自分の収入が分からない(個人事業主あるある?)

ここ最近、早すぎる早朝、とよりも最早夜中に目が覚めることが多かったです。

その理由は分かっていて、ここ最近暖かくなってきているのに対して布団がまだ厚いままで、それが原因で寝苦しくて目が覚めるというパターンでした。

それに気づいたので、昨日は一気に部屋を夏仕様に変えました。

まず、ダメ人間製造機?であるこたつを片付けました。
模様替えした今の部屋でこたつ布団を片付けたのは初めてで、程々にすっきりした部屋になりました。

あとは目的の、布団を薄くしました。
これで安眠が守られました・・・と言いたかった所ですが、そうは問屋がおろしませんでした。

昨日は夜9時過ぎぐらいに寝てしまい、しかし目当てのオークション終了が11時頃というのもあって、BidMachineに入札をセットしてからPCを起動したまま寝ました。
そのPCで音を切るのを忘れてしまい、2時頃に音が鳴って今日もまた早くに目が覚めてしまいました。

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早朝からお金の計算

そういう早起きしてしまった場合の時間の使い方です。

まず、ダラダラとネットサーフィンをするのは勿体ないです。
何となく睡眠時間が短くてぼーっとなっていることが多いので、結構よくやってしまうのですが。

かと言って部屋の明かりをつけて煌々とした状態でガッツリ作業をするというのも、何となく気分が乗りませんでした。

そこで考えたのが、最近疎かになっていたお金の計算です。

お金の計算は、いわゆるコストセンターの作業です。
利益を生み出さない作業になるので、どうしても後回しにしてしまいがちでした。
こういう作業は他人に任せてしまうのが一番いいのだと思いますが、収入が少ないと他人を使うこともできないので、自分でやるしかありません。

という事で、まずここ最近の金銭の動きを全て入力しました。
と言ってもこれは大した作業ではありません。

そしてもう一つの懸案事項であった、管理表に消費税の課税区分を追加するという作業も行いました。
前年度分に初めて消費税の確定申告を行い、そこでどういう集計をすればいいかというのが分かったので、後はそれにならったものを作るだけ済みました。

以上は、事業に関するところです。
そしてもう一つ、生活費についても家計簿に入出金を入力しました。

自分の収入はどれぐらいか

さて、今日のタイトルについてです。

会社員やパート、アルバイトなどの方ならば、毎月の給与明細で自分の収入がバッチリと分かります。
ところが個人事業主になると、恐らく多くの人が自分の収入を正確には把握していないだろうと思います。

普段からドンブリ勘定で行っているならばそんなに問題はないかもしれません。
ただ収入が少ないうちは、自分が自由に使えるお金がどれだけあるのかというのを把握していないと稼いだ以上に使ってしまって、気が付かないうちにジリ貧という事にもなりかねません。

元々僕はそんなに無駄遣いする方ではないと思っています。
しかしたまに趣味などでデカい出費を行うので、トータルだと無駄遣いをする人とあまり変わらないのかもしれません。

「かもしれません」というのがポイントで、自分の収入を正確に把握していないので、これがはっきり言えません。

個人事業主が自分の収入を把握できない理由を考えてみました。

1.給与明細がない

会社員ならば、毎月決まった日に、自分の作業に対する対価がまとめて銀行に入金されるなどします。
これによって、収入がはっきりと分かります。

これに対して個人事業主は、日々の仕事の中で収入と支出を繰り返していきます。
一個一個足していくとそれが収入になるのですが、その作業にもそれなりの負荷がかかるので、あまり頻繁に計算するものではありません。

という事で、これが原因の1つ目です。

2.生活費と事業のお金の境目が曖昧

1つ目の原因に拍車をかけているのが、これです。

会社員が、手取り30万円あって、自分の財布から1万円のものを買ったけどこれは仕事に関するものだから経費で、実際の収入は29万円・・・なんて事はあり得ません。
30万円だったらそれがもう収入であって、後は何を買おうが経費ではなくて生活費です。

こう書くと、会社員は仕事に関するものも自分で支払わないといけないから、その分の所得税は払い損じゃないかと思われるかもしれません。
それを解消するために、生活費のうち38万円分は仕事のために使っているだろうからその分を所得税の課税対象から控除しておきますという制度があります。

個人事業主だと、生活費の財布から事業に関するものを購入するという事が少なからずあります。
会計処理上では、勘定科目が「事業主借」になる部分です。

まずこれが、分かりにくくなる部分です。

外で買い物をしたとかだと、事業用と生活用でレシートを分けてもらうとかすれば、まだ何とかまとめられます。

しかし、はっきりと分けた証拠が残るものばかりではありません。
例えば、自宅を仕事場にしている場合の家賃です。
家賃支払い分のうち、仕事には30%、生活には70%それぞれ使っていると決めて、その分を生活費と事業経費に振り分けるという事を行います。

例えば家賃が5万円だったとして、収入が30万円の会社員ならば家賃がいくらだろうと収入は30万円のままです。

これが個人事業主になると、家賃のうち15,000円は事業経費で、35,000円は生活費となります。
収入が30万円だったならばそこから15,000円を引いて、285,000円が所得となり、これがいわゆる会社員にとっての収入という事になります。
こういうのが月に何件もあって、しかも収入もバラバラと入ってくるので分からなくなり、結果的に自分の収入がどれだけなのかというのも分からなくなります。

個人事業主にとっての収入とは

お金の動きについてまとめると、以下のようになります。

最終的に(①+③)-(②+④)がプラスになれば、収支が黒字になります。

しかし事業の会計で把握されるべきものは、①②⑤⑥の4つだけです。
生活費の方でどんな収入や支出があろうが、それらは決算書には記載されません。

ところで事業における所得は、①-②として計算されます。
⑤と⑥は損益には関係ありませんが、資産の増減には関係してきます。

この①-②を会社員のお給料と同じものであると見なせば、あとはそれに+③-④すれば収支が分かります。

しかし、事業所得と③④だけを家計簿に記載していたら、生活費の財布との整合性が取れなくなります。
なぜならば、収入がお給料だけの人の場合には存在しない⑤と⑥があるからです。

今の家計簿がイマイチよく分からないものになっていて、どうやってまとめれば分かりやすくなるかと考えながら今日の記事を書いてみました。
そして気づいたのですが、貸借対照表と損益計算書をごっちゃに考えようとしていた気がします。

それに気づけたところで、家計簿のまとめ方を改めて考えてみます。

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