Wi-Fi機能付きSDカードを使った出品作業時短術

先日、こちらのSDカードを購入しました。

前にEye-Fiというブランドがあったようですがこちらはすでに生産終了しているようで、今はプレミア価格になっています。

という事で、今一番売れているらしいTOSHIBAのFlashAirを買いました。
W-03というのが、現時点での最新バージョンのようです。

パッケージはこんな感じです。

バリバリChineseですが、商品自体は日本製です。

レビューに「説明書は英語と中国語」とあった気がするのですが、英語ならば何となく意味が分かるから大丈夫だと思って買ってみたら、説明書は中国語のみで全く読めませんでした。
ただ設定方法等はネットにいくらでも出ているので、困ることはありませんでした。

これの前に同じモデルの32GBのを買いましたが見事に詐欺に遭いまして(笑)、そちらは返品と返金が済んでいます。
その時の話はこちらから。

Amazonで詐欺に遭いました

標準の転送方法だと、ブラウザで開いてから写真を1枚ずつダウンロードするしかないようです。
これだと手間がかかって仕方がないので、わざわざWi-Fiにする意味がありません。

ところがこちらのSDカード、APIだかSDKだかが公開されているようで、個人でダウンロードソフトを開発することができるようになっています。
この個人作成ソフトの中で一括ダウンロードできるものがあり、それを使うと作業が楽になります。

という事で、SDカードの設定と僕が使っているダウンロードツールをこちらのエントリーで紹介します。

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環境の確認

まず大前提として、自宅に無線LANの親機が必要です。

これがなかったとしてもPCが無線LANに対応していれば使えないことはないのですが、その場合は接続が面倒になって、このSDカードを導入する意味があまりなくなってしまいます。

今回の目的は、無線でファイル転送ができれば何でもいいというわけではなくて、あくまで無線接続によるファイル転送で作業を効率化することです。

ただ、今日び自宅に無線LAN環境がないという事は、少なくともこのブログを見てくれている方ならばあまりない気がするので、これについてはあまり問題ではないかもしれません。

あと、PCそのものに無線機能は必要ありません。
僕の作業PCは有線接続のデスクトップですが、インターネットとPCの間に無線LANルータを挟んでいて、このSDカードはそこに接続するようにしました。

SDカードの設定

このSDカードは買ってすぐに使えるわけではありません。
自宅の無線LAN機器に接続しなければならないので、その設定が必要になります。

設定ツールは下のリンクから、サイト右側の「設定ソフトウェア」をクリックしてください。

http://www.toshiba-personalstorage.net/product/flashair/index_j.htm

インストールの手順は省きます。

まずSDカードをカードリーダー等でPCに直接接続してから、設定ソフトウェアを起動します。
起動するとこんな画面が出ます。

この画面が出ない場合はちゃんと差し込めていない等の問題があるので、そのあたりを確認してみてください。

こちらで使うのは、一番上の「ネットワーク設定」だけです。
その画面がこちらです。

これがよく分かりませんが、要するに上の「FlashAirへの接続設定」はFlashAirを無線LAN親機として接続する際の設定で、下の「インターネット同時接続機能を有効にする」は無線LAN子機として接続する際の設定です。

上の方だけ設定すると、SDカードと無線接続するにはPCに無線機能が必要になり、さらにSDカード接続中はPCがインターネットから切り離されるという、非常に面倒臭い接続方法になります。
これを使う場合は、外出先でデジカメからスマホに写真を転送したいという場合など、近くに無線LAN親機がない場合のみにした方がいいです。

という事で、自宅で使う場合には必ず下の方も設定します。
こちらに入力するのは、自宅にある無線LAN親機のSSIDとパスワードです。
これを入力した後に「適用」ボタンを押せば完了です。

設定ができたら、無線接続できるようになったか確認します。
PCから外したSDカードを今度はデジカメに差し込み、デジカメの電源を入れてから何枚か写真を撮ってみます。
その後デジカメの電源は入れたまま、お使いのインターネットブラウザでURLに

http://flashair/

と入れてからEnterを押してみてください。
次のような画面が表示されたらOKです。

このフォルダの中を進んでいくと、写真を見ることができます。

あとはこちらから1枚ずつダウンロードすれば、とりあえず無線接続でのファイル転送が可能となります。
ただこれだと全く効率化にならないどころか却って面倒臭いだけなので、これにもう一手間かけます。

親機の方でMACアドレスによるアクセス制限等の設定がされている場合は、SDカード側でどんな設定をしても接続できないので、もしどうしても接続できないような場合はそちらも確認してみてください。

一括転送ソフトの設定

ここからは個人の方が作成した一括ダウンロードツールの設定を行います。
ソフトウェアの一覧は、下記URLを見て下さい。

https://flashair-developers.com/ja/application/showcase/

僕のPCはWindowsですが、この中のSnowyというやつが使いやすそうだったので、これを使っています。
さすがに自動転送とまでは行きませんが、ボタン一つで写真を全部転送してくれるのでかなり使いやすいです。

まず上のURLからSnowyのファイルをダウンロードします。
これは解凍するだけでよくて、インストールは必要ありません。

適当な場所に解凍したら、SnowyImageCopy.exeをダブルクリックします。

こちらがメイン画面になります。
初回だけ右上の「オプション」をクリックして、設定を行います。

FlashAirアドレスに「http://flashair/」、ローカルフォルダーに写真を転送する先のフォルダを指定します。

以上で設定は全て終了です。
あとはバリバリ撮影してPCに取り込むだけです。

使い方

手順だけ箇条書きで書いていきます。

1.デジカメで写真を撮影する。

2.撮影が終わったら、デジカメの電源を入れたままSnowy(SnowyImageCopy.exe)を起動する。

3.画面右上の「チェック&コピー」をクリックすると、SDカード内に新しい写真があるかどうかをチェックして、新しいもののみをPCに転送してくれる。

こちらは転送中の画面です。

以上です。

カメラをUSBケーブルでPCに接続するという手間がなくなるので、非常に楽になります。

新品ならば同じ写真を使いまわすことができますが、中古品の場合は1つずつ撮影しなければなりません。

一度撮影したものをPCで確認して、ここの傷はもうちょっとハッキリさせたいから撮り直すとかいう事もあります。
そういう場合に、いちいちデジカメを線で繋いだり外したりの手間が全くかからなくなるので、非常に便利です。

もし興味があるならば、使ってみてください。

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