英語を学習する目的は何か どのレベルまでの習得を目指すか

今日はeBayに限った話ではありません。全ての英語学習者に向けての話になります。

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英語はどこまで学習すべきか

僕もかつては、TOEIC900点超を目指して英語学習をしていました。実際、TOEICで900から950ぐらい取れてようやく英語の基礎が完成したと言えるでしょう。

基礎というのは高校入試で8割ぐらい取れるぐらいのレベル・・・ではないですよ。体験しやすいところだと、YouTubeで外国人が行っている英語学習の動画についていけるぐらいのレベルだと思っています。見てみると分かると思いますが、一般的な日本人が考えている基礎レベルとは全然違うでしょう。

さて現在の僕のレベルはと言うと、一番直近で受けたTOEICが去年の5月で700点でした。基礎の完成までまだまだ頑張る必要があるというところです。しかし今は、英語の学習を全く行っていません。「全く」と言うとちょっと語弊があるかもしれません。ryukahrさんnigahigaさんという方の動画を、ほぼ趣味として見ています。ちなみにnigahigaさんのチャンネルは、HIKAKINさんも真っ青の登録者2000万人超です。このように学習とは言えないような事をやっているぐらいで、英語学習本やら何やらを読んだり音読したりなどのいわゆる英語学習的なことは全く行っていません。

その程度の英語力ですが、eBayで商売を行う上で困ることはそんなにありません。翻訳サイトなどを使うこともありますが、基本的にはお客様からのメールを一通り理解して返事を書けるし、またあるバイヤーさんとはSkypeで通話したり、出品枠を増やすためにeBayカスタマーサービスに電話したりも何とかできています。

自分は今のレベルでとりあえず困ることはないので、学習を止めているというだけです。

英語を学習する目的は何か

英語学習を行うこととeBayで商売を行うことは、方向が違うなとある時点で気づきました。まあそりゃそうです。いくらお客様とのやり取りがスムーズになろうとカスタマーサービスに電話できるようになるという事と出品した商品が売れるという事は、ベクトルが全く異なります。そして商売を行うというのは商品なりサービスなりが売れなければ話になりません。

ただし、中学英語もろくすっぽ分からないけどeBayで商売をしたいという方にとっては、英語学習の延長線上に商売があるので、その人にとっては商売のために英語学習するというのが目的として成立しています。日本で商売するのに、日本語も英語も分からずスワヒリ語しか話せないとなると、相当厳しいであろう事と同じようなものです。まあ英語が使えたとしても、他の国ならいざしらず、日本で商売するならばやっぱり日本語が使えないと厳しいでしょうね。

僕は無責任に「eBayで商売するにあたって英語学習は必要ない」とまでは言いません。自分が実際に商売してみて特に不都合を感じないレベルで英語力を身につけていれば、それ以上の学習は商売するにあたっては意味がないと思います。英語が全く理解できないけど翻訳サイトがあれば不都合することないとか、翻訳者を雇っているいう人にとっては、学習する必要はないと言えるでしょう。

英語が好きだから学習する、というのはありでしょう。他人の趣味に対して「それは違う」なんて言う権利は誰にもありません。ただ、英語学習そのものを目的にしているけど学習が続かないとなれば、それは自分にとって本当にやりたいことなのかどうかというのを考えてみるといいかもしれません。

英語だけできても、これからの時代は意味がない

今、全く英語が分からない人でも、翻訳サイトなど使えばある程度の意味を把握することができ、そしてまた英語で発信することもできるようになっています。翻訳サイトの精度も今後AIの発達によってどんどん上がっていくでしょう。そうなれば、翻訳者もこれから仕事を失うという事になるかもしれません。

ただし、小説や映画の翻訳者というのはAIが発達しても消えないだろうと思っています。というのも、これらはただ意味が理解できればいいというものではなくて、その翻訳者なりの味付けが好まれているというものがあるだろうからです。

これからの時代を生きていくためには、英語に限らず機械的には絶対にできないであろう何かを身につける必要があるという事ですね。

ここからはおまけの話ですが、これからはそういう時代なのに、自分は英語だけできるから仕事ができる人間だと思っている人がいるようです。ある採用担当者が下記の4パターンの人を採用する優先順位は1→2→4→3だというのを聞いたことがあります。

1.仕事ができる、英語もできる人
2.仕事ができる、英語はできない人
3.仕事ができない、英語はできる人
4.仕事ができない、英語もできない人

1→2の順序で採用するのは言わずもがなです。3は、自分が英語ができるものだから仕事もできると勘違いして面倒くさい事が多いらしいです(笑)。それよりは4の方が、自分が仕事ができない人だと分かっていることが多いので、他人の話も謙虚に聞いてくれるということだったと思います。

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