解決です。
なのに、譲位の特例法について参議院の憲法審査会を開く条件が、女系天皇や女性宮家を議論することって何言っとるんだという感じです。
さて、女系天皇が皇位継承問題の解決になるかについてです。
僕の考えは上でも書いたとおりに、これは何の解決にもならないというスタンスです。
ここで唐突に物販の話を出しますが、例えば出品していたカメラが売れたけど、発送できる商品がない、どうしようとなったとします。
じゃあとりあえずそこのフィギュアでも送っておけという事をしたらどうでしょうか。
とりあえず「支払いをしてくれたお客様に商品を発送する」という体裁だけは保てますが、はっきり言って何の解決にもなっていません。
それよりも、まだ他に打てる手段はあるでしょう。
例えば同じ商品を何とか探してみるとか、それが見つからなかったとしても類似商品でいいかと訪ねてみるとか、ごめんなさいして返金するとかです。
それをやらずに形だけ保ったところで、何の意味もありません。
女系天皇や女性宮家の話もこの例と同じで、とりあえず継承さえすれば中身は何でもいいというように僕には見えます。
日本の天皇がなぜ尊いかと言うと、2000年以上(日本の正史である日本書紀によれば2677年)も男系継承を続けてきたという点にあります。
これを変えてしまったら、尊さがなくなってしまいます。
それよりも、もっと他に打てる手はあるでしょうと。
僕が一番現実的であると考えているのは、GHQの占領下によって皇籍離脱させられた11宮家の皇籍復帰です。
もちろん一般人としての生活を謳歌している男系男子の方もいらっしゃるでしょうから、まずはご本人たちの希望を伺って、全員がNOと言った場合には次の手を考えるというのでいいのではないかと思います。
ビジネスとイデオロギー
ビジネスでうまくいっている人たちの多くは革新的な考えを持つ人ではないかと思います。
これは単純に、今の生活を変えたいと頑張ってきた人たちがビジネスでの成功者となっているので、当たらずとも遠からずぐらいな感じではないでしょうか。
自分自身も、どちらかと言うとやや革新的な考えではないかと思っています。
自己評価なので何とも言えませんが、不動産を買ってみたり会社を辞めてみたり(これは病気が原因でしたが)、他の人達よりは保守的な部分が幾分か少ないのではないかと思っています。
ただ、今のいわゆる左翼と呼ばれている人たちを見ると、支離滅裂で議論になっていないので、彼らを支持する気にはなれませんが。
ただ、だからと言って右翼と呼ばれている人たちに迎合する気もありません。
話に筋が通っているならば右でも左でも関係なく支持するという立場から、政治的なイデオロギーとしては自分は中道であると考えています。
今の生活を変えたいと思って一歩を踏み出せる勇気のある人が成功者になれるのであれば、変えなければならないところは変えるべきです。
ただ何でもかんでも変えればいいというものでもなくて、変えてはいけないところもあります。
日本の歴史においてはその1つが、皇室の話であると思っています。
ビジネスにおいて変えてはいけないところというのはすぐには思いつきませんが、例えばお客様に対して心からの対応をするというのは変えてはいけないところの1つと言えるでしょう。
恐らくビジネスにおいては、変えてはいけない部分よりも変えなければいけない部分の方が圧倒的に多いのでしょう。
そこを僕はいまいち踏ん切りが付けられていないので、成長が遅いというのもあるのかもしれません。
という事で結論のない締めになりましたが、皆様はどうお考えでしょうか。